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詰将棋おもちゃ箱カピタンリバイバル
カピタン展示室 No.7  北川仁士さん
安南詰
カピタンリバイバル
カピタンリバイバル
出題時のコメント:

たまには変わった詰将棋でも ==> カピタンリバイバルへ。安南のくるくるアート。13手。

安南詰 盤上にある任意の駒は、そのすぐ下に味方の駒が存在するとき、その駒の性能に変化する。動いて二歩になる手も禁手。
==> 安南将棋の一族
==> 安南将棋のルール (飛子呂の安南詰

本局は作者より、

  「これは、加藤さんのページにふさわしいと思いますのでよかったら使ってやってください。」

と送られてきました。

カピタン展示室向けのフェアリー詰将棋(安南詰)で、初形も詰上りも純対称の立体曲詰であり、左右で同じ手順を繰り返すやさしい趣向詰でもあり、まさに安南のくるくるアート、おもちゃ箱にぴったりの作品。 4月の詰将棋ガイダンスでさっそく出題させていただきました。

安南ルールを活用した玉が飛び回る手順ですが、手が限られているので難しくはありません。

初手56飛で55角を飛車の利きにして王手すると、玉は龍になっているので34玉とジャンプ(左右対称なので74玉でも同様)。
今度は36飛と35桂を飛車にすると、43しか逃げるところはありません。
33桂成、54玉となれば、始めと同じような形。

  56飛、34玉、36飛、43玉、33桂成、54玉、

再び56飛とすれば、今度は34に行けないので74玉の一手。
もう一度右側と同じ手順を繰り返せば、今度は左も右も塞がれているので、3度目の56飛で詰上り。

  56飛、74玉、76飛、63玉、73桂成、54玉、
  56飛 まで13手


楽しい作品をありがとうございました。

初形も詰上りも象形ですが、さて何の形でしょう?

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

隅の老人Bさん:
初形も詰上がりも、ジェット機。それだけに解図も速い。
なるほど、いわれるとそう見えますね。
涼秋さん:
詰上がりも左右対称、気軽に安南詰を楽しめる一品。
小峰耕希さん:
これといった妙手は無いが、桂を成り込む手が気持ち良い。そして形が美しい。
S.Kimuraさん:
玉が飛び回るので,安南詰は面白いです.
初形も詰上がりも対称になっていますが,何かの形でしょうか.
どかん5号さん:
初手はまず角移動の開王手を考えますが、相手の玉はいきなり竜。
普通の感覚とは一味ちがいますね。
還元玉で詰上りも綺麗。
たくぼんさん:
詰上りも左右対称の象形ですね。楽しいです。
井上順一さん:
安南でもこのくらいの難易度だと何とかなる。還元玉。
チャモさん:
安南を解くのは初めてで・・・。本当にこれであってるのかな?
お見事、正解です。

カピタン展示室No.7 解答:9名 全員正解

井上順一さん  S.Kimuraさん  小峰耕希さん  隅の老人Bさん
諏訪冬葉さん  たくぼんさん  チャモさん  どかん5号さん
涼秋さん

当選者は、展示室で発表しています。