OSTRACISM CO.
■ 開発日記 巻之参拾五

OSTRA / Takeshi Yoneki

VIA Eden EPIAの問題点
1. シリアルが1ポートのみ。
2. イーサネットがVIAなのでnetatalkで問題になる可能性大。

2002.09.11

 MacOS XにはHP LaserJetシリーズ向けPPDファイルが大量に付属しているが、疑問が一つ。
 HP LaserJetシリーズの多くはPostScriptでなく、PCLで動くはずなんだが、PostScriptプリンタでもないのになぜPPDファイルなのだろう。
 我が家のプリンタはママの花嫁道具のHP LaseJet 4PJで、もちろんPCLプリンタだ。Linuxに接続し、GhostscriptでソフトウエアリップしてPostScriptプリンタのフリをさせている。そういったわけで、MacOS XにあらかじめPPDファイルが入っているのは大歓迎なのだが、こんな環境が一般的とは思えない。でも、ソフトウエアリップを前提としてしかPPDは意味がない。何か、もっと(米国にて)有名で一般的なソフトウエアリップシステムがあるのかなぁ。
 とはいえ、本当はPPDファイル一覧にHP LaserJet 4PJがあるわけじゃない。名前から推察されるようにこれは日本仕様のLaserJet 4なのであり、ROMでMSゴシックなどを搭載している。MacOS Xで試したところHP LaserJet 4Mできちんと印刷された(HP LaserJet 4 Plusでは印刷できなかった)。
 Windowsから印刷するときは、そもそもネットワーク印刷対応をOSがサポートしているおかげで、Linuxに対してPCLを送ることができる。Ghostscriptがきちんと解釈するかなど心配しなくても良いし、プリンタの機能をフルに使える。そうそう、MacintoshでPostScriptを直接出力するソフトで、印刷がダメな場合が結構ある。また、原因は違うのだが、相変わらずAdobe Acrobat Readerからは日本語の入ったPDFファイルは印刷できない。括弧の対応がおかしいという文法エラーなのだが、こういつまでも直さないところをみると、PostScript互換エンジンに対するプロテクトなのかもしれないと訝しむ。
 本当はPCLを出力するMacOS X向けのドライバがあれば一番なんだけどねぇ。
 ともあれ、なぜPCLプリンタ向けPPDファイルが堂々と、全てのMacOS Xマシンにインストールされているのか、この疑問、誰か説明して欲しい。

 追記。
 http://hp.sourceforge.net/ を見たら結構PostScriptを積んでるプリンタが多い。とはいえLaserJet4や4 PlusなどはPCLプリンタなのだがMacOS XにPPDが入っている。

2002.09.13

 20年以上使っている腕時計。セイコー TYPE II。たいした製品じゃない(当時2〜2.5万円程か?)はずなんだが、電池を何度も換え、壊れずに動いている。いわゆる当たり?
 電池交換をしてもらった時計屋のオヤジに「もう水晶が弱ってますよ」とか言われたことがある。そもそも水晶が弱るものなのか、ただ単に私に新品を売りつけたかっただけなのか不明。10年程前のこと。
 しかし、湿気が高いと中が曇るので、実際かなりヤバい。曇る現象が始まってから15年は経っているだろうか。ともかく奇跡的に動きつづけているのである。
 でも、当時としては軽かったが、今となっては結構重いので、軽い腕時計として安物のカシオのデジアナを買ったのはいつだったか、1年程前だろうか(たぶん記録してない、2000円だし)。今年の春に娘がどこかに隠してしまい、またTYPE IIを使ってたんだが、晩夏の友の会オフの日にペットボトル保冷カバー(どう表現したらいいんだろう、500mlのペットボトルを入れるアレである)を使おうとしたら中から出てきた。
 再度デジアナを使い始めたが、ゴムベルトが弱って切れてしまった。2000円の時計のベルトを交換するほど酔狂ではない。
 またTYPE IIを使い、湿気で曇る現象を9月の雨で確認。いいかげんヤバいよなぁ。
 で、再びカシオのデジアナを買ってきた(CASIO 2330、GEO TRAILと書いてあるがこれが製品名かどうかは不明、そもそもILLUMINATORが製品名だと思っていたがこれは機能説明らしい)。私、デジアナ好きなんである。今度は4600円。ベルトはゴムでなく合皮。さていつまで保つだろう。

2002.09.18

To: Hiroyuki Arai
Subject: Re: SKETCH SHOWの件
Date: Sat, 21 Sep 2002 22:57:27 +0900

> お久しぶりです。細野晴臣と高橋幸宏のユニット、SKETCH SHOWのフルアルバム
> が出たのをご存じでしょうか。

 今日、新宿ヴァージンで買ってきた。
 まだ聴いてないけど、NHKでの演奏は格好良かった。

OSTRA / Takeshi Yoneki

 ファイルサーバ用のパーツを仕入れるついでにHappy Hacking Keybord Lite 2(ASCII仕様、黒)を導入(ファイルサーバのハナシは後ほど)。
 PowerMac G4の純正キーボード(G4に限らず、iMac以降全部だが)は、なんとも使いにくい。ナゼかShiftキーが入りにくく、大文字になるべき箇所で大文字にならなかったりする間違いが多発する。それ以外にも打鍵したつもりでも入っていないことが多く、結構神経を使わされる。
 そこで、HHKである。
 フォルムは初期Macintoshのキーボードに似ている。現純正に比べ、背が高い。Commandキー相当の部分が普通のキーと同形なので、多少違和感がある。Enterキーが横に長いだけで、Delete(BS)キーの位置が下になっているのも違和感のひとつ。
 それ以外はPlusのキーボードを彷佛とさせる良いキーボードだ。さすがにタッチは全然違う(Plusキーボードのあのパコパコ感が好きなのであった)が、最近のキーボードの中では良い方だと思う。
 HHKの難点であった矢印キーがないという点もHHKL2では改善されている。
 不要なテンキーもなく、ともかくフルサイズのくせに小さいというのが嬉しい。
 もちろんControlキーはAの隣だ。
 ASCIIキーボードなので、日本語入力の切り替えは本来Capsで行うのだが、実はHHKにはCapsがないのである。何年ぶりかでCommand-Spaceに戻った。
 ASCIIキーボードは1年ぶり位なので、まだイマイチ(記号類の)感が戻らない。

