木目1

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14 古将棋の世界(4)
中将棋の指し方
カピタン第14号より
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中将棋は駒数が92枚もあるので、気の弱い人は見ただけでやる気をなくしそうだが、 勇気を出して?指してみると、チェスのようにだんだん駒が少なくなるので案外早くすむ (といっても普通200手以上はかかる)。 駒が21種もあるのでスケールの大きな中にも意外に細かい面もあって、 ゲームとしての魅力は将棋以上かもしれない。 とにかく指してみようという人の為に参考になりそうなことを二三紹介しよう。

序盤の心得(岡崎七段「中将棋の指し方」より)

  1. 獅子を陣頭に出す。
  2. 敵獅子を付けられないようにする。
  3. 駒に足をつける。
  4. 大走りを下段におく。
  5. 小駒をくり出すこと。

駒組の一例

下図は貞享4年版「中象戯図式」(陽明文庫蔵)の巻頭に掲載されているもの。

次に実戦譜を二局(いずれも「中将棊補録集」より)

中将棊補録集第一局 森(先手)−福井 327手で森の勝ち

中将棊補録集第二局 近藤(先手)−小西 160手で小西の勝ち
補録集の棋譜の中では最短の局。

あまり時間をかけないで楽しみたい人には「衝立中将棋」、 十分時間がある人には「持駒ありの中将棋」をおすすめする。

LINE

中将棋入門 のDHTML中将棋盤を使わせていただいています。
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Mac版IEでは、多分文字化けするとのこと。ごめんなさい。

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