【きのぜみ勉強法A】

○より×を大切にしよう

 私の授業方針は「みなさん、たっぷり間違えて下さい。」っていうことです。間違える事が大事なのです。どうしてかというと、○と×とを比べて○の方が価値があるのは試験の時だけなのです。確かに試験では○はカウントされて得点が決まりますから当然○が大切です。でも勉強していく過程では圧倒的に×が大事です。例えば正誤問題で解答の時に迷ったが、たまたまカンで答えた方があっていたとしましょう。そこで質問します。あなたはそれを復習しますか?多くの人は「よかった。出来た!」と思って復習しないでしょう。そうするとまた次に、もしくは入学試験に類題が出てきた時、またカンで答えてしまうことになりますね。そうするとその問題に正解する確率はまた50%です。これではマズイでしょう。だからむしろ間違った方がいいのです。ただし間違った時に、必ず赤鉛筆できっちり訂正することです。

(木下ゼミでは問題の解答に際して一回目は黒鉛筆、二回目は青ボールペン、三回目は緑ボールペン。そして解答を見たり解説を聞いて訂正する場合に赤ボールペンを使ってもらっています。)

 ちょっと話はそれますが、みなさんは鉛筆を立てて、きっちりと書いていますか。筆圧を下げて後で消しゴムで消そうと思っていると鉛筆が寝てしまいます。力強く書き、間違えた場合はしっかり×をつけて、正しい答えを書く。そしてそれだけでなく「なぜまちがえたのか? 正解はどうやって導くのか」を必ず横に書いておいて下さい。こうすれば絶対努力がむくわれます。そしてこれが合格に一番近い方法です。


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