2002.09.23

 寝室の鏡台の前で娘(2歳)が玩具のラッパを片手に、大声でヤキソバの唄(創作)を歌っていた。「やーきそばー・やーきそばー」。鏡に見惚れているので、どうやらアイドル歌手のつもりらしく、ラッパをマイクロホンに見立てている。どちらかといえばラッパはマイクロホンよりは拡声器に似ているので、アイドルよりは拡声器でアジっている左翼女のほうが近い。
 「ヤキソバ独占粉砕」と横槍を入れるパパ。

2002.09.25

To: Hiroyuki Arai
Subject: Re: SKETCH SHOWの件
Date: Wed, 25 Sep 2002 02:15:03 +0900

> 感想ですが、前半はちょっと……という感じですが、後半から良くなってくる感じで
> す。
> 少し音が軽いのでは、とも思います。二人の長所がうまく生かされていないような気
> もします。

 圧倒的に前半が良い。YMO的な作品も結構ある。ソロっぽいものとの
落差がはげしいね。
 とりあえず「Turn Turn」が気に入っている。アルバムトップの高橋作品は
好きなんだよね。BalletとかPure JamとかSupermanとか。
 90年代以降のテクノに慣れてないとキツい部分はあるかもしれないが、
いまYMOをやったとしたらこうなるという音になっている。
 音が軽いね、軽いというより少ないと思うんだが、余計な音を排して
シンプルな音像を作るのがKRAFTWERK以来の由緒正しいテクノ。逆にいえば
昔のYMOは音が多くてテクノっぽくないわけだけど。
 NHKの番組で「Turn Turn」を聴いたとき、おぉっ、テクノじゃんと
思った。しかも良いテクノ。

OSTRA / Takeshi Yoneki

 3代目alephとして安物ベアボーンキットでPCを組む。
Vパラのレビューの製品そのもの(http://www.dospara.co.jp/review/new/2002/0606/)。

Kit : ASUS TERMINATOR TUALATIN 20000円程
CPU : Intel Celeron 1.4GHz/100MHz 9000円程
HDD : Maxtor 80GB 12000円程
Memory : バルク PC133 CL2 256MB 4000円程
Modem : RATOK 56K 3000円程

レビューにあるように一部ジャンパーがマニュアルの記載と違い、CPUとメモリのバスクロックが固定されている。
CPU関連は勝手に認識するものと思っていたが、さにあらず。ジャンパーを正しく合わせないと起動しなかった(デフォルトはバスが133MHzだった)。じゃ、メモリはPC100でもよかったんじゃん。

Slackware 8.1のインストールは特に問題なし。Ethernetドライバはsis900。
カーネルの再構築でmake bzdiskが失敗するサイズなのであれこれ考える。初めてliloのマニュアルを読んだかも。

やけに静かなんだが、x7.5=750MHzだからか? 1.4GHzで動かしてみよう。

2002.09.30

 新aleph、通称新サバオ君。家庭内LANのファイル・プリンタサーバ。

 CPU(Celeron 1.4GHz)、HDD(Maxtor 80GB)、メモリ(256MB)、FAXモデムボードは先日秋葉原に総出でソフマップにて仕入れてきた。2歳児を抱えてツートップには寄れない。そもそも疲れてしまってヤマギワソフト(今は名前が違う?)までさえも行けず、新宿ヴァージンでスケッチショーを手に入れた。
 新宿では最初にタワーレコードに行こうと思ったが、長らく待ったうえ、満員のエレベータでブザーが鳴っているのに誰も降りようとしない間に隣のエレベータが通り過ぎて行ってしまった。エスカレータ使えよ莫迦者どもが。ベビーカーを押している家族連れ(ウチともう一組)は諦めて店から出て行った。状況からタワーレコードの階に行くよりヴァージンの方が早く行ける。
 そういえば西武新宿線高田馬場駅ホームのエレベータで、すれ違うのは莫迦親父と莫迦女ばかりだ。あんなに明白に車椅子+ベビーカー向けに作られているのになぁ。
 愚痴を書き出すときりがない。秋葉原では秋葉館でキーボードも入手。ママはFILCOのやつ。私はHappy Hacking Keyboard Lite 2(ASCII、黒)を購入。iMac以降のApple純正キーボードは完全に腐っている。私は1年間我慢して使ってきたが、ママは1ヶ月もたなかった。

 名鉄運輸とイマイチ話が合わず、土曜夜からインストール開始できる予定が、日曜午後になってしまった(ベアボーンは通販)。

「今日の配達は無理ですねぇ」
「土曜の午後に配達するよう伝えたのに来なかったぞ。どうするの?」
「お待ちください」
「今日は何時ならもって来れる?」
「1時から2時なら」
「じゃ1時から2時に」

 そもそも名鉄運輸の不在連絡票には営業時間の記載がない。「どうやら今日は持ってこないらしい」と判断がついたときにはもう電話連絡できないという罠。営業時間を書かないのはなぜですかね、忘れてるとは思えませんが。
 13時5分程に公園から戻るときに外にトラックが見えてた。ママの気転でギリギリセーフ。私はこれから届けるところと判断して部屋に向かったが、もう留守だとして次に向かうところとママは判断し、運転手に向かったのである。再び不在票を受け取るところだった。まぁ別に、ユニティに戻してもらっても構わないんだが、別の配送会社にするよう指示するだけだからさ。
 とはいえ、ともかく日曜には無事届いた。

 HDDをつなげようとして困ったのがひとつ。IDEフラットケーブルがCD-ROMにつながっている1本しかないのだ。普通、マザーボードには2本ついてこないか? CD-ROMがDMA対応だから1本でHDDと共有してもパフォーマンスはそんなに悪くないってか? しょうがないんでとりあえずIDEケーブルはCD-ROMと共有だ。コジマにはさすがにIDEフラットケーブルは売ってない。今度ヨドバシかさくらやで物色だ。
 CPUとHDDとメモリを挿して電源を入れるが、どうも起動する気配がない。あれこれ考えるが、ベースクロックのジャンパ設定を合わせると無事起動。あとはハード的なトラブルはない。
 現サーバも新サーバもチップセットはSiSだ。
 7年前の購入当時のスペックと比較するとCPUクロック14倍、メモリ容量8倍、HDD容量80倍、CD-ROM速度14倍になる。それで値段は1/6なんだから劇的に安くなったもんだ。
 さすがに最近のLinuxディストリビューションだとカーネルの再構築に異様に時間を食っていた。しかし、新サーバでは10分程で再構築できる。

