【実技講習会参加申込みの方へ】
・実技講習会、参加申込みの方は、登山実施前に異常のある場合は、参加辞退を前提に必ず、お申し出ください。
・家族、同居の方などに「風邪」を疑わせる症状のある方は、参加辞退を前提に必ず、お申し出ください。
「風の谷」アルピニスト講座のテント泊、ツェルト泊の山行に参加される方、全員に主宰者から「コロナ抗原検査キット」を送付します。参加される方は、山行前に抗原検査(自宅で唾液検査5分で、自分自身で結果を知る事ができるキットです)を必ず実施し、陰性を必ず確認してください。ご協力ください。
「本格的な登山に挑戦したい」「一歩上の山を目指したい」「岩登りや沢登り、テントを使った大きな雪山登山をしてみたい!」そんな方のための登山教室です。
一部の「入門講習」「体験講習」など以外では5人~6人程度の「一パーティー」として活動できる範囲の人数での登山です。
雪山登山では、入門者向けの日帰りプラン、赤岳などの初めての本格的雪山の第一歩のプランで山小屋などを使用する以外は、基本的にテント泊、雪洞泊です。
岩登りでは三つ峠などの基本講習の上で、剣岳八つ峰のフェース・およびチンネ、本峰南壁、北岳パットレス(三年前の崩壊以降、休止中でしたが、2016年再開)、中央カンテまでの谷川岳一ノ倉沢・マチガ沢などの基本的なクラッシックルートを中心に、少人数での講座を行なっています。
沢登りは「風の谷」の無雪期の活動の大きな柱となるものです。上越、谷川岳、東北、北アルプス、南アルプス、などにも出かけますが、奥多摩、奥秩父の沢登りが多いです。
とりわけ、奥秩父は荒川水系、笛吹川水系を中心に、かなりマイナーな箇所も含めて詳細にトレースしています。年に何回か山小屋利用の沢登りも行ないますが、基本的に「ビバーク」での沢登りが中心です。
「風の谷」のアルピニスト講座では、恐縮ですが、参加年齢を50歳未満と限らせていただいております。
宿泊装備、登攀用具などを全て背負った状態での長時間の行動となることが多く、他のガイドプランと比べて相当程度にハードな場合もあります。
以前より御参加いただいている方には50歳以上になられても来ていただいている方もいますが、初参加時点で50歳以上の方には、個人でのガイドに来ていただいています。
山の秋は、一気に突然、やってきます。まだまだ暑さの中なのに、標高の高い山のウラシマツツジが真っ赤に染まり、早朝の岩場に微かな霜が張り付くのを見ます。気温の低下と共に空が高くなり、見事な展望を味わえます。もう目の前に来た冬に備えての岩登りの訓練、最後の沢登りを満喫しましょう。沢の焚火が嬉しい季節です。
紅葉が毎日、少しずつ山頂から下へ下へと降りてきます。そして、ある日、見上げた遥かな遠くの山頂に白い物が光だし、初冬の風が吹き抜けて行きます。日照時間の短さ、寒さに慣れない身体。奥秩父、八ヶ岳の岩稜ルート、いちはやく雪山へと姿を変えた北アルプス北部の山々。毎日、変化する山の姿を追いかける晩秋の山です。
山は新雪の季節。標高の高い部分は白、中間が最後の紅葉が染め、山麓には緑が残る・・・晩秋独特の高山の見事な景色が広がります。紅葉の中にテントを張り、サラサラと屋根を打つ音がして、朝、雪に覆われた中に目が覚める、そんな秋から冬への季節の移り変わりを受け止める季節です。本格的な雪山へ身体も心も備える季節です。
このホームページを見ていただいている方、とりあえず、まず「机上講習会」に来てみませんか?
「今年こそ挑戦!はじめての雪山」「今年こそ始めよう!岩登り」「今年こそ挑戦!はじめての沢登り」を筆頭に山岳気象の基礎など、本格的な登山を行い、「風の谷」からも自立した登山者になるための基本的な知識をお話しします。
「風の谷・アルピニスト講座」は単に「個人では行けない困難な山に連れて行く」ガイドではありません。「風の谷を卒業して自立する登山者を育てる」ガイドです。・・・そのためにも、ぜひ!
