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41 古将棋の世界(10)
大局将棋 |
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大局将棋は盤面36×36、804枚の駒を使用する、世界最大の将棋です。
私が初めてその名前を知ったのは30年ぐらい前、京都府立資料館で「象戯図式」という古棋書を見たときでした。そこには「太局象戯 従横三十六目」とだけ記されています。1995年に岡野眞也さんより資料のコピーをいただき、実際の駒配置を知りました。 その資料は「大阪の将棋博物館に所蔵されていたそう」とのことでした。
2000年には、熊澤良尊さんがこの図をもとに大局将棋の盤駒を製作し、大阪商業大学アミューズメント産業研究所で展示され、話題をよびました。
先日大阪で開催された詰将棋全国大会の翌日、門脇会長らと共に、将棋博物館を訪問する機会を得ました。 門脇会長の依頼により、木村義徳先生にご案内いただき、 通常は展示されていない、書庫に保存されている大橋家の古棋書を拝見することができました。
詰将棋の本を中心に拝見したのですが、それ以外の文書も見せていただいたところ、 この中に「大局将棋駒」の図がありましたので、紹介したいと思います。
関西将棋会館。将棋博物館はここの4階、5階にある
左:門脇全詰連会長、右:木村義徳先生
大橋家文書の中にあった大局将棋の図
駒配置と駒の動きを紹介しようかとも考えましたが、梅林勲さんの「世界の将棋」のp203-p236や下記Webサイトなどにありますので、その紹介にとどめることにします。
大局将棋
駒配置と駒の動きを紹介しています。掲示板で対局しています!
大局将棋を指しましょう4
2ちゃんねるの囲碁・将棋板のスレッドです。
大阪商業大学アミューズメント産業研究所
熊澤良尊さんが製作した大局将棋の盤と駒を所蔵、展示しています。
日本中将棋連盟
コラムに大局将棋紹介があり、大局将棋の図と上記盤駒の写真が紹介されています。
ボードウォーク・コミュニティー
ゲーム資料館の伝統ゲームの部屋に大局将棋が紹介されています。
大局将棋
山口泰彦さんが復元した「大局将棋」の駒の画像が紹介されています。
詰将棋メモの大局将棋(大局将棋リンク集)とトリビアの泉で大局将棋も併せてご参照ください。