木目1

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第6章 合しながら (11)
桂合しながら その4
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いかにも趣向詰らしいきれいな配置。31手。

くるくる No.171

オリジナルの作品を鑑賞する

初手は83飛成の一手ですが、合駒は? 82歩合なら、92銀、71玉、74龍、同銀、62金まで。 そこで、74龍を退路を空けながら取れる82桂合が正解。 桂合をされると、92銀、71玉に74龍と取れないので、61と、と捨てて次の63の銀を取りに行きます。 以下、この6手のパターンを繰り返して、右辺に追い詰めて収束します。

「G−La合−Lb打−玉−Lc−同玉」型の送り趣向でした。

オリジナルの作品は、この趣向のあと、大駒4枚の大捌き。 合わせてご鑑賞ください。

小峰耕希さん:
昨日解きました。 前回に続き、桂合の意味付けはすぐわかりましたが、170の相馬氏の作品よりも解後感は良くありませんでした。 捨駒が少ないせいかな?

解後感がいまいちなのは、趣向で使った駒がそのまま残るのも一つの要因でしょうか。
この趣向でできた舞台を利用して、もう1回別な趣向ができたらおもしろいかも。

木目1