講習費は無料です。 参加の申込は不要です(直接、会場へとおこしください。)
憧れてはいても、最初の一歩の踏み出せない雪山登山。「雪崩とか吹雪とか怖いし・・」「すごく寒いんでしょ」・・そんな声が聞こえてきます。雪山登山は、誰も踏んでいない真っ白な雪面に自分達でラッセルしトレースを付け、氷雪で覆われた尾根を技術と装備で登り詰めて山頂を目指す創造的な登山です。雪山登山靴、ワカン、アイゼン、ピッケル等、独特な装備と、それを使いこなす技術と体力が必要です。雪山登山の魅力、楽しさ、危険や困難、今から少しずつ準備する装備について判りやすくお話しします。
憧れてはいても、最初の一歩の踏み出せない雪山登山。「雪崩とか吹雪とか怖いし・・」「すごく寒いんでしょ」・・そんな声が聞こえてきます。雪山登山は、誰も踏んでいない真っ白な雪面に自分達でラッセルしトレースを付け、氷雪で覆われた尾根を技術と装備で登り詰めて山頂を目指す創造的な登山です。雪山登山靴、ワカン、アイゼン、ピッケル等、独特な装備と、それを使いこなす技術と体力が必要です。雪山登山の魅力、楽しさ、危険や困難、今から少しずつ準備する装備について判りやすくお話しします。
50歳未満の方が対象です(初参加の時に50歳未満の方が対象です。参加後、50歳に達した方は、引き続き御参加ください。)「オレは強いから例外にしろ!」はちょっと無理です。
※実技講習での「講習費」について、山岳保険(ピッケル、ザイルなどの使用を前提とする山岳保険。ただし「レスキュー保険」「山きふ共済」を除く)の加入を前提に、宿泊を伴うプランで5000円、日帰りのプランで3000円、岩壁登攀は2000円を割り引いています。20代の方には、更に割引があります。実技講習参加に当たっては、主宰者にご確認ください。
9月2日から2月4日の講習会です。アルファベット表記の物は現在、募集中のプランです。
奥多摩湖の直下に注ぎ込む水根沢は青梅街道から10分で入れる身近な谷ですが、いきなり両岸が屹立した黒々としたゴルジュとなり、釜を一つ一つ越えて行く残暑の今こそ楽しい沢です。最初のゴルジュを「へつり」で越え、次は胸までのトラバース、そして微妙な「へつり」で滝を越え、出会う大滝。そして突っ張りで越える半円ノ滝。上部50mに登山道があり、すぐに脱出可能な初心者初体験でも楽しめる素晴らしい沢です。初体験から経験者まで楽しめます。 ※沢靴以外、全装備レンタル可
日原川川乗谷から川苔山山頂へと突き上げる逆川は出合上二段11m滝から始まり、深いゴルジュ、ナメ滝、泳いで取り付く滝、垂直の美しい10m幅広の滝と中間のゴーロ以外、絶えず緊張感に満ちた、沢登りの個性ある特徴がギッシリと詰まった見事な谷です。最後は25mの大滝を乗り越えて明るい展望の広がる山頂に立つ、素晴らしい谷です。 ※沢靴以外、全装備レンタル可
「岩と雪の殿堂」剱岳を代表する岩稜・八つ峰と源次郎尾根。登攀経験者は長次郎雪渓からDフェースを登攀し、八つ峰上半へと繋げ剱岳へ。バリエーション入門者は源次郎尾根を登攀しダイレクトに剱岳山頂へ。剱岳登攀の三日間です。Dフェースは、長次郎雪渓を詰め上げ、取り付く八つ峰最大のフェース。明るく開けた広大なフェースから豪快にリッジを登攀する富山大ルートは、充実感一杯です。体力があれば、更に八つ峰上半縦走から剱岳を目指します。一方の源次郎尾根は剱岳山頂にダイレクトに突き上げる巨大な岩稜です。平蔵谷出合から取り付き、Ⅰ峰、Ⅱ峰と登り、Ⅱ峰からザイル一杯の懸垂下降でコルに降り、剱岳山頂に登ります。
奥秩父主脈から北に離れた独立峰・和名倉山。かつてはロクな登山道が無い秘峰で谷を遡るのが最も容易な登頂方法の山でした。荒川支流・大洞川の市ノ沢は美しいナメ滝とナメ床を連続させる穏やかな谷で明るく開けた圧迫感の無い独特の遡行が可能です。雲取山方面に大きく開けた芝沢出合上で大焚火を囲んで泊まります。トイ状滝の連続を越え展望も無い和名倉山に立ちます。下りは仁田小屋尾根を地図読みして降ります。 ※「泊まりの沢」初体験向き。体力勝負です。大焚火が嬉しい季節です。
