出題時のコメント：

肩ならしコースのそっくりさん。 手順の方は？
収束ちょっと乱れあり。 ２９手

７６歩がないので、肩慣らしコースの順では８５玉から７６玉と逃げられて詰みません。 ではいったい「７６歩がない」ことによって、どんな詰め筋が発生するのでしょうか。

答は６３桂からすぐに７１桂成と捨てる順。 ６４の駒が香なので、６１香成で攻めが続きます。 同竜なら８３桂、８１玉、８２歩、９２玉、９３歩、同玉、９４香まで。 したがって６１香成には同玉が正解。 ６２でバラして５２飛（ここ４２飛は同角でアウトですぞ）。 ６３玉で桂を使わせてから７３玉。 このとき７６香と打てるのが「７６歩がない」ことの効果です。 ７６香に７５歩合は５３飛成以下早いので８３玉とかわしますが、７２飛成〜７３竜で詰み形になります。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

涼秋さん：

６四の駒が香車なので６三桂からの筋が見えました。 ７九香に７五銀合の方がお客は間違えそう？。

７５銀合には５３飛成では詰まないので、この応手もありそうですね。 （同香、同角成、６３桂成、同玉、７４銀、同馬、５３飛行成まで）

坂田真保さん：

７六か７七に角か香を打つ手順かなと読んで考えたら，何とか詰みました．
（ところで，１１手目と２５手目の表記（打，寄）はこれで正しいのでしょうか？ 間違っていたらすいません．）

５２飛打、同竜寄でＯＫです。

こんさん：

63玉でなく73玉が作意でしょうか。

７３玉には７６香から８５桂があるので、先に桂を使わせる６３玉が作意です。