木目1

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大道棋名作三十局選(12) 表紙に戻る
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第12番 加藤徹作(詰パラ525号)

大道棋の中でも屈指の名作と思う。 膨大な紛れと変化を包含しており、とてもここに書ききれるものではありません。 12月号の出題なので解答応募の結果を知らずにこれを書いていますが、 途中図(50手目44玉の局面)の55角が難手で正解者がいるかどうか心配です。

二枚の飛車と生角で盤上せましと追いかけて、ついに大道棋の最長手数となりました。 まさに「鉄人」の実力を示した作品で、後世に残る出来栄えです。

残念なのはこれを実戦で確かめられる環境がもうこの日本にはないということです。 ひょっとしたら、インターネットなどの世界で復活するのかも知れませんね。

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