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連続移動回数記録、前回の攻方の歩から飛に続いて、攻方馬、龍の記録、そして同一駒の連続捨駒回数の記録を紹介します。 |
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◇攻方馬の連続移動53回 馬屋原剛 おもちゃ箱 2008年2月 78馬、57玉、68馬、47玉、58馬、37玉、 48馬、27玉、49馬、37玉、38馬、26玉、 16馬、35玉、34馬、26玉、16馬、35玉、 25馬、45玉、34馬、54玉、44馬、64玉、 54馬、74玉、64馬、85玉、63馬、75玉、 53馬、85玉、52馬、75玉、42馬、85玉、 41馬、86玉、96馬、77玉、87馬、67玉、 78馬、57玉、68馬(中略)41馬、74香、 同馬、86玉、96馬、77玉、87馬、67玉、 78馬、57玉、68馬(中略)54馬、73玉、 64馬、72玉、74香以下133手 回転型馬追いをベースに1周ごとに馬ノコを融合する新機構で、馬連続移動53回という記録を達成。 馬で順に追って64馬85玉の局面。63馬に75玉と抵抗されると馬追いが続けられず、馬ノコで31香を取りに行く。 41馬まで行くと、75玉では31馬と香を取られて簡単なので86玉とせざるをえず、96馬で馬追いが続く。 2周目も同様に41馬と香を取りに行くと、今度は96とが消えたため84飛があるので、86玉とできない。 これで収束かと思うと、74香という巧妙な移動捨て合があり、更にもう1周馬追いが続く。 3周目の54馬で73玉と変化して収束に向かう。 |
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これまでの記録は、高田豊通さんの「犀川」(詰パラ1989年2月発表、余詰のため8月修正)。 馬ノコ連取りで、馬連続王手48回。 95手目12馬に28歩の中合で馬王手が途切れるが、中合しない順を作意にすれば、もっと延びる。 |
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◇攻方龍の連続移動124回 山崎健 おもちゃ箱 2008年6月 94龍、82玉、(中略) 95龍、82玉、(中略) 96龍、82玉、(中略) 88龍、93玉、(中略) 79龍、84玉、(中略) 28金、26玉、18桂、35玉、27桂、34玉、 26桂打、25玉、17桂、16玉、35桂 まで259手 往復型の龍追い。軌跡は「竹生島」と同様だが、歩を使わず折り返すことで龍の連続移動を実現した。 1往復毎に桂を入手し、桂が4枚になると、58龍、37玉から28金で収束に入る。 シンプルな構成で攻方龍の連続移動124回の記録を達成。初中級者向けの超長手数の入門作品にも良さそう。 本作はまた受方駒取りなしの長手数記録(健太さん237手)も更新した(259手)。 |
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◇同一駒の連続捨駒13回 おかもと 詰将棋マニアックス 2002年3月 78銀、68玉、69銀、59玉、68銀、58玉、 59銀、49玉、58銀、48玉、49銀、39玉、 48銀、38玉、39銀、29玉、38銀、28玉、 29銀、19玉、28銀、18玉、19銀、17玉、 18銀、同玉、85香、17玉、18金、16玉、 15馬、同玉、14角成、同玉、13桂成、 同玉、93龍、同歩、同龍、同香、14歩、 同玉、15歩、同玉、16歩、同玉、17香 まで47手 相馬康幸さんの「詰将棋マニアックス」で「世界一の押し売り」と題して同一駒の連続捨駒(同玉が可能な駒取りでない手)の競作が行われた。 本作はそのとき世界一の押し売りの座を獲得した作品で、単独の銀が13回も押し売りされる。 9段目同玉は89龍引で簡単。8段目同玉の変化はかなりやっかいだが、85香以下早いので確認されたい。 次回は受方駒の連続移動回数の記録作品を紹介します。お楽しみに。 |
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