木目1

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16 八方桂
カピタン第4号より
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古い雑誌を見ていたら八方桂の実戦譜を見つけました。 対戦者がなんと坂田三吉・木見金治郎の両氏。 四枚落ちで上手が桂を使うときは八方桂、下手が使うときはただの桂というルールのようです。 ちょっとおもしろいので紹介しましょう。

先手 木見五段(当時)
後手 坂田七段(当時)
(四枚落ち、八方桂)

これを指したとき坂田氏は初心者、木見氏はベテランだったそうです。 さすがにかってが違ったのか、時々疑問手がみられるようです。

最終図からは同成銀、同玉、47銀、38金で切れ筋。 上手からの62桂がきびしい。

関根十三世名人と本因坊秀哉名人がよく指したんだそうです。

やり方としては、本局のように駒落ちで上手八方桂、平手で双方八方桂と二種類あり、いずれもけっこう楽しめます。 詰将棋もいろいろ創作できると思いますがどうでしょうか。

(棋譜:近代将棋昭和25年8月号より)

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