【きのぜみ勉強法@】 〜 学校の授業の受け方 〜

毎日の授業では、せっせとノー卜をとろう

 復習をしっかり行なうためには、授業をしっかり聞いておいて、ノートをしっかり取ることが大切である。とくに中学生のうちは、きちんと授業を聞くことだ。そして、聞きながらノートをたくさん取っていく。ノートを取れば眠気も失せるし集中力もわいてくる。同じ授業に出ていてもノートを取るのと取らないのとでは身につきかたが違う。

 ノートを取ると耳と手を同時に動かすため聴覚と触覚が同時に刺激されて記憶力が高まり授業内容を授業中に覚えることが可能となる。耳をそばだて、せっせと指を動かすことだ。ノートを取るとき、よくポイントだけを取ろうと努力する人がいるが私の経験から言ってもこれはちょっと無理な話だ。授業内容のポイントは、どんどんノートを取る中でわかってくる。最初からポイントがわかるわけではない。ノートを取りながら聞いているうち、授業の終わりのころになって、わかってくるものなのだ。

 そして、ノートの中身は、どんなに汚くてもいい。要は自分にわかればいいのであるし、人に見せるものではないから、きれいに書くことより、いかに大量に書きこむかに神経をつかうことだ。

 ノートは大学ノートを、授業ごとに分けたものでいい。一冊だけのルーズリーフを使い、あとで復習する際に整理する人もいるようだが、整理に気をつかい、肝心の記憶復習がおろそかになりがちだ。

 最初から授業別に分かれているほうが余計な手間をかけずにすむ。そして、これがもっとも肝心なことだが、こうして取ったノートを、しっかりと読み返し、内容を覚えることだ。

 せっかく取ったノートを読み返さないのでは、何の意味もない。ごく簡単なことだが、これをきちんと実行するだけで、授業内容の覚え方が違ってくる。なかには、きれいに清書したり、サブノートをつくることで覚えようとする人もいるが、これは時間がかかりすぎる。なるべくなら授業内容は、ノートを読むだけで暗記するようにしたい。ノートを取っていないか極わずかの場合は復習しようにも復習する糸口が見いだせないのである。

 理解とは暗記、つまり覚えたことを組み合わせる作業である。授業は最も基礎的な部分をやっているのであるから先ず「覚える」ことが大切である。


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