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詰将棋おもちゃ箱カピタンリバイバル
カピタン展示室 No.1 神無七郎さん キルケ詰
カピタンリバイバル
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出題時のコメント:

フェアリー実力者の贈るキルケ入門編。33手

キルケ詰とは 「(双方共)駒が取られると最も近い将棋での指し始め位置に駒が戻される。戻せないときは持駒になる。」  というルールの詰将棋。初手16歩に同玉と取ると、取られた歩が初形先手の歩の配置で最も16に近い17に復活して、16歩と玉を取られてしまいます。つ まり同玉とは取れず、同と、と取るしかありません。同との場合も取られた歩は17に復活します。これを手順では、「16歩、同と/17歩、」と表記します

カピタン展示室、記念すべき初出題は、Onsite Fairy Mate管理人、神無七郎さんから「キルケ詰」というルールのやさしい趣向詰をいただきました。「キルケ詰」はチェスプロブレムから導入されたルールで、詰将棋ではなじみが薄いルールですが、本局は手が限られているので、初めての方でも取り組みやすかったと思います。

  16歩、同と/17歩、同歩/13歩、25玉、
  26歩、同と/27歩、同歩/23歩、35玉、
  36歩、同と/37歩、同歩/33歩、45玉、
  46歩、同と/47歩、同歩/43歩、55玉、
  56歩、同と/57歩、同歩/53歩、65玉、
  66歩、同と/67歩、同歩/63歩、75玉、
  76歩、同と/77歩、同歩/73歩、85玉、
  86歩、同と/87歩、同歩/83歩、95玉、
  96歩 まで33手

キルケルールはKifu for Javaでは手順を並べることができないのですが、神無七郎さんが手順を並べるツールを作ってくださいました。ありがとうございます。
是非、こちらでご鑑賞ください(表示できないときは、こちらをご覧ください)。 キルケルール独特の復活の動きを楽しめます。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

護堂浩之さん:
……分かってはいるけど、この終局図が“詰め上がり”かどうか、時々分からなくなるんだよなぁ……。
鳥本敦史さん:
少し考えると6段目の歩は玉では取れないということに気付きます。
これを活かした楽しい趣向。 駒の復活の仕組みもこれでマスター。
まさに「キルケ入門」。 (なんかの宣伝みたいだなぁ)
たくぼんさん:
これしかないんだけど楽しめる一品。 初心者には復活部分の解答記入方法が分からないかも

ご指摘ありがとうございます。 ルールの説明に記入方法を追加しました。

涼秋さん:
入門編なので解けましたが普通の出題だと手を間違えそうです。
S.Kimuraさん:
キルケ詰の要領が良く分からず,ヒント手順をそのまま進めていって詰んでしまいました.入門編その2を希望します.
今川健一さん:
爺 「初めてキルケを解きました。 ルール説明が理解しやすく、そのお陰です。」

私もキルケを解いたのは初めて。 キルケファンがふえるといいですね。

井上徹也さん:
キルケもこれくらいなら頭がついていきますね。
井上順一さん:
一本道詰将棋にもなっている。

そう、実は詰方も受方も、これしか手がないんです。 だから入門用にぴったり。

岡村孝雄さん:
キルケの特質を「不死身」という言葉で表すのは違うかなあと思いつつ、
本作の歩はまさに不死身。
……って、玉方のと金も再生するのを忘れるところでした(苦笑)。
近藤真一さん:
将棋の持駒ありで何時でも何処でも打って良しはスーパーキルケだと上田さんは言っていました。

将棋というのはチェスファンにとっては、思いっきりフェアリーなのかもしれませんね。


カピタン展示室No.1 解答:11名 全員正解

井上順一さん  井上徹也さん  今川健一さん  S.Kimuraさん
岡村孝雄さん  護堂浩之さん  近藤真一さん  たくぼんさん
鳥本敦史さん  吉田圭佑さん  涼秋さん

抽選の結果、 護堂浩之さん が当選!

おめでとうございます。 賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。