
解答(棋譜ファイル)
2025年の年賀詰
(橋本孝治 普通詰将棋作品集)
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◆1位 8 橋本孝治 18票
初形曲詰 横長の「巳」
山下誠 「まるで蛇のように長い「巳」から楽しく長い手順が始まる。」
ほっと 「変形朝霧趣向。うまく巳の字と組み合わせている。」
おかもと 「不要駒がないのはプラス評価。」
冬眠蛙 「ユーモアに1票」
利波偉 「新しい趣向か? 巧い」
小池正浩 「ありそうでない追い方で上半身がさっぱりと消えました。」
岩本修 「とぐろを巻いた長い巳」
作者 「打歩詰を絡めた捨て絞り趣向による横長の「巳」。
六段目の駒に意味を持たせるため序で桂を入手する構成にした。」
受賞コメントは2025年年賀詰展示室をごらんください。
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解答(棋譜ファイル)
今年もよろしくお願いします。
軽趣向好作選135
(冬眠蛙の冬眠日記)
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◆2位 30 冬眠蛙 17票
初形曲詰「R7」
山下誠 「この初形から金を翻弄する好手順が現れるのは驚き。」
ほっと 「送り趣向入りとはびっくり。」
冬眠蛙 「自作ですが…(汗)」
利波偉 「意表の趣向が出てビックリ」
小池正浩 「趣向風味で右側に行った玉が戻ってくるのですね。」
尾形充 「初形だけでは終わらないと思っていたけれどまさかの趣向!」
佐原義利 「流石!」
岩本修 「ヘビににらまれてもにらみ返す蛙。力作」
作者 「前半は龍と飛の効きを利用した玉方金をお供にする送り趣向です。
送る駒が銀・馬・角と異なるので初形からは少し意表だったようですが、有力な手段は少ないのでわかりやすいのではないでしょうか。
53龍まで追ったときに34歩〜22銀生が見えており簡単そうに見えますが、43角合と変えて34飛、同角とすれば逆王手となり、
23金とせざるを得ず、今度はお供なしで左辺に玉が逃げていきます。
71成香を取って74香と打ち、73歩中合に72香成〜74馬で収束します。
73龍に81玉でも82歩、91玉、93龍(71龍)で変同ですが、81玉に63馬も成立します。
また最終手余詰の小傷がありますが、全体的にうまく出来たつもりで、楽しんでもらえれば幸いです。」
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2025年も香龍会をよろしくお願いします
年賀詰 解答
(詰将棋の会合 香龍会)
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◆3位 34 岩本修 16票
立体曲詰 「he」→「bi」
山下誠 「立体曲詰「he」→「bi」とは奇想天外のアイデア。」
RINTARO 「この発想はなかったです。」
冬眠蛙 「毎年アイディアに感心。」
利波偉 「アイデア賞」
小池正浩 「3年前のTO→RAを思い出させる2文字の立体曲詰。」
尾形充 「ひねってきますね。」
新井大輔 「2文字→2文字がすごい」
作者 「初形「he」から詰上り「bi」の立体曲詰でした。
2022年の「TO」→「RA」 は大文字アルファベットの2文字→2文字でしたが、小文字2文字→小文字2文字はさらに珍しいかも。」
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年賀詰 (詰ナビ)
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◆4位 20 詰ナビのずんだもん 14票
あぶり出し「ミ」
山下誠 「なかなか詰上がりが見えずに苦労した。力のこもったあぶり出し「ミ」。」
ほっと 「解かせる気ないのだ。」
利波偉 「と金消去も入り上出来」
荒川貴道 「年賀詰というより本格詰」
小池正浩 「右下の手順を消す手順が鮮やかです。」
岩本修 「おミ事」
柳田明 「力作です」
竹中健一 「今回のベスト。収束まで見事。」
詰ナビの年賀詰で動画で詳しく解説されているので、ぜひごらんください。
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こまわんわーるど詰将棋 第8問
(がらくた)
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◆5位 43 Atsu 12票
