木目1

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第2章 いろいろな追い趣向 (25)
飛の趣向 その3
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前に馬の回転追い趣向を紹介しましたが、飛や竜でも回転追いは可能です。 次の作品、最初は飛追いで回転して、途中で成って竜の回転追いになるおもしろい作品。

5五角、5四玉で飛追いが始まりますが、さて、4四飛と6四飛、どちらから打ちますか?

くるくる No.48

2手目から飛追い開始。
まず飛で1回転。 竜に成って2回転目。
3回転目で3六歩を取って、最後は歩を打って回転に終止符を打ちました。

最初4四飛と打って逆回転すると、3六歩が取れずに詰みません。
飛追いから竜追いに変わるおもしろい回転追い作品でした。

首さん:
なるほどこんな単純な仕掛けで、実に奥深い。 4回転するとは驚きもの。

仕掛けは歩1枚だけですものね。
こんな作品、TETSUも作りたいです。

首さん:
実は20年も前に、般若一族で図巧・無双の原理抽出図をたくさん作ったことを思い出しました。 序盤をカットし、収束も簡素化(単純化)。 今にして思えば図面をとっておけば良かった。

おお、何とか思い出して教えてください。

木目1