「つづら岩」は大岳山から伸びた馬頭刈尾根上の大きな岩場です。小さ目な岩場3個とマルチピッチ登攀の可能な大きな標高差の岩場があり、全くの初心者が基本装備の装着や岩の登り方、降り方、ビレィの基礎等を学び実際の岩場を登下降する訓練から、経験者ができるだけ多くのマルチピッチの登攀を行う事のできる展望に優れた静かな岩場です。希望者には冬季登攀の練習も行います。 ※岩登り装備無料レンタルあり。
日和田山の岩場は支点が整備され落石等の心配なく岩登りの基礎が学べる人気の岩場です。ハーネス、登攀具等の使い方、基本的な岩の登り方、懸垂下降、ビレィの方法等の基本を繰り返し練習し、実際の岩場を登攀します。全くの初心者、初体験者でも必ず岩登りの基本が身に着く講習です。 ※岩登り装備無料レタンルあり。
三つ峠の岩場は標高差200m以上の本チャンに近い岩場で、豊富な支点が整備されていて全くの初心者から経験者の調整まで体験できる素晴らしい岩場です。全くの初心者には基本装備の装着の練習から実際の岩場をマルチピッチを含めて登攀し、懸垂下降で下降する中から岩登りの基礎を学ぶことができます。一方、経験者は硬軟合わせて一つでも多くのルートを登下降する中で本チャンへの経験を積んでいきます。富士山を背景に丸二日間ミッチリと岩登りに没頭できます。 ※山小屋泊です。初体験の方、岩登り装備無料レンタルあり。
原生林と渓谷美の印象の強い奥秩父の中にあって笛吹川から木賊山に向けて急激に立ち上がる花崗岩の鶏冠尾根。チンネ、第1岩峰~第3岩峰と展望の岩場を屹立させています。鶏冠山が山梨百名山となりクサリ等が設置された今も、それより上部では未整備のナイフリッジの緊張の尾根が続きます。コメツガの原生林の中の登りを経て木賊山へと登り詰めます。某所に下降して焚火を囲んで一夜を過ごし、翌朝、大展望の甲武信岳に登ります。※技術的困難は少ないです。体力勝負です。
清里から八ヶ岳を見上げる時、赤岳南に大きな岩峰を連ねて急峻に突き上げる見事な岩稜が目に付きます。天狗尾根は地獄谷と赤岳沢の合流点に落ちます。美ノ森から八ヶ岳東面の静かな迫力ある展望を見上げながら地獄谷沿いを登り、出合小屋から赤岳沢を遡ります。原生林の中を這い上がり天狗尾根上に一夜を過ごします。翌朝、カニのハサミ、大天狗と次々と現れる岩場を攀じ登り、小天狗を巻き飛び出す八ヶ岳主脈。赤岳山頂に立ち、真教寺尾根を降ります。
いち早く新雪の訪れる後立山連峰の中で針ノ木岳付近は訪れる者の無い静寂の中です。扇沢から針ノ木谷に沿った道を登り続け、大沢小屋から急激に立ち上がる谷を最後は新雪の中を針ノ木峠に立ちます。一気に開けた展望の中、峠に泊り、翌朝から雪の稜線を針ノ木岳、スバリ岳と剣・立山の大展望と共に辿ります。赤沢岳、鳴沢岳を越えて大きな岩小屋沢岳を乗り越え種池へと縦走します。翌朝、大きな爺が岳を往復する、新雪の北アルプス北部の縦走です。 ※雪山装備が必要です。
南アルプス・白峰三山から広河内岳、黒河内岳等の地味な山々を連ねて南に伸びる白峰南稜。その中で遠くからもクッキリと目立つ尖った二つの峰・それが笊が岳です。大井川支流の雨畑川の集落から上流を目指し広河原から屹立した急斜面を登り続けます。広葉樹の森の中の果てる事の無い登り。背後の安倍奥の重厚な山々以外、展望も無い厳しい登りが続きます。旧造林小屋跡、僅かに広場となった檜横手山を越えて樹相が変わり登り着く布引山。南稜稜線上に飛び出します。思わず上がる大歓声!大井川を挟んで南ア南部・赤石岳から聖岳、光岳の重厚な大山脈が広がります。布引山山頂に泊り、翌日、圧倒的な存在感の笊が岳に立ちます。見事な展望が待っています。
