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(a)の91銀、93香が(b)では逆になっている。 とっかかりは同じだが、この違いのため82の合駒の取り方が異なり、以下全く違う手順になる。 有田辰次氏は自身で大道棋屋を営業する中で双玉問題を考案した、大道棋双玉の創始者。 実戦価値の高い名作を多数創作している。 この双子問題もシンプルな形によらず、両方共30手以上かかる。 筆者は昔(b)を見て(a)を考案、投稿し、採用されたことがある。 当然のことながら両方ペアで発表されていたことが指摘され、取り消したのであるが、有田辰次氏ともなれば、このくらい考えているはずであることに思い至るべきであった。