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詰将棋おもちゃ箱ドキドキストリート
ドキドキ展示室 No.66 TETSU
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
双玉問題 逆王手に注意 10手台

ドキドキ展示室No.66 TETSU 92玉、94玉型の双玉問題は双玉なし2類型(72飛82角)が有名ですが、本作はそれとはちょっと違って、54角63飛のバッテリーが特徴。 受けの要は91香と52龍です。

この型の最初の問題は詰パラ1956年1月号研究科での梅谷観寿氏の出題で、このときは持駒香でした。 その後、大和敏雄氏が持駒を桂、金、角にした問題を創作しています。 本作は、それらの作品を参考に、誘い手を強化したものです。

誘い手はいろいろあり、ほとんどは逆王手で奉納となります。

1) 83桂成、81玉、71金まで ・・・ 94香
2) 62飛成、同龍、93金まで ・・・ 同龍でなく82桂合、同龍、同玉で逆王手
3) 65角、同桂、83飛成まで ・・・ 同桂でなく81玉で逆王手
4) 93金、81玉、62(73)飛成、54龍、82龍(71と)まで ・・・ 94龍
5) 93金、81玉、65飛成、54龍、82金まで ・・・ 94龍
6) 93金、81玉、53飛成以下 ・・・ 72角(銀)合で逃れ

逆王手を避ける攻め方を考えれば、正解を見つけるのはそんなに難しくはないでしょう。

  93金、81玉、71と、同玉、83桂不成、72玉、53飛成、61玉、

83桂不成に81玉は61飛成の一発ですし、53飛成に63合は52龍で簡単。 61玉と逃げられて、焦って52龍と取ったりすると事件ですが、落ち着いて読めば大丈夫。

  72角成、同玉、52龍、62合、82(71)飛 まで13手

角捨てが、香と龍を連結させる好手でした。

それではみなさんの感想を。解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
最終で香がやくにたってひと安心しました。
山下誠さん:
7三飛成ではなく5三飛成として逆王手を避けるのが解決策。双玉らしいスリルがある。
占魚亭さん:
予め逆王手を消すため、王頭に金の盾。
小山邦明さん:
初手93金打で81玉の形になると角の筋に入ってくるので読みやすく7手目の飛の移動位置だけが注意するところ。
高田明浩さん:
大道棋は、やはり難しいですね。66は解きやすく、解後感が良かったです。
S.Kimuraさん:
柿木将棋と詰将棋対戦をしてみました.
最初は3手目73飛成に54龍で逆王手を喰らい,2度目は3手目53飛成に72銀合でダメでした.
ようやく71と,に気づいて何とか詰ませましたが,12手目が81玉で飛車が余りました.

このぐらいの手数だと詰将棋対戦できますね。 臨場感があってよいかも。

金少桂さん:
91香による逆王手や54龍と角を取られる逆王手以外にも、初手62飛成に82桂合や3手目53飛成に72角合の逆王手など合駒の逆王手もあって、見た目以上に双玉の味があった。
また、5手目73飛成の紛れがかなり続くのにぎりぎり詰まなくて時間を取られた。

5手目73飛成にうっかり合駒したりすると詰んでしまう。 大道棋屋さんも事前研究が大事ですね。

隅の老人Bさん:
初手83桂成、おっとアブナイ91香。72角成で、賞品ゲット。
ハマGさん:
10手台の詰みではありますがこれで良いのでしょうか?

大丈夫、正解です。

池田俊哉さん:
10手台というヒントで追う手は限られているが、それでも71とから83桂生はなかなか見えない
波多野賢太郎さん:
7二角成が気持ちよい一手でした。 意外とすんなり解けましたが、逆王手の筋がいろいろあって面白い型だと思いました。

ドキドキ展示室No.66 解答:12名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  金少桂さん  小山邦明さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  高田明浩さん  波多野賢太郎さん  ハマGさん
  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。