ここからしばらくは、G駒による追い(追いユニット)とL駒による送り(送り・打送り・捨送り・打捨送りの各ユニット)を組み合わせた趣向詰を紹介していきます。 G駒による追い趣向では、普通玉はG駒と同じ向きに移動するのですが、ちょっと脇にそれて、それをL駒の王手で本筋の位置に戻すバリエーションです。 最初は歩追いのバリエーション。 歩は弱い駒なので、追い趣向の中では歩追いは作例が少なく、L送りとの組み合わせも本局しか見つかりませんでした。 本局は G−玉−L打−同玉 のパターンで、「捨て絞り」趣向と呼ばれています。
くるくる No.68
この簡素な形で捨て絞り趣向を成立させ、さらにそのあと、戻しの金追い趣向が登場するとは、さすがですね。