木目1

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龍鋸趣向作品全集 木挽唄集
第五章 同一軌跡式龍ノコ

第2項 バトン・タッチ型
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本項では、玉に接近して来た龍がその付近にいた龍とバトン・タッチを行い、場所を入れ換えた龍が新たな鋸引きを行う、という作品を扱う。

理屈や機構ではなく、現象によって分類した項目なので、いくつかのパターンがあっても不思議ではないが、作例は一つしかなく、しかも、ごくごく最近の発表作である。

・志駒屋十政「龍角」(詰パラ 平7・1) 手順を並べる

接近目的の龍ノコを行うと、玉方は同とと応じざるを得ず(73龍に92玉とすると、82香成以下詰む)、もう一枚の龍が出動して来ることになる。 結果的には、接近することによって歩を一枚稼いだ、という仕組みである。 後半の龍ノコは、33香成で龍の効きを止めるための構想型。

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