木目1

次ヘ
次ヘ
大道棋名作三十局選(3) 表紙に戻る
表紙に戻る

第3番 作者不明(奇策縦横282番)

初手から63金寄〜86香は85歩中合で、また、83桂不成〜82歩〜94香は香香合で逃れます。 正解は、意外な83金。 以下バラして角を入手し、これを打って途中図(8手目82玉の局面)となります。

ここから、83桂成〜86香が巧妙。 途中図から86香では84歩中合、83桂成のとき91玉で打歩詰に逃れます。 先に桂を成れば、86香のときに84歩中合は74角成が利いて詰むという仕組みです。 珍しい順の香歩問題でした。

ところで、61歩→61香となるとまたもや双子局の登場です。 これは途中図での63角が打てないので、他の筋ですが、 意外や初手からの83桂不成の方で、香の連続合が品切れで出来ずに詰んでしまうのです。
双子問題コレクション(3)を参照)

木目1