2002.10.03

 Slackware 8.1(カーネル2.4.18)になると、make bzdiskでは大きすぎてFDには入らなくなっている。しかたがないので、lilo.confに手を入れ、初期インストールのカーネルをいつでも選択できるようにした。いつのまにやらliloはメニューを表示するようになったのね。
 Sambaのインストールはすんなりいったが、netatalkは難儀した。ゲストでは接続できるが登録ユーザでは接続できないのだ。printfデバッグしたところ、シャドウパスワードとcrypt()の結果が違っていた。変なので/etcを探ると、cryptでなくmd5でパスワードを保存する設定になっていた。
 netatalkも無事に動き出したので、imとmewをインストールし、メール環境を移行。
 次は印刷環境だ。まずはSambaの方だが、/dev/lp0のパーミッションを666にすると印刷されるようになった。問題はnetatalkだ。なんだかロックファイルが見つからないといったようなところでダメなっている。しかたがないのでIPプリンタとして印刷するがそれも出ない。
 printcapに記載したエラーログをtouchしてパーミッションを666にすると印刷されるようになった。しかし、netatalk経由では出ない。
 まぁ、IPプリントで問題ないのでnetatalk経由の追求は中止。
 Macintosh側では米国向けに出荷されたLaserJet 4MのPPDを使うのでリュウミンや中ゴシックのフォントを用意する必要もなさそうだ(LaserJet 4MのPPDには日本語のフォントの記述が全くない)。Ghostscriptは初期インストールで7.05が入っている。5.1向けのスクリプトで問題ない(gsの位置は修正したが)。
 Acrobat Reader 4以降での印刷でどうなるかはこれからチェック。
 次はFAX関連である。
 サーバ入れ替えついでに、NTTにフレッツADSLを申し込んだ。

2002.10.03

 知らぬ間にちょっと叩かれてた。
http://mentai.2ch.net/prog/kako/1002/10025/1002527606.html

> どこにでもある
> ぐちホームページじゃん。

 すみませんねぇ。

> 何を警戒しているのかわからんが、
> つまらんことに変わりはない。

 すみませんねぇ。

> サウンドデータ置きたいだけだったら、
> FreeWebでも使えばいい。それだけのために
> プロバイダを変えるなんて、そうとう頭が悪いと思う

 1998年にFreeWebが50MBのサービスをしていたのかね?(そもそもFreeWebがあったの?)
 まぁ、前口上に日付がないから現在の状況とは合わないとは思うが。
 当時、3WEBは本当に重くてしょうがなかった。ASAHI-NETに変えて良かったのは接続が何気なくなったこと。また、当時は有料でも1MB〜10MBが一般的で、50MBのサービスはASAHI-NET以外にはなかった。かなり破格だったので飛びついて、もう4年もそのまま。ってな状況は想像の範囲外だろうな。
 調べたらFreeWebはInfoseekに吸収されていた。 勝手な合併吸収でURLが変わるような不安定なサービスは使えないなぁ。

> Macのプログラム作るのって大変なんだな。
> キャレットの点滅処理まで自分で書くのね……

> あのページだけ見て、大変と思われるのもなー。
> 今は状況がだいぶ変わってますよ。

 OSやToolboxレベルではキャレットの点滅処理を自分で書くのは変わってないよ。他人の作ったライブラリを使えば別だけど、結局そのライブラリに手を入れるはめになるから、OSやToolboxがどの程度のことまでやってくれるかの知識は必須だぞ。

> それにしても、褌ってネーミングは秀丸を越えてるな(藁

 すみませんねぇ(いや、これはマジに)。

2002.10.07

To: Satomi Yoneki
Subject: 試験メール
Date: Tue, 08 Oct 2002 23:42:04 +0900

このメールを受け取ったら、パパにチューしてください。

OSTRA / Takeshi Yoneki

 日本レコード業界^H^H協会によると、CDの売上がまたまた落ち込んでるそうだが、そもそも異常なピーク時の売上を基準に語られてもなんだかなぁ、というのが正直な印象。
 北海道の西友の騒ぎで思うのは、日本の若者に乞食あるいは物乞いが増えたんだなぁと。

 長期にわたる平成不況は、ようはバブルのツケなんだが、バブルが食ったのは未来の資産ということだ。そう、現在の若年層にお金が回っていないことがバブルのツケだ。
 仕事で稼いでモノを買うのが基本なわけだが、若年層の就職難はその大前提が成り立たなくなっていることを示している。そりゃ遊興費は削られるし、チャンスがあれば乞食にもなろうし、ボロ儲けできるなら犯罪だってするさ。「ちゃんと自分で稼げ」と偉そうな事言えやしない。ジジババどもがバブル期に今の若者のお金を搾取したわけだから。
 山一や長銀を潰したヤツらは何か責任を取ったんかね。

 当面、70年代の英国のように不況が続くだろうし、治安はどんどん悪くなるだろう。
 ただ、この閉塞的な状況が、例えば戦争等の変な方向に向かわなければよいのだが。ちょっと心配ではある。

2002.10.09

http://www.emd.gr.jp/business/column/column009.htm

■『2002年3月17日』のパラグラフ

コラムを書く理由を述べているのみ。

> 「コピーコントロールCDについて」と題される意見や論評は情報不足と短視眼的な捉え方によって、問題の本質を見えにくくしているように思われる

「思われる」とあるように、この点が事実であるかどうかは不明。
具体的なソースが記載されていないので確認不能。

> 態度の表明の不在が

コラムニスト氏の批判対象はCCCDを否定するという態度を表明しているのではないか?
でなければ意味が通らないのだが。

■『今回エイベックスが』のパラグラフ

> あまりの容易さに肩すかしを食らったことに対する憤りという印象を受ける

「印象を受ける」とあるように、この点が事実であるかどうかは不明。
具体的なソースが記載されていないので確認不能。

例えば「あれをコピープロテクトとは呼びません」という内容の(ZDNetだったかimpressだったかの)インタビュー記事は単なる事実を述べていると読んだ。

> 彼らの意見の本質は

単なる想像だよね。事実ではない。また、論拠も根拠もソースも示されてないので確認不能。

このパラグラフは技術的批判をしている意見に対する、想像での中傷で、批判内容に踏み込んでるわけでもない。また、当コラムニスト氏の意見は全く記載されていない。

■『言うまでもなく』のパラグラフ

> 「レッドブック」には準拠していない

これは事実。

> 今後登場するコピーコントロール技術においてもそれは変わらない

想像だよね。
「Red Bookに準拠しない」を字義どおり受け止めればそうだろうが、何らかの規格を作ってそれに準拠した製品を作るという方向は十分考えられる。

> 問題を矮小化するばかりで本質を

問題の本質はなんでしょう。
「本質を」と書いたからには本質について書いて欲しいんですが、どれでしょう。

> コンパクトディスクは(ビジネス上)終わったメディアである

でしょうか?
これは想像だよね。意見と言ってもいいかな。

> 業界として規格化された著作権保護を施したデジタルオーディオメディアは既に存在している

これは事実。
ただ、CDを終わったとする論拠としてはかなり弱い。

DVDが普及して、VHSのセルビデオがDVDに追い抜かれた現在、VHSセルビデオに対し「終わったメディアである」と断定しても良いかと思う。
どちらかといえばDVDオーディオやSACDが「始まらなかったメディアである」となる可能性のほうが断然高い。

