木目1

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第6章 合しながら (9)
桂合しながら その2
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桂合のその1、いきなり高級な手筋でちょっと顰蹙だったかも。というわけで、その2はくるくるらしい楽しい問題を。詰棋界で最も忙しい男、柳田さんの作品より。21手。

くるくる No.169

オリジナルの作品を鑑賞する

単純に、93香、83香、73香、63香と並べると、51玉、55飛に54桂合で逃れ。 この桂合をさせないために、95飛、94桂合(81玉は82香、71玉、91飛成)、93香、81玉と、香打の前に飛で桂合をさせます。 こうしておけば、55飛のとき桂は品切れなので、銀合をするしかなくなく、取って詰み。

「G−La合−Lb打−玉」型の送り趣向でした。

原図は柳田明さんの作品。初形の大きな「コ」、対子配置、持駒香一色と遊び心満載の作品で、最初このまま出題したのですが、谷口翔太さんから初手95香でも詰む、との指摘があり、差し替えさせていただきました。 柳田さん、みなさんにはご迷惑をかけ、申し訳ありませんでした。

谷口翔太さん:
日曜日、朝食を終わって、おもちゃ箱を覗く。新題くるくる169を考える。初手は95飛、桂合、成る程、成る程。詰上げて、再度眺める。初手に95香打は、どうだろう? これもなんとか詰むみたい。早詰OR誤図なのか、それとも僕の間違いかな? そこで質問でーす。

くるくる169(原図)、ご指摘の通り初手95香でも(82角成でも)詰むようです。この形を見てうれしくなって、チェックを忘れてしまったらしい。ご指摘ありがとうございました。出題図を差し替えさせていただきました。

やなさん:
ありゃ? 余詰でしたか。なにしろ古〜い作品ですから(^^; 当時は通ってたようですね。
冬眠蛙さん:
だいぶ原図よりシンプルになりましたね〜。42歩はない方がいいかな、という気もするのですが…。(最後54飛の取扱が微妙そうなので…) なんにせよ、気軽に楽しめました。

42歩は置くかどうか迷ったのですが(置くと最終手余詰、置かないと変化同手数)、くるくるなので、作意を限定する意味で置くことにしました。

木目1