木目1

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10月の研究問題(実戦コース)
ドキドキ No.63 解答
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出題時のコメント:

本局、肩ならしコースより手数は短いですが、あえてこの順に。
難易度はどうでしょうか。 収束ちょっと乱れあり。 21手

LINE

肩慣らしコースと違い86銀型なので87桂が打てません。 そのため、83桂の筋は、93角、92桂と合駒されて逃れます。

本局でのキーピースは52香。 この存在で「52飛成と香を補充し92竜と捨てて94香」という構想が可能になります。 しかし、63桂や83桂の筋でこの順に持ち込んでも、92竜に84玉と逃げられて詰みません。 どうやったら、84を塞げるか。 そう、72歩で84桂合をさせる筋がありましたね。

この「84桂合で84を塞いで52飛成−92竜−94香」が新構想。 84桂のとき71歩成とする作品をデータベースで検索してみましたが、1局も見つからず、 本局が初めてと思われます。 92竜と捨駒も入る新構想で、解いていただいた皆さんにも好評でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

こんさん:
92龍気持ちよし。正直、No64より意外性があって難しかった。
涼秋さん:
8五香で止め龍捨てを可能にするのが妙味ですね。9七歩が無いのは6三桂不成の誘いでしょうか。

97歩(98歩)は形が乱れるし、63桂の誘い手が弱くなるので、必要なければ置きたくない駒です。

神無七郎さん:
84桂をされたところで、すぐに取らずに71歩成とする筋は初めて見ました。 なかなかこの手は思いつかなかったです。

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