> プレーヤーが十分に安くなり普及台数が増えれば

あのねぇ。
世の中普及したメディアはごく僅かで、全く普及しなかったメディアの方が多いんだってば。
プレーヤーが安くなったり普及台数が増えるのは、もの凄いチャンスと奇跡が必要なんだよね(もちろん普及させようとする努力も)。Zipドライブって日本じゃ売れなかったよね、米国では結構普及したんだけど。これは日本でほとんど宣伝しなかったからだよね。
MDを普及させるためにどれだけソニーが宣伝にお金を使ったか。DataPlayなんつうマーケティング主導の半端なメディアが当たる可能性はほぼゼロ。これこそ奇跡が必要。
DVDオーディオやSACDがLカセットやVHDでないと誰が断言できるの。
44.1KHz 16bitというフォーマットは、オーディオ的にはそんなに悪くないという点が最大のネックなんだと思うがいかが。

> 需要が高ければDVDオーディオやSACDの可搬性を補完するものとなりうる

需要ってなんですか?
需要はマーケティングによって作るものであり、そこに「ある」ものではないよね。

> CDからそれら新しいデジタルメディアへの橋渡しに過ぎないのだ

いつかCDというメディアが終わって、別のメディアになるのは間違いない。でもそれは最低でも10年単位の時間が必要なことだ。なんだか今すぐにでもDVDオーディオやSACDに移行しちゃいそうなことを書いてるけど、クオリティ的に目覚しい進歩がないのにそう簡単には移行しない。CDが終わったと言えるのは最低でもあと10年は必要だろうね。
で、CDの次のメディアは、円盤じゃないかもしれない(そもそもメディアなのかどうかも疑問)。

ここでのパラグラフで、コラムニスト氏はCCCDが過渡的なものであると述べている。
誰がどう考えてもCCCDが過渡的なものであるのは事実だ。これだけではCCCDを肯定も否定もしていない。否定の文脈でCCCDが過渡的なものであることを述べることもできる。
CCCDが過渡的なものなのはわかりましたが、それでコラムニスト氏の意見はなんでしょう?

■ 『コピーコントロールCDを巡る意見でよく見かけるのは』のパラグラフ

> 今後の製品についても非サポートと宣言しているわけではない

今後の製品についても非サポートと宣言していると解釈するのが一般的だわな。
CCCDは正当なプロテクトでも規格でもないんで、サポートする理由がない。少なくともCDSのライセンスを取得してCDプレーヤーを作るメーカは今後もないと思うがいかが。

> それを公にするかしないかはともかく

グレーってことだよね。
こういうのを非サポートと言うんだよ。再生できることを保証しないんだから。
音はでるけど機器に負荷が高くなり、故障しやすくなるとかね。
TEACの160万円のCDプレーヤーで再生できるんかなぁ。

コラムニスト氏はCCCDが再生できないプレーヤーは駆逐されるからって「楽観的に見ている」そうだ。事実上CCCDが再生できないCDプレーヤーはなくなるから問題はないってことだそうな。

でもさ、今使ってるプレーヤーで再生できなかったらCCCDのために買い替えろってことだよね。で、買い替えた機種で再生できるかどうか誰も断言できないんだよね。だってレコード会社側がCDSのライセンス料を肩代わりするのでもないかぎりプレーヤーメーカは公式なCDS対応なんてする義理はないんだもん。やだなぁ。くじ引きじゃないんだからさ。

概ねオッケイってのは売る側が言ってはいけないコトなんでは? アングラ商売なら別だけど。

音質追求型のプレーヤではCCCDを全く再生できないことを明記する機種もでてくるかもね。

CCCDの音質の悪さ、機器の負荷増加で故障原因になりうるという問題に関する記述がないのは、なんですかね、あまりに明らかだからかな? 頭隠して尻ポリポリ。

■ 『また、シリコン系オーディオプレーヤー』のパラグラフ

何度読んでもわかりにくいんだが、CCCDはリッピングできないからmp-man等MP3携帯プレーヤーを使えなくなるという事実に対する代替案の提示をしているつもりなのかな?

> 音楽配信が通信料金で割高であるという論理はもう通用しない

皆が嫌がっているのは通信料金じゃなくて、ソフトをハードに縛り付けるやりかたなんだけどね、その点についての言及は全くないよね。知らんぷり?
パソコンと同程度の寿命(2〜4年程)の音楽ばかりじゃないよ。

据え置きオーディオ装置と携帯オーディオ装置両方で聴きたかったら2重に買えってのは、かなりいままでの常識に反するとは思う。MDにダビングできないわけじゃないから否定されているのはMP3携帯プレーヤーだけなんだろうけどねぇ。
で、もちろんCCCDで出荷した製品全部の音楽配信をしてるんだよね。少なくとも20年は全部維持して続けて欲しいんだけどね、責任上。

> そうした購入時の判断ミスは間々(原文ママ)あるものだ

Apple iPodを買うのは大間違いだそうな。

市場の動向を決めるのはメーカでもディストリビュータでもない。消費者が否定したものは消え去る以外に道はない。
MP3プレーヤーは既にある。MP3プレーヤに入れられないCCCDは使えないので買わないという選択をする個人は確実にいるだろう。それが大勢になるとは思えないが、世の中全部がCCCDになるという極端なハナシにもなかなかならない(特に米国では抵抗が根強い)。
既にライフスタイルは変化してしまった。それに追随できないなら捨て去られるだけだと思う。

DVDビデオの出始めは意味もなくリージョンコードを入れているソフトも多かったが、その無意味さに気づいて以降、ハリウッドと無関係な、例えば音楽ソフトの場合、リージョンALLのものが増えている。常識的な線で落ち着いてきたんだと思う(インターネット通販には国なんて関係ない)。

