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大道棋名作三十局選(13) |
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第13番 形幅清作(奇策縦横18番) |
これもまた難解な作品。 上から打つ84銀は96歩がないことや68角に77歩成が用意されていてダメ。 箱の中で詰まそうと思うと、金輪際詰みません。 従って82銀の筋ですが、73桂中合などでスルスルと玉が一人で登って途中図(22手目99玉の局面)へ。 以下、龍と馬で玉を追い落として67に桂を据えると案外せまくなります。 この桂をニ段活用する順は実に気持ちよい。 形幅氏の改作には難解なものが数多くありますが、本作はその中でも上位に入る作品です。 |
この作品、初形で51歩、76歩が気になるところ。 76歩は手順上必要だが、51歩は省けないのか? 51歩のない図で詰めてみたところ、難解ながら、詰むことが分かった。 参考図として手順を示しておく。(加藤徹) |