木目1

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ドキドキ No.7 表紙に戻る
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出題時のコメント:
湯川博士さんの「秘伝大道棋」は、読み物としてもおもしろく、大道棋入門に最適。
最近「蘇る秘伝大道棋」(毎コミ1400円)として復刻されました。 お勧めです。
さて、本局はNo.6の類型。 強力な85銀まで置きました (^^)

LINE

この類型は大道棋インデックスでは「双玉銀7」と呼んでいますが、4局しか収録されていません。 83角成と72銀の誘い手の底が浅く、初手が91歩成しかないので、 あまり展開できなかったのでしょう。

本局も91歩成から入ります。 82玉とかわされるとちょっと心配ですが、83角成!、同玉、84銀打、72玉、52飛成で大丈夫。

No.6の82銀の筋は、53歩の配置で龍筋が止まっているので逃げられます。 94香も82玉で、いろいろ追えますが「お客さん惜しかったね」

正解は 92銀! 同玉に52飛成と迫ります。
82桂合は94銀を防ぐ意味。 94香にまたも93桂合(歩合は同香、同玉、84銀! 以下)。

桂桂合の抵抗には83角成の英断。 63龍に73角合の逆王手がとんできますが、84銀と落ち着いて攻めれば、あとは難しくないでしょう。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

こんさんさん:
前回の貯金が生きて7手目までは問題なし。
以下の手順にも難しいところはありません。
しかし、すべて限定されている点に感心しました。
普通作としてみても好作でしょう。
糟谷祐介さん:
初手は必然。 3手目は94香だと決めつけてかかったところどうやっても大海に逃げてしまう。 香打ちがだめだと分かって92銀に決定。 飛成に合駒調べは桂だとすぐ判定。 また合駒かといやいや(?)94香に93歩合で決まりかと思っていたところ桂合の妙防を発見。 これだと同香が詰まないと角切りを断行。 63龍に73角合、まさか逆王手が出てくるとは思ってもいませんでした。 後は香生も入って上出来。 楽しませて頂きました。

と好評かと思いきや...

神無七郎さん: (9手目同香以下27手解)
最初82桂合で詰まないと即断したため、かなり回り道をしました。
たぶんこれ(または20手目81玉の変化)が作意だと信じて疑わなかったのですが、 柿木Xにこの問題を解かせてみてビックリ。 9手目から83角成(!)以下で詰んでいるではありませんか。
これはさすがに余詰ですね(それともこれが作意?)。
ミーナさん:
今回は脱出されては絶望だし、83で香がパクれないのであっさり92銀に決定。 94銀を防ぐ82桂合は当然ですが、この後はちょっと困りました。 93歩合は84銀〜63竜が早いので桂合でしょうが、それでも82桂を取って94桂以下詰みます。 一応逆王手の入る方を回答しましたが・・・
次回は94香の筋ですね。

何と93桂合を同香以下詰んでしまいました。
大道棋屋さんのチョンボで、お客さん喜ぶ。
お二人には指摘ポイント3点計上。
でも、どう修正すればいいんだろうか (^_^;

岡村孝雄さん:
詰めたあとで「52飛成に72・82連続桂合は大丈夫だっけ?83角成ができないぞ」などと、不安に駆られて確認し直しました。 (^^;;
大道棋屋さんの「強力な85銀……」なんて言葉は鵜呑みにしてよいのかどうか……ですが(笑)、82合は桂以外だったら94銀と出動、93合も桂以外だったら84銀と出動、よく働きますね。

素直な大道棋屋さんですから...

木目1