CCCDの騒動も、どこか常識的な線で落ち着いて欲しいとは思うが、2重に買えってのはどう考えても受け入れがたいよ。現在の線はまだ多分間違ってる。

スケッチショーはエイベックスにもかかわらずCCCDじゃないんでホッとした。今の半分以下しかレコードが売れてなかった時代にレコード買ってた人達がターゲットだからCCCDに意味がないんだろうけどね。

と、ここまでヤマナカが見つけてきた阿呆なコラムに注釈つけてきたが、あんまりに馬鹿なんで、もう中断。

2002.10.15

日夏というオッチャンの「MP3-CDプレーヤーは生き残れるか」も読んでみたけど、あれから1年、松下やソニーからこのジャンルの製品がでるとは思ってもみなかったみたいね。
以前は韓国や台湾製の怪しいDVDプレーヤーじゃないとMP3対応してなかったけど、いまや国産ブランドのDVDプレーヤーもMP3対応してるのが増えてきた。
据え置き型CDプレーヤーにMP3対応があんまりないのがナゼなのかが不明。あんまり新機種がないのかもしれない。
で、ようはこのオッチャン、MP3がどの程度メジャーになるのかという点で予測を著しくハズしてるんだが、「このサイトのコラムに何の力もない」とか言って、笑わせてくれる。そりゃそうだ、間違ってるんだもん。
Apple iPodが与えたメジャーさ加減を侮ってたんだろうかねぇ。

2002.10.15

タイムリーなことに日夏というオッチャンのナンバーワンプッシュのメディア、DataPlayが事業閉鎖と報道されてる。
とことん技術分野に嗅覚の働かないヒトなんだね。こういう莫迦がアナリスト気取りで何か書いても誰も読んでくれないわな。嘘っぱちばかりなんだもん。
実際私の嗅覚的にもDataPlayが化ける気配は感じなかった。そもそもとっくに忘れてたよ(^^)。
CDの次の「メディア」なんてものがあり得るのかも疑わしい。

2002.10.16

そもそも日夏雄高という名前は少女漫画から借用したペンネームらしく、全く無責任な文章であると断定できる。こんな莫迦相手に盛り上がってもしょうがないべ。

2002.10.16

ウィザードリィ サマナー \3000
ウィザードリィ エンパイア 復活の杖 \1500
ルイージマンション \3000
ナポレオン \900

メッセサンオーにほとんどGBあるいはGBCソフトがなかった。輸入コーナーにもGBCはなかった。もう完全にGBAに入れ替わったんだねぇ。

2002.10.16

ウィザードリィ サマナー (GBA)
ウィザードリィ エンパイア 復活の杖 (GBC)

 噂のサマナーを買ってきた。評価は糞味噌に言われているのになかなか値が下がらなかったからだ。ウィザードリィファンってのは糞とわかってもコレクター魂があるから買っちゃうんだねぇ。
 ようやく3000円程度になったのでサマナーを購入。ついでにエンパイア2も1500円だったので買ってきた。
 サマナーを始めて1時間以上は経っているが、まだレベルが1から上がっていない。なんですかこれは? ウィザードリィ云々以前に、これは商品のゲームですか? 十数匹のモンスターをやっと倒しても経験値24ってのはなんですか? レベル2まで1000必要なので、戦闘に3分かかるとして単純計算でも2時間必要だよね。ゲームバランスって言葉知ってる?
 ゲームとしてのクオリティが著しく低いのでウィザードリィ云々という文脈に到達できない。こんなゲームが許されるんじゃぁ、そりゃディンギル最高!になっちゃうわ。
 サマナーはウィザードリィのキャラゲーであって、ウィザードリィではない。それ以前になんらかの評価が可能なゲームですらない。
 あ、そうそう、ファミコンの時代ならまだしも、ユーザインタフェースの基本がなってないんだが、ゲームとして死んでるんだから、ま、ともかく腐ってる。素人。音楽は素人のゴミ。選択等のサウンドも素人。
 ディンギルも素人臭さを感じたんだが、サマナーはその比じゃないね。せめて商品としてのレベルを維持してくれ。
 最大の問題は、サマナーがGBAでは唯一のウィザードリィ(という名前のついたゲームパッケージ)だってことだ。Nintendo Power(SFC)版I、II、IIIの移植は大変なんかなぁ? 正しいウィザードリィをGBAに移植して欲しいよなぁ。

 で、サマナーはクソであるとの確認は済んだので、エンパイア2である。正式名称はエンパイア 復活の杖だが、一般的にエンパイア2で通る。
 サマナーの後ということもあって、ユーザインタフェースのこなれ具合が嬉しい。序盤、敵が多くても数匹ってのが嬉しい。え〜、こんなこと本来嬉しがるべき部分じゃないんだが。
 エンパイア2はシナリオとか罠とかでコンチクショーな部分がでるかもしれないけど、まずはゲームとして成り立っているところに拍手。本来拍手すべき点ではないんだが。
 ともかくエンパイア2は安心して進めることができそうだ。多分及第点。

 で、サマナーもエンパイアもなぜ呪文の名前が本来のウィザードリィと違うんだろう。版権の問題? なんかスッキリしないねぇ。

2002.10.17

Subject: GBWA
Date: Thu, 17 Oct 2002 01:02:47 +0900

 秋葉原メッセサンオーの海外コーナーに「Advance Wars」というGBAゲーム
があった。ウォーシミュレーションなんだが、非常に日本製くさい絵だ。
 日本で未発売なのかと調べると、「ゲームボーイウォーズアドバンス」が
10/12発売とあった、でたばっかかぁと思ったら2001年だった。さらに調べると
いつのまにやら発売未定になったまま1年経っている。
 米国ではテロ前に発売されたらしいが、日本では発売時期を逸したまま
今日に至るらしい。
 さっさと出して欲しいなぁ、ゲームは英語でもいいんだけど、マニュアルは
日本語で読みたいんだよぉ。

 米国とイラクがいつ戦争になるかわかんないこの時期、やはり出せないん
かなぁ。

OSTRA / Takeshi Yoneki

 ヨドバシドットコムで見る限りにおいて、PCとの親和性の高いデジタル携帯オーディオ機器(いわゆるMP3プレーヤー)はほとんどがMP3対応となっている。1〜2年前までは国内メーカを中心に意地でもMP3に対応なんてするもんかという状態だったが、やはり売れない商品に意味はないということで、松下もソニーも三洋もMP3に対応してしまっている。唯一の例外がソニーのネットワークウォークマンNW-MS10であるが、これは旧製品の仕様をほぼ維持した代替機で、ATRAC3オンリーである。始めたら責任上やめないのはソニーの企業としての正しさだし、他の形式に比べてATRAC3はMDLPとかVAIOである程度認知された形式である。だが、ネットワークウォークマンにはMP3対応のNW-E10もあり、ヨドバシドットコムでの一覧で先に出てくる(こっちの方が売れ筋という意味だ)。
 まぁ、少なくともWMA専用機などという意味不明な製品はもはや存在しない。

