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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.2 増田直樹さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
出題時のコメント:
一色図式4つの記録を持つ増田さん ついに玉一色に挑戦! 43手

双裸玉のこれまでの長手数記録は北原義治さんの35手(詰パラ1964年5月)。 本局は、その記録を40年ぶりに大幅に更新する作品です。 双裸玉は無仕掛けではないので、簡単に作れると思われる方が多いかもしれませんが、 実際取り組んでみると、おおざっぱな手順になりがちで、長手数の作品を作るのはかなり難しい。 きれいな初形から9枚の持駒を使いきり、43手という長手数を実現したのは、快挙といえます。 とはいえ、通常の裸玉には岡村孝雄さんの「驚愕の曠野」59手があるので、 双裸玉も、本局を新たなスタートとして、更に発展することが期待されます。

裸玉は変化紛れが多いので、変化同手数や非限定などすっきりしないことが多いのですが、 本局は持駒が5種9枚と多いにもかかわらず、収束まで非限定なくきれいにまとまっています。 序盤は最長の逃げ方を確認するのが大変で、かなり難解。 そのためか、解答者は4名にとどまりました(変化を分岐棋譜で示しました)。 しかし金で押えてからは桂の捨て送り風で裸玉らしからぬ手順が続き、桂4枚がすべて消える収束は気持ちよく、解けた人には好評でした。 解けなかった方も是非手順を並べてご鑑賞ください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

今川健一さん:
前半は応手に悩むが、後半は綺麗な捌きで嬉しくなる。
65金の配置なら、短手数。これは驚き。

65が金だと、17手目64銀打のところ64金と入れるので早いのですね。

今川健一さん:
追伸
 いつも、いろいろな趣向作を展示して頂き、感謝です。
 秋も深まり、いよいよ詰将棋の季節到来ですね。

いつもご解答いただき、こちらこそ感謝です。 これからもよろしくお願いします。

鳥本敦史さん:
27に打った金が最後は頭金になる動きが印象的。
こういった詰将棋はベタベタはっていく印象が強いのですが 桂4枚がきれいに消えて爽快ですね。
岡村孝雄さん:
一色図式シリーズも、残るは盤面歩18枚の最長手数?
(持駒なしの豆腐図式とは別に、持駒ありということで)
どんな手順をイメージされるのか、期待しています。

記録展示室No.2 解答:4名 全員正解(下記)

  市原 誠さん  今川健一さん  岡村孝雄さん  鳥本敦史さん

抽選の結果、 市原 誠さん が当選!

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