ちょっと珍しい型。
91角成、同玉から93龍あるいは61龍というのが誘い手です。
双玉問題に慣れている方ならお見通しとは思いますが、93龍には92角合、そして61龍には71香合という逆王手の妙防があって逃れます。
では正解は?
初手から61龍とズバッと切ります。
この時点では71香合は同角成で簡単ですから同飛と取る一手。
ここで91角成と行きたくなるところで、91金と重く打つのが少し見えにくいかも。
72玉に63金と飛車を質駒にしてから71角成と捨てて63玉と飛を取れば解決です。
61龍、同飛、91金、72玉、63金、同飛、71角成、同玉、
63玉、75銀、81飛 まで11手
75銀のところで73金合とか悪あがきする手はありますが、単に取られるだけ。
この型は、昔今月の問題で出題したことがあります。 2題共10手前後の短い問題なので、初見の方はよければ考えてみてください。

それではみなさんの感想を。
解答到着順です。
- 市原誠さん:
- 初手、焦って、角を捨ててしまいました…汗
- 山下誠さん:
- 6三王の開き王手が何とも言えない快感。
- 蛇塚の坂本さん:
- 玉と玉が接近飛を近付けてこわいところ有った。
- 本間瑞生さん:
- 3手目91金がなかなか見えなかった
- S.Kimuraさん:
- 10手台だったので柿木将棋と詰将棋対戦をしました.
逆王手を一通り食らった後,飛車を取りながら空き王手する手順に気付き,何とか解くことができました.
- 小山邦明さん:
- 誘いの詰み手順は、91角成、同玉、93龍、92合、82桂成までですが
合駒が角の時に逆王手ですね。
- 嵐田保夫さん:
- 9一金が見えないと苦しむことになる。
- 池田俊哉さん:
- あまり類型を見ないタイプだが、初手91角成がダメ(92角)だと61龍しかないが、71香合に強く同角成が面白い
63金で飛を質にするのがうまい継続手段
- 鳥本敦史さん:
- 暗算では91金が見えにくく結構稼げるのではないでしょうか?
王が動くのもいいですね。
- 占魚亭さん:
- 易しい客寄せ作。
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