 結局のところ消費者はMP3を選んだのである。かつてのVHS対βはビクター対ソニーであり、消費者にできることは二者択一でしかなかったが、MP3選択における動向はこの図式とかなり違う。消費者対メーカあるいは消費者対レコード会社だからだ。

 MP3は個人が開発したデコーダやエンコーダが存在することからもわかるように、草の根的意味合いがかなり強い。
 こんなに直接的に消費者が技術の方向を決めたことはオーディオ業界にはなかったことではないか。メーカやレコード会社は著作権保護技術の導入を工作したが明らかに失敗した。
 SPからLP、LPからCDへの移行は消費者の意向とはほぼ関係なく、メーカやレコード会社の思惑のみが優先された。カセットテープからMDへの移行もメーカの思惑が強く出ている。しかし、MP3対応はメーカはまだしもレコード会社の希望とは反する方向だ。また、ATRAC3へ収斂するだろうなどという意見は全く現実的ではない。ATRAC3へ収斂する気配は微塵もなく、むしろATRAC3が見捨てられる可能性のほうが依然高い(ソニーは頑張るとは思うが)。

 メーカやレコード会社は著作権保護技術を導入すると、消費者にどんなメリットがあるのかを伝えないできた。なぜ伝えないできたかといえば、メリットがないからだ。メーカやレコード会社は本気で著作権保護技術を導入させたかったら、メリットを作りこまなくてはいけない。

 CDをリッピング・エンコードして携帯プレーヤーで持ち歩くのは既に確立されたライフスタイルだ。それを止めさせようというなら、より優れた提案を行うのが筋だ。CDを買ったら、自分でリッピング・エンコードしなくても著作権保護技術の入った音楽ファイルをダウンロードできるようにするというのがレコード会社のとるべき正しい行動のはずなのだが、どうしてそれができないのだろう? こういう方法以外で著作権保護技術なんて広まりようがないのに。

 ウォークマンが発明されてから20年以上経つのだが、エイベックスがCCCDで行ったことはこのウォークマン革命を否定することだ。CDをリッピング・エンコードするのは単にLPをカセットテープで録音するという行動の現代版でしかない。携帯プレーヤーで持ち歩くことを否定したままのCCCDは早晩消費者に見捨てられるであろう。

 既に広がった音楽ライフ。カーオーディオもMP3対応が進んでいる。長時間ドライブ向けにCD10枚分が詰め込まれたCD-Rを用意するなんてのも(まだ少数派だが)普通のことだ。パソコンを音楽サーバにして長時間演奏させるのも普通のことだ。普通のことを普通にさせて欲しい。

 個人のパワーを解放する機器としてパソコンを売り込んだジョブス。このMP3に関してもiTunesやiPodで重要な役割を演じている。
 なにはともあれ、MP3は既にある。時間を逆戻りさせることはできない。

2002.10.18

http://it.nikkei.co.jp/it/sp1/index.cfm?i=20020129p2000p1
(もうつながりません。JASRAC理事へのインタビュー記事だったと思う。)

こんな解釈初めて見た。
MDにコピーするのは私的複製の範囲外だそうなんで、私的録音補償金を全て返却してくださいな。
こういう世間知らずの莫迦に著作権料として集められたお金から莫大な退職金を払うなんて許しがたいなぁ。

2002.10.18

To: Satomi Yoneki
Subject: 試験
Date: Mon, 21 Oct 2002 09:57:47 +0900

届けばADSL設定終了。

OSTRA / Takeshi Yoneki

 GC立ち上げのタイトル、ルイージマンションの秋葉原価格が\3000になったので、ようやく導入。立ち上げがマリオでなくルイージってのが任天堂の本気度を疑うというような中傷はあったけど、実に面白いアクションゲームである。しかし、こんな冗談(大切な立ち上げにマリオを使わず、ルイージ初主人公ゲームをさらりと出す)が通ってしまうってのは凄いことだ。GCの実際の売上にも影響を与えただろうに。任天堂の余裕のなせる技。
 でも、やればわかるが、面白くってしょうがない。
 買って帰った日には娘(2歳半)はもう寝てたんだが、翌朝金曜日、食卓に置いておくと、目をキラキラさせながら「ねぇねぇこのゴルフなぁになぁに」と気もそぞろ。ルイージキャラのパッケージでマリオゴルフと混同しているのである。
 「これはゴルフじゃなくて、オバケが出てくるんだぞ」(オバケの部分は強弱を付けておどろおどろしく)「見るか?」「見る〜」「じゃ、今日帰ってからな」
 忘れてると思っていたが約束を覚えており、せかされてまずは一発。予想外の面白さにパパ絶賛。いやまぁ、ピクミンの面白さとは違うよ。
 明日は運動会だから早く寝ような。

2002.10.21

 ほぼ衝動的にISDNからADSLへの移行をASAHI-NET経由でNTT東日本に注文し、開通した。8Mbpsのプランだが、速度は1.1〜1.3Mbps程度。電話局からの距離的にこんなもんか? 1.5Mbpsプランだとさらに速度は低かろう。
 モジュラージャックから長い電話線でパソ部屋まで伸ばしているが、短いケーブルでADSLモデムに入れて、Etherケーブルで引き回した方が1割程速度が向上する(1.1〜1.3ってのはそういう意味)。かなりセンシティブなんだね。
 それでも従来比20倍でやりとりできる。
 そんなわけでEtherケーブルを買うなりしなくちゃだわさ。

2002.10.22

 家庭内ファイルサーバalephに接続しているキーボードを勤務先で使おうと思い、腐れAppleUSBキーボードと取り替えたところ、なぜかイーサネットが動かなくなった。BIOSの設定をあれこれ変えると、USB FunctionがEnableだとダメと判明。もちろんこれがDisableだとUSBキーボードは使えない。はて、マザーボードの問題? それともLinuxのドライバの問題?
 しょうがないので、だいぶ以前に買った腐れPS/2キーボードを引っ張り出してきてサーバにつなげた。どうせ打つのはshutdownだけだからこれでいい。

