木目1

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4月の問題(研究コース)
ドキドキ No.76 解答
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出題時のコメント:

研究コースは対戦はできないので、受方の手もちゃんと考えてね。
29手駒余り。 久しぶりに長手数の双玉問題。 がんばって。

LINE

この類型は持駒金のことが多いので金問題と呼ばれています。
本局はなぜ持駒銀なのか? 83銀 81玉 72銀不成 82玉 83馬で詰ますためです。 って、これで詰んじゃ商売あがったり。 96飛で王様いただきます(笑)
「83馬がいかんのよ。 84香 73玉 75香 74合 83香成で詰みでしょ」
お客さん、74角合でやっぱり王様いただきますヨ。

というわけで、初手は93銀から入ります。
84香には83飛の中合が金問題の定跡の受け。
歩合などでは82銀成 同玉 83香成で簡単ですし、金合でも82銀成 同金 同香成 同玉 72金 92玉 93香まで詰み。
飛合でも82銀成で詰みそうですが?

「82でばらして72飛 81玉 85香まで」
いやいや、また83金合で、今度は香1本足りませんよ!
Xさん「・・・83飛 71玉 79香 72歩合 同香成 同玉 93飛成 81玉 72馬 同玉 62銀成 同玉 53銀 71玉 91龍 81歩合 61飛! 72玉 81龍 73玉 64銀成迄29手駒余り、めでたい!」
72馬捨ての妙手で詰んだか、と思いきや、53銀に72玉と逃げると詰みません。 惜しい。
81玉のとき、82歩 71玉 91龍で詰みでは、と思ったあなた、二歩は打てませんヨ。

えー、それじゃどうするの?
ハイ、「棋譜表示」ボタンをクリックして正解をごらんください (^^;
正解は5名様でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

涼秋さん:
8三飛合に例の筋とばかり8二銀成から入ったのでてこずりました。
初形からは考えられない詰め上がり場所,3八銀の好手など駒余りとはいえ好作と思います。
神無七郎さん:
初形から大海追出し物とは思わず苦戦。
持駒が金ではなく銀である理由も角の逆王手が出る紛れを読んで納得。
55金の配置は難しいところ。43桂とした方が追い出す時の不利感が増すかも。

43桂だと形はちょっと広がりますが、確かに追い出す手順がやりにくくなりそうですね。

岡村孝雄さん:
10手ぐらい先をイメージしないと、さすがにいきなり飛車は取れませんね (^^;
坂田真保さん:
あっさりと8三同香不成といければ,後は簡単でした.
流さん:
時間もないのでろくに確認もしていませんが、本能のまま追い回してみました。
初手83銀や5手目82銀成がいずれもとてもいいところまでいくようで、紛れがとても深いです。

木目1