あぶり出し「ミ」
山下誠 「7五桂からの収束手順は抜群の出来栄えのあぶり出し。」
ほっと 「濃い手順。」
冬眠蛙 「99飛が活躍するのが良い。」
荒川貴道 「ふしぎな手がいっぱい」
岩本修 「読みたくない手が続く。」
新井大輔 「小学生と聞いたので」
イラストレーターのあおいむゆさんの息子さん。
将棋世界の詰将棋創作キッズチャレンジで最優秀賞、優秀賞を受賞するなど大活躍されています。
これまでの作品はこまわんわーるど詰将棋で見ることができます。
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解答(棋譜ファイル)
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◆6位 11 斎藤仁士 「松喰虫」 10票
立体曲詰 松の木→幼虫の蛹(「1」)
冬眠蛙 「軽趣向からの炙り出し。」
利波偉 「軽趣向も入りよくできている」
岩本修 「松が枯れちゃった?」
柳田明 「詰上り面白い」
作者 「小さな穴からカミキリムシの卵が侵入して松の木を食い荒らし、最後幼虫の蛹で1の字完結となります。」
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解答(棋譜ファイル)
詰パラ2025年1月
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◆7位 2 TETSU 7票
実戦型の初形曲詰「7」、盤面七色図式、持駒7枚
おかもと 「初手強烈!」
冬眠蛙 「初手で十分なインパクト」
利波偉 「この形での13飛は発見」
小池正浩 「気の利いた初手。」
岩本修 「盤面、持駒と7づくし」
柳田明 「初手すごい」
作者 「実戦型曲詰シリーズ、盤面七色の「7」で持駒7枚。
初手が狙いの短打。 不安の残る形だが5枚の歩を活用してぴったり詰む。」
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詰パラ2025年1月
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◆8位 46 石川英樹 6票
初形曲詰「71」(令和7年1月)
荒川貴道 「歩詰問題ですね」
佐原義利 「あっさりもまたよし」
岩本修 「2071年の年賀詰?」
作者 「盤面71(令和7年1月)の曲詰です。」
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解答(棋譜ファイル)
詰パラ2025年1月
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◆9位 9 柳田明 「巳」年詰 5票
初形曲詰「巳」、25手
荒川貴道 「25手!」
岩本修 「みごとな捌き」
作者 「初形が巳年の「巳」になっています。
やや手数は長いですが、後半すいすい捌ける楽しい作品です。」
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『相馬康幸 Anthology』
No.135 No.136
(詰将棋マニアックス)
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◆9位 15 相馬康幸 5票
組局 初形曲詰 四金市松と四銀市松
山下誠 「純金と純銀の組局は華やかで正月にふさわしい。」
冬眠蛙 「どちらも楽しくて甲乙つけ難」
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新年の挨拶&年賀詰
2025 年賀詰 解答
(詰将棋考察ノート)
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◆9位 35 ほっと 5票
初形曲詰「巳」
利波偉 「綺麗な捌きに1票。」
岩本修 「途中玉が脱皮して逃げられそうなところをよく捕えました.」
柳田明 「意外な収束に」
作者 「今年は初形曲詰「巳」。 30手台。
例によって駒取りが多いですが、初形曲詰で「合駒動かし」が出てくるのは珍しいかも?」
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2025年賀詰
(mtmt@mtmtlife)