2002.10.23

 新aleph通称サバオ君であるASUS TERMINATOR TUALATIN (TUSC) はサーバ用途的に安定してて非常に具合がよろしいが、気になってる問題点。

1. Wake-on-LAN云々のマニュアルでの説明では具体的にどうすればWake-on-LANできるか、そもそもできないのか不明。チップセットとBIOSは対応しているが、マザーボードとしては対応していない様子。そもそもWOL向けの接続端子がどこにも存在しない。にもかかわらずマニュアルでのWOLの説明では「オプションのLANカードを使え」みたいなことが書いてある。オプションのLANカードを使っても不可能なんだからBIOSからはずせよ。
2. USB Functionと内蔵EtherNetのバッティング。ただしWindowsではどうかは不明。
3. SiS630系はダメってしてるPCIボードがある。なんかあるんかなぁ。

2002.10.24

To: Michio Ono
Subject: Re: GBWA
Date: Thu, 24 Oct 2002 01:37:21 +0900

> あ、そういえば、キューブのスターフォックスの
> 噂はどんなもんかな? 下の子、64のスターフォックス
> 気に入ってて、いまだに、よくやってるんだよなぁ

 今回のスターフォックスは戦闘機モノじゃないよ。ナムコのACチームの
スターフォックスは来年かな。
 レアウエアのアクションゲームなんでドンキーやバンジョーの好きな
尾野さんならオッケイなんではとの予想。あ、レアがMSに買われたから
任天堂キャラでの最後のレアの製品かもね。
 まだ出て一月なんで評価は不明。
 少なくとも私は注目してない(レアのゲーム、やっぱ苦手)。

OSTRA / Takeshi Yoneki

 玄関の扉の塗装が乾くまで2時間程身動き取れないということで、すっかり忘れていたUnrealをPowerMac G4 (QuickSilver)で動かそうと思い立った。
 さぞ速かろうと1024x768(16bit)で動作させ、序盤をやってみたが、3D酔いしてしまった。塗装の有機溶剤の臭いも一因だろうが、Unrealで3D酔いはしなかったはずである。これはかなりコマ数が少ない(ガタガタ)ということだ。
 結局のところ640x480(32bit)で動作させて快適となった。3D性能に関してnVIDIA GeForce2 MXがATI XCLAIM 3D RAGE PROに比べさほど抜きん出た性能ではないということだろうか。それともRAVE APIがATI向けに最適化されていてnVIDIAでは性能が出ないということだろうか。
 期待した性能でなくショボンである。nVIDIA製品はOpenGLを使えというハナシ?

 スマートジョイパッド3(PSコントローラをUSB変換するアダプタ)を使って初期型PSパッドを接続。設定をいろいろ試行錯誤したあげく、キングスフィールドパターンに落ち着く。
 以前中断したところから再度進めてみたが、とてつもなく厳しい。キングスフィールドの終盤やアーマードコアのアリーナなみに注意力と根気が必要。

 Macintosh版無印Unrealのアップデータ等は http://www.gamers.org/pub/unreal/ にまだある。

2002.10.31

中学生のときだったか高校生のときだったか、ちゃんとホームズものを読もうと思い立った。ホームズは翻訳が多いので誰の訳で読むのかが第一の選択であった。しかし少し調べると、実際は米英との戦争の関係で「事件簿」の訳が新潮文庫の延原版しかないと判明。選択肢など存在しなかったのだ。全部読むなら延原版しかなかったのである。でも、延原訳は読みやすいとは言いがたかった。しかも各短編集から抜けている作品が別冊の「叡智」という謎の短編集になってしまっている。あんなに有名でメジャーなシリーズなのにいざちゃんと読もうとすると結構悲惨な状況だったのである。
大学生のときだったか働き始めていたか、古本屋でパシフィカのホームズ全集を手に入れた。もちろん「事件簿」は入っていない。でも買って安心したのかほとんど手付かず。
もう一昔前になってしまったが、1990年にドイルの著作を日本で自由に出版できるようになり、早川も創元も「事件簿」を出せるようになった。ようやく延原版に頼らなくても全部読めるということだ。長かったよまったく。
贋作ばかり読んで、もう聖典の記憶がほとんどないので読み直しをしようと創元文庫の「冒険」を買ってきた。あれ、これってパシフィカと同じ阿部版じゃん。
ま、いいや、文庫本の値段をケチる年齢ではない。全集はやはり持ち歩きにくいのでとりあえずこのまま「ホームズ強化月間」だ。深町版「事件簿」まで読破だ。
最終的には早川文庫の大久保版も読みたいな。これは「事件簿」も同じ翻訳者だしね。
「マイノリティ・レポート」を探して読み直すんじゃなかったか?

2002.11.01

 Unreal再開に引き続き、買ったままチュートリアルだけやって放置していたMyth IIを開始した。画面サイズ等の設定はなく普通に動作。まぁ、元々重かったわけでもない。ところが1面が終わって2面が始まるとフリーズ。MacOS 9.2.1をクリーンインストールしたシステムを用意したが現象は一緒。ハイブリッドな製品だったのでWindowsではどうかとWindows2000で走らせたが同じ個所でフリーズ。色々手を尽くして、MacではRAVEでなくSoftwareでレンダリングすると、WindowsではDirectXでなくやはりSoftwareでレンダリングするよう指定すると動くようになった。MacとWindowsが同じようにフリーズするなんて、面白いけど厳しいなぁ。どちらもnVIDIAのグラフィックチップだってのが関係ある?
 BeOS向けにQuakeが移植されていると知り、動作させてみる(データファイルの大文字小文字でちとハマる)。かなり画面が粗いモードで起動はするが、画面サイズが変更できない。できなさそうだが、本当にできないの?
 WindowsのGL Quakeの方が断然美しい。スマートジョイパッド3に旧純正PSパッドを接続し、JoyToKey(http://hp.vector.co.jp/authors/VA016823/)を使う。キングスフィールドのようにQuakeを操作できる。
 GL Quakeの問題点は、なぜか明るさ調整が効かないこと。もそっと明るくないと変に難易度が高い。あとは、800x600とか1024x768にするとコケること。理由は不明。実際遊ぶのには640x480でいいんだけどね。
 Quake久々に1面進めるが、攻略サイトで調べると、あと1面でセクション2が終わるそうで、そこでやっと半分だ。何年やってんだか。でもやっぱ面白いゲームだよなぁ。

