木目1

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第2章 いろいろな追い趣向 (6)
香の趣向 その1
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香の場合、「G−玉」型のG追いはできませんので、4枚使って送るしかありません。 実際の作例を探したら、ほとんどは「L打−玉」型で、打った香をあとから何らかの趣向で全部消すように演出している作品が多いようです。

実は「くるくる」のNo.15で、この型の香連打趣向が登場しています。 No.15では、金ノコ趣向で打った香がすべて消えました。

次の作品も、打った香は最後に見事全部消えてしまいます。
9手目逃げる手が変化同手数になるのが痛いキズですが、いじわるせずに同玉と取ってください (^^;

斜めの四香連打のルーツは無双73番で、これは竜追いで香4枚消す作品でした。 馬追いで消すのは黒川一郎さんの「浦島」(浪曼集30番)が最初の作品。

くるくる No.29

オリジナルの作品を鑑賞する

見事に4枚の香が全部消えました。 駒場さんの「朝霧」は、これを収束にした煙詰(詰将棋パラダイス1967年5月)です。

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