木目1

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第4章 お供を連れて (28)
竜と一緒に その2
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1局目のパターンは、江戸時代に既に出現しています。 収束はちょっと長いので暗算ではきびしいかもしれません。

くるくる No.139

オリジナルの作品を鑑賞する

前局と同じく「La打−同Ga−Gb−玉」型ですが、本局は馬追い部分も捨駒で実現しており、 古図式とは思えぬ洗練された趣向です。 オリジナルは九代大橋宗桂の舞玉8番。 収束も捨駒できれいに決まっています。

今川健一さん:
暇つぶしに、”サンキュウ”と詰めました。 原図は?、と博物館に直行。 これは便利。 対比して、アレンジ、駒配置の巧みさに感心。 お得意の大海ものですね。

本局のようなアレンジは以前からありましたが、収束に余詰あり、(置きたくない駒ですが)55とで修正したものです。

先日亡くなられた森田銀杏さんが、本局を入門向けにアレンジした作品を作られていますので、合わせて紹介しましょう。 社内報に掲載された作品と伺っています。 詰将棋の普及に尽力された銀杏さんを偲んで是非解いてみてください。

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