木目1

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大道棋名作三十局選(9) 表紙に戻る
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第9番 作者不明(奇策縦横294番)

またもや連続角合で入手した角の妙技が始まります。 本局の鍵は6筋に置かれた香と飛車。 まず54角打から65香をはがします。 続いて二枚目の角で飛車に狙いをつけると、63角合の妙坊 (途中図:22手目63角合の局面)で逃れようとします。

さあここからが幕開け、飛を奪いそれを打ち付けて角も活用する、まさに実戦感覚の攻防です。 合駒の銀もバラして絶頂。 奪った金銀を次々と打つて角を覗くとあっけない収束ですが、 合わせて合駒八回という65香型香歩問題の決定版でした。

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