木目1

次ヘ
次ヘ
ドキドキ No.2 表紙に戻る
表紙に戻る
解答を見るには「棋譜表示」ボタンをクリック
出題時のコメント:
シンプルな形ですが、ちょっと長いので暗算では厳しいかも。 収束はいろいろな詰め方があります。
このHPのどこかにヒント問題が。

LINE

2番目の研究問題は、47手と形に似合わぬ意外な長手数。 みなさん苦戦されたようで、大顰蹙でした。 すみません。

簡単には解けない問題を出題して、 ヒント問題を探して、HPの中を見てもらおう、というもくろみでしたが、 はずしてしまったようです。

さて、本作、82銀から空き王手、また、飛車を取っても簡単に詰みそうですが?

  a)82銀、92玉、73銀成、81玉、82飛成 −− 95香
  b)82銀、92玉、74角、83桂合、93飛 −− 95桂
  c)82銀、92玉、74角、83桂合、同角成、同玉、73飛成 −− 95香

そこは双玉問題。 逆王手がとんできます。

正解は91銀成から71飛成とボンヤリ成る筋。 合駒を読みたくない心理もあって、指しにくい手ですが、やってみると香合以外は簡単に詰むことがわかります。

20手目62玉で逃げ出されて、失敗かと思わせる局面。 しかし、ここから1筋まで追いかけて詰むのです。 2枚飛車の威力!

34手目、42桂合は、23金!、41玉、42龍! の45手の詰みもあるので、42歩合ですが、 収束いろいろな詰め方があるところなので、桂合の解答も正解として扱いました。

それではみなさんの感想を。 解答到着順です。

神無七郎さん:
最初84銀を考えたが詰まず、いやいや82銀を読みました。
ここで仕方なく盤駒を取り出し、合駒の組合せを検証。
収束はどうやっても詰みそうな形なので最長手順探しに苦労しました。
簡潔な形から粘りある手順は大道棋らしいところ。

No.1に続いてトップ解答でした。
84銀もするどい筋。 同飛、73飛成に逆王手の83桂合なら、 同銀成、同飛、94歩、92玉、84桂、同飛、93歩成、81玉、63角成まで、ピッタリ詰みますが、 73飛成に83歩合で逃れ。

こんさんさん:
いきなりこれですか!! お客を失いますよ。
結局、初手の紛れをすべて読みました。
香を取るのは一番やりたくなかった手順でした。
5筋に何か置いて収束をまとめられないかと思いましたが、すぐには考えつきません。

誘い手を増やす意味もあって、攻方52金、65香、受方61香 を追加した形も考えました。 収束はっきりしないので、延ばしたらこんな問題になりました。

加登屋さん:
…72金合で不詰と思ったので、別の変化を読んだがやっぱり詰まず、 仕方なく読み直しました。 そして成香の押し売りで詰み筋を見つけたものの、22金の只捨てが見えず更に一苦労して、やっと詰みました。
…解くのに丸二日費やしました。
…次回がこれより難しい時は、あっさりギブアップしそうです。
大崎さん:
やはり双玉作品は紛れに入っても、すぐに紛れだと気付けるので比較的楽に解けます。 ただ、この作品は後半の合駒選択がしんどいですけども。
収束(?)の乱れはしかたがないといったところでしょうか。

ところで、第1回の結果発表のところ、自分の名前が無いなぁと思ったら、”Y.Kさん”になってます。。。(^^;

すみません、どうも糟谷さんの解答と混乱したようです。 お詫びして訂正します。

須藤大輔さん:
初手から面白い誘い筋がありますが、84銀以外は続かない、と断定していきなり失敗。
香をあっさりパクって71飛成は、地味なだけにとんでもない妙手だと思います。
以下は手が続くように攻めればよい…と思いきや、成香の押し売りのところで大苦戦。
42成香を同玉と取られた変化で、41金と下から攻める筋は思いつきませんでした。

柿木将棋に3つほどヒントをもらってしまいガックシ(泣)
No.2で早くも解答断念の憂き目にあうとは……まあこれが大道棋の魅力でもあるんですけどね(^^;

金捨てで送る筋が有望そうに見えるので、よけい気がつきにくいのかも。
柿木将棋と連携しての解答でもOKですよ。

糟谷祐介さん:
右辺に追うのは予想外で、ビックリしました。 この初形からは信じられないほど、規模の大きい手順で次作も楽しみです。

木目1