木目1

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2月の研究問題(力試しコース)
ドキドキ No.43 解答
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出題時のコメント:

本局は普通の金問題に近い形ですが、駒の種類が微妙に違います。
最後はくるくる (^^)  45手

LINE

96金、84玉、87香、86飛合、85金、同金、同香、同玉、 とここまでは金問題の定跡通り。

ここで普通は86飛、75玉と進めて、64に角が効いているので簡単そうですが、

a)77香は76桂の捨合いで逃れ
b)56飛は97飛成と馬を抜かれてアッ! 87飛や83飛成も97飛成でダメ
c)馬を抜かれないように96飛でも84玉で詰まない

それでは、一つ控えて87飛と打ったら?

87飛、76玉、86馬、66玉、77馬、57玉、67馬、48玉、
88飛、47玉、49香、36玉、38飛、26玉、37角成、17玉 フー、ダメカァ

どうもだめそうだなあ、と最初に戻って73角成とかやっても、もちろん84飛寄で逃れ。

じつは87飛の筋はいい線をいっていたのです。 87飛ではなく、更に控えて88飛! と打つのが意表をつく妙手。 一見76玉でダメそうですが、86馬、66玉、77馬で、 57玉は68馬以下、56玉は55馬以下、ちょっと難しいですが捕まっています。 そこで、88飛には87歩の中合。 同飛と取れば、87飛打にくらべ一歩余分に入手できるので、前述の筋で詰みになるのです。 最後、くるくる級の金追い趣向が飛び出すのはご愛嬌。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

神無七郎さん:
9手目88飛が妙手。
これを発見したときは「おっ、自分強いじゃん」と自分で自分を誉めたくなりました(^^;
でもこれ解くのに2日も掛かったんですよ。 しんどかったぁ〜。

紛れが際どいので、余計発見しにくいようですね。 それでもしっかり発見するところは流石七郎さん。

岡村孝雄さん:
88飛打で1枚貰えることに気づいて解決。 55角・94飛がよく効いてますね。
追い出した後にここまでスッキリした手順があるというのは凄い。

このスッキリした形から、21玉まで追い回して余詰もなし。 奇跡的にうまくまとまった作品です (^^)

坂田真保さん:
ついに解けませんでした.
カンでは▲9六金ー▲8七香ー▲8五金ー▲同香ー▲8七飛の筋か、
▲9六金ー▲8七香ー▲同香ー▲8三香成の筋だと思うのですが...

坂田さん、惜しい。 もうちょっとでした。

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