木目1

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ドキドキ No.8 表紙に戻る
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出題時のコメント:
No.7は85銀が強力すぎて余詰。そこで受方にも強力な53銀を置きました (^^)

LINE

82銀、92銀ときて、3局目は「次回は94香の筋ですね」とミーナさんが予想された通り、91香成〜94香から入ります。

82玉とかわすと、83角成!、同玉、74銀打、82玉、93香成、同玉、91龍、92合、94銀まで。

それでは92歩合はどうか。 同香成、同玉、42龍、同銀 と角を奪って、81角捨から72銀で詰みそう。 91玉に92歩。 「お客さんこの歩は二歩で打てません」 ありゃ。

角をとったあと、93銀と捨てる手がありました。 取ると94銀があるので81玉と逃げますが、63角、91玉に 82銀成、同玉、72角引成 で詰み形になります。 ここうっかり72角行成とすると、91玉に92歩がまた二歩なのでご注意。

94香で逃げても合駒も詰み。 さあ詰んだか、と手を出すと、大道棋屋さん、おもむろに93歩の中合! 同香生に82玉と逃げると、83角成、同玉、74銀打、82玉のとき、93香成ができません。 83歩、72玉としても、73歩が打歩詰。 「歩詰に詰あり」 とか言っても、これは詰みません。

さあ、困った。 正解はというと、93歩合のとき92銀!
同玉に角を取って93香成とすれば、結局92歩合のときと同じ筋で詰むのです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

こんさんさん:
今回は紛れが少なかったです。
93歩として解答しましたが、実際の大道棋屋さんはどうするのでしょう。
金合いでも同じように詰ますことが出来ます。
その場で対応が可能という意味で
お客さんには楽な問題ではないでしょうか。

金合では強すぎて同香以下簡単なので、93歩合とします。

神無七郎さん:
9筋に歩が立たないので考えづらかったです。
最初は93歩の中合に同香生と取って、打歩詰にも悩まされました。
ここでも角を取る筋だとわかれば後は最長手数探しですが、
結局単純な92歩合の方が長かったのはちょっと意外でした。

92歩合でも同手数なので、どちらも正解ですが、93歩合には同香の強力な誘い手があるので、作意は93歩合。 93歩合で17手以下で詰む順があるのでしょうか?...

神無七郎さん:
せっかく読んだ筋を無駄にしないように(?)と、
93歩中合が出てくるような類型を作ってみました。
ちょっと紛れ不足?

ちょっと受方が強すぎる感じもしますが、75歩、64銀を75銀では余詰があるのですね。

ミーナさん:
今回は51竜なので、角を取ることは予想できます。
94香に脱出はできないので、あっさり詰んだと思いきや、捨合の妙防がありました。 打歩やら逆王手やら逃れ筋を読んだ後、92銀と打ってみれば単に92歩合と同じこと。
一杯食わされた気分です。

逆王手は72玉のとき52龍に62角合のことかな。
中合の意味がすぐは分からないので、とりあえず取りたくなりますよね。

岡村孝雄さん:
初手が不変なところが、本類型の発展させづらさを語っているような気もしますね。
ただ、94桂への93中合や42龍への合駒に何か仕掛けがあるのかな?と相変わらず緊張します。(^^;;

実は、53銀や96歩は目についたものの51飛が裏返っているのに気づかず「これ詰むのかしら……」としばし悩んでいました(笑)。

51龍は本類型では、はじめての問題。 53銀の配置で裏返すことが可能になりました。

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