初手は77龍の一手。87合、同と、で、合駒が桂以外なら(98香、88銀、53角など)打って簡単。
77龍、87桂合、同と、同金、89桂、96玉、の6手サイクル、「Ga−La合−同Lb−同Gb−Lc打−玉」型の趣向で上に送っていきます。
93玉まで追って73龍とすると、桂は品切れ。やむを得ない83角合に対し、同と、同金、82角、92玉、ここまでくれば83龍の龍切りは見えてくるところ。同玉、84歩、同玉、74金と打って、桂のレールを使った金追い趣向が始まります。
最初の趣向で発生した4枚の桂を金追いできれいに消して、最後は82の角もしっかり使って収束します。
オリジナルの作品は、92玉型から始まる1往復半の趣向。残念ながら序の趣向で早詰がありました。
- 小峰耕希さん:
- 協力詰創作直後に、久し振りの長編趣向を解いたら全然手が読めませんでした(^^;)
そんな訳で盤上の駒を動かしながら鑑賞したのですが、合駒の意味付けがわかりやすかったのと、盤面を大きく使った構想で、楽しく詰める事が出来ました。
- 神崎健二七段:(ある棋士の日常 2005年9月15日より)
- 入り口が狭くて、楽しめる作品。
初心者〜中級のかたは、駒を動かしながら解くのもなかなか良いかもしれない。
また、もし解けなくとも、解答発表後、正解手順を動かして鑑賞するのも楽しいことと思う。
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