木曽駒ヶ岳周辺の賑わいが嘘のような中央アルプス南部。空木岳から南は更に登山者の姿を見ません。重厚な原生林と風化した花崗岩の対比が見事な南駒ケ岳は、新雪の季節を迎えました。伊奈川沿いを上流へと向かい取り付く北沢尾根は、巨樹の森の中に急峻に標高を上げて行きます。新雪の森林限界にテントを張り、ヤセ尾根を山頂に向かいます。巨岩の林立する中、登り詰め山頂に立てば、東側が一気に開け天竜川を挟んで重厚な南アルプス全山が目の前です。背後には木曽御嶽山から北アルプスの大展望が広がります。静寂と新雪の中央アルプスです。
豪雪がいち早く押し寄せる谷川連峰。谷川本峰と違い地味な白毛門から朝日岳にかけての稜線は訪れる者もなく、国道からのいきなりのラッセルとブナ林の中の厳しい登高が待っています。延々とした急斜面を這いあがり白毛門に立てば湯檜曽川を挟んで谷川岳東面のマチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢の荘厳な岩壁が見事です。安定した笠が岳との間に泊り、翌朝、真っ白な雪の痩せた稜線を美しい山稜の上に聳える朝日岳に登ります。360度の圧倒的な展望が独り占めできます。
一番早く安定した氷雪のバーンの形成される富士山。日本の雪山を志す登山者が必ず、この厳しい斜面で雪山技術の基礎を学んできたブッツケ本番の道場です。「風の谷」の雪上訓練は全くの雪山未経験者には雪山登山靴の履き方、冬山装備の装着から始め、凍結した登山道の歩き方を経て、初めて雪の斜面に入ります。登山靴だけの登下降、アイゼンの装着の仕方、アイゼン歩行を直登、下降、トラバース、ピッケルとの併用とピッケルの持ち方、斜面に応じた使用方法等の基礎を徹底的に行います。その上で、様々斜面での滑落停止、雪上ザイル技術を練習します。また五合目下でテント泊し雪山テント生活を経験します。本格的な雪山登山を目指す方は、ぜひ、来てください。他の講習の暖かい食事付の山小屋で、小屋の朝飯を食べて八時位に斜面に入り、ダラダラと形だけの訓練をして昼頃には引き上げる講習では雪山技術は身に付きません。朝はヘッドランプで出発し早朝の富士山の寒気を体験して、真剣勝負の雪山登山者を目指す方の参加を期待します。 ※経験者は上記訓練の他に雪上ザイル確保、支点構築、フィックス工作を訓練します。 ※雪山装備、宿泊装備、無料レンタル有
上記「講習費」には、山岳保険料、テント宿泊の際の食費、宿泊費は含まれますが交通費、営業山小屋代金等は一切含まれておりません。タクシー等を使用した際には参加者のワリカンでお願いいたします。
なお、テント宿泊の際のテント、食事、燃料等は基本的に主宰者が用意いたします。
参加申込書の内容(書式は問いません。箇条書きで可)を漏れなく記入し メールで nrh09361@nifty.com にお送りください(既に参加経験のある方は氏名と参加申込プラン名だけでOK)。返信に計画書を添付します。
郵送の方は 〒180-0013東京都武蔵野市西久保1-37-4 山岳ガイド「風の谷」あて 参加申込書に記入してお送りください。
お問い合わせもメール可。 メール、郵送どちらでも申し込まれたプランごとの詳細な計画書をお送りいたします。
(申し込まれて数日たっても計画書の届かない場合にはトラブルの可能性があります。必ずご連絡ください。)
なお、講習内容に不安な点や、不明な点のある場合は、メール nrh09361@nifty.comで、または携帯電話090-2248-9244にお問い合わせください。講習内容だけでなく、あらゆる登山に関する相談、質問にも応じています。
体調不良時の無理な参加は絶対におやめください。また、体重75kgを越える方の参加、予めご相談ください(安全を確保できないプランがあります)。