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◆9位 37 mtmt「評価値ディストピア」 5票
コンピュータ将棋ソフト(実戦モード)に図面を入力すると、おそらくは評価値マイナス2025前後。そこからでも勝ちはあるので、縁起がいいかもしれません(適当)。
山下誠 「超実践型初形の力作。 最後に逆王手も出てくる。」
冬眠蛙 「ある意味正月向き。」
利波偉 「とにかく驚いたの一言」
新井大輔 「藤井七冠に出題したい」
竹中健一 「実戦詰将棋としてはけっさく」
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解答(棋譜ファイル)
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◆9位 47 石川英樹 5票
立体曲詰「7」→「1」(令和7年1月)、11手
山下誠 「令和7年1月をシンプルにまとめた立体曲詰。」
岩本修 「令和71年の年賀詰?」
作者 「盤面7、詰上がり1(令和7年1月)のやさしい立体曲詰です。」
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2票 |
◆4 馬詰恒司
初形曲詰「R7」、ミニ煙
山下誠 「流れるように手が進んで、R7年にふさわしい見事な煙詰。」
◆22 須藤大輔
初形曲詰「7」
冬眠蛙 「カワイイ小品。」
早田弘之 「ホームページ」
◆24 田原宏
あぶり出し「巳」
山下誠 「この手順でこの字形のあぶり出しはさすが。」
◆25 田原宏
あぶり出し「R7」
山下誠 「この詰上がりは素晴らしい。」
◆32 やよい 「三保の松原」
歩一色持駒
山下誠 「金と成駒を斜めに並べながら進むきれいな趣向手順。」
◆F1 占魚亭 対面双方マキシ協力詰7手 持駒金桂・銀桂のツイン
都裸玉、あぶり出し「1」、7手
松澤成俊 「へんたいのきわみ(笑)」 |
1票 |
◆1 池田博
初形曲詰「7」、11手
荒川貴道 「不成がいい」
◆3 須藤大輔
初形曲詰「7」、7手
早田弘之 「いつもヤン詰解いてます」
◆12 塩野入清一
立体曲詰「7」→「7」、11手
◆18 八尋久晴
あぶり出し「ミ」
◆23 須藤大輔
初形曲詰「七」、7手
◆29 本間晨一「アルファニューメリック」
完全立体曲詰 B→8→0→C→E→e(巳)→0→8→e(巳)→8→A→8、11手
◆39 RINTARO 「昭和100年」
初形曲詰「100」
岩本修 「アイデアは100点」
◆41 利波偉 「蛇花火」 中級向け1
蛇花火のイメージ
岩本修 「にょろにょろ伸びますね。」
◆49 ovovo
あぶり出し「2025」、7手
金子清志 「アイディア面白い。」
◆F4 θ「蛇行」 協力自玉詰16手
へび年に因んで、へびっぽい動きを表現してみた
岩本修 「現実社会で蛇行運転シータらいけません。」
◆F5 xzg17 マキシ協力詰(Snake王使用) 19手
Snake王
◆F6 山口成夫 中将棋の協力詰 37手
初形曲詰 ヘビ、単騎詰
◆F7 たくぼん 強欲協力詰 31手
初形曲詰「巳」、ミニ煙
冬眠蛙 「毎年楽しみにしてます。」
◆F8 たくぼん 強欲協力自玉詰 38手
初形曲詰「ヘビ」、ミニ煙
岩本修 「この大きさはニシキヘビか。」 |
0票 |
◆13 中岡清孝
初形曲詰「み」
おかもと 「15手の大変長?」 ※4手目44玉
◆F2 加賀孝志「ヘビはニョロニョロ」 安南協力自玉詰10手
初形曲詰 ヘビ?
岩本修 「55歩があるから、5手目は王手ではないのでは。」
玉を取る56歩が二歩になるから、ということで、これはそのような場合でも王手とする(利き二歩有効)のと王手にはならない(利き二歩無効)の両方の解釈があるようです。下記をご参照ください。 (TETSU)
・ 安南ばか詰入門 (Takubon's Pages) |
総評・コメントなど |
山下誠 「お正月は毎日個性あふれる年賀詰を並べて楽しみました。最も気に入った作品は34「hebi」です。」
おかもと 「毎年、いろんな作品で楽しませてもらい、ありがとうございます。 (あまりむずかしい作品はカンベンですが)」
竹中健一 「全部の解説は時間がもったいないのでやめてほしい。特にフェアリーは不要。」
※お気に入り投票なので、事前に私が選択するのは適当ではないかと。詰工房では作品によりメリハリをつけて、30分ぐらい短縮したのですが、フェアリー作品は工夫の余地がありそうですね。(TETSU)
早田弘之 「曲詰は見るものですね。」 |