2002.11.05

 Quake、DOS版の頃からのセーブファイルを引き継ぎ、OpenGL版にてエピソード2をクリアした。
 イントロダクションに戻ってきたが、エピソード2への入り口が塞がっていることでクリアを表現しているようだ。ということは、エピソード1への入り口が開いているのはナゼ? エピソード2だけをクリアしたって意味? Quake半分終わったと喜んでいたが、実は1/4ってことなのかもしれない。ナゼかエピソード1からでなくエピソード2から始めてたってことだろうか。
 そもそもイントロダクションでの入り口が3×4あり、それが難易度とエピソードを表現しているなんて、エピソード2をクリアするまで気づかなかった。エピソード1での敵の出現数からみてどうやら難易度はイージーだったようだ。
 Unrealもイージーでやり直すべきだろうか、いや、もしかしたらそもそもイージーで始めたんだっけか(現在攻略しているモードを確認できるようにしておいて欲しいぞ、切実に)。

2002.11.06

 阿部訳の聖典「シャーロックホームズの冒険」を読み出したら、これがやはりそんじょそこらの贋作とは比べ物にならないくらい面白くて、即「回想」に突入。
 何度か聖典の読み直しをしようと思い立った経験はあるが、なぜかすぐにやめてしまっていた。今回は最後まで読むのではとの予感。「冒険」最初の「ボヘミアの醜聞」あたりは何度読んだか知れず(読み直しをするたびに最初にあたるからだ)。
 延原訳に比べかなり読みやすいのは、訳が新しいからだと思う。「良人」と書いて「おっと」と読ませるのはいまだ馴染めない。新しいとはいっても創元推理文庫の最初の版は1960年なので、訳は1950年代(あるいはそれ以前)になされたはずで、半世紀は経っている。延原訳は多分大正か昭和初期だろうけどね。

 で、ホームズといえばパイプ煙草である。久しぶりにパイプをふかそうと思うのだが、私の生活ルートにまともな煙草屋がない。ダンパーも確か無くしたままではなかったか。
 パイプはだいぶ昔踏んで壊してしまって、そのときに買い直したのだが、その後はあまり使っていない。引っ張り出してきて形状確認をして活性炭フィルターやメンテの道具を買い揃えないとダメだな。さて、どこへ行ったら良いやら。

2002.11.07

 高田馬場は学生の町だからマトモな煙草屋もあるのではないかと、ちょっと歩いてみた。らしき店も見つからず、トボトボ戻ってくると、高田馬場駅近くのお店の煙草の自動販売機のラインナップが異様だった。見たことない煙草が並んでいるのだ。
 お店はまだ開いており、おかみさんに「パイプ煙草はありますか?」と訊ねると店内の方を指差す。おおぉ、パイプ煙草が陳列されていた。私の通勤ルートにきっちりパイプ煙草が売られていたのであった。
 その高田馬場の「山本TABACO」にて「ブラック・アンド・マイルド」と安物のダンパーを購入。また、家の近所のファミリーマートでジッポライターの燃料も手に入れる。長いことジッポライターを使っていなかったが、さすがにパイプは100円ライターではかなり運用がつらいのである。
 久しぶりのパイプ煙草は辛い。

2002.11.08

 都立家政駅近所の中古屋の時代屋にて、
アクアゾーン (SS) 680円
カルドセプトII (DC) 3280円
を購入。もちろん開発会社にはお金は入らないが、もはや新品で買ってもお金は入らない。エンドユーザーの購入との直接リンクでない罠。まぁ、緩衝材としての販売会社ってのは必須なんだがな。
 アクアゾーンはまさしく例のあのアクアゾーンであり、パッケージの帯に「ゲームではありません」と明記してある。こういうのをコンシューマゲーム機で売ろうっていうセガってのはやはり偉かったんだろうなぁ。
 アクアゾーンを映したままAVアンプをFM放送に合わせる。BGM+BGVである。娘にはつまらないようではあったが。私も別に熱帯魚には興味はない。サターンじゃアイテムの追加もできないだろうし、シーマンでもやった方が健全だろうか。

2002.11.10

 今回のホームズ強化月間は順調に進み、既に短編3冊目に到達している。やっぱ面白いんだわさ。
 阿部訳はたま〜に怪しい部分があるけれど、概ね読みやすくて親しみやすい。いやまぁ、1日だけ本が見つからなかったとき代替として大久保訳を読んだんだが、阿部訳のような怪しい部分もなく安心して楽しめた、わははは(本は娘のシールの台紙の下に隠れてた)。
 世間での訳の評価は延原>阿部>大久保の順のようだが、どう考えてもこれは逆だろう。延原訳の古色蒼然とした文章を有難がる気持ちは全く理解できない。100年前の小説なんだから、古色蒼然としててあたりまえといった変な意見も見つけた。この100年で(特に文章の)日本語がいかに変化したか、また、(特に英国の)英語がいかに変化しなかったかを知らないのだろう。深町版事件簿の訳者あとがきに「今回原文をじっくり読んでみてやや意外だったのは、文章面で古色蒼然といった趣の表現にはほとんど出くわさなかったこと」とある。同じことを表現するならより読みやすくするのがドイルとしても本望なのではないだろうか。
 え〜、阿部訳の怪しい部分は後ほど実例を。
 ジュブナイル化されたものにしか接してなく、これからホームズをきちんと読もうってヒトには早川文庫の大久保版をお奨めします。

 そもそも1990年に著作権が切れるまで事件簿が新潮からしか出版されてなかった件の詳しい事情を誰か語ってくれないもんだろうか。独占翻訳権を新潮が持ってたの? そうでなければ著作権料を払って翻訳することも可能だったんじゃないのか? 正確な事情を誰かが教えてくれないと、問題は著作権なのではなく翻訳権にあるのではないかと邪推しちゃうよ。深町版事件簿の訳者あとがきにも詳しい記述はない。芦辺氏は何か知ってそうなんだがなぁ。

2002.11.15

延原(入院患者)
 どうしてこんなことになったのか、なにか聞きましたか?
 ええ、少し聞いています。
阿部(入院患者)
 こんなことになったについて、いろいろないきさつは聞いたですか
 ええ、多少聞いたです
大久保(入院患者)
 こうなったいきさつについては、もうお聞きになりましたか?
 ええ、少しは聞いております。

 並べると阿部訳の変さ加減がわかると思う。「聞いたです」ってのはどこの方言だろう(方言だとすればだが)。阿部訳ではごくまれにこういう日本語としてちょっとアレかなぁという表現に出くわす。特に「入院患者」では数ケ所こういった表現がある。
 だが、阿部訳は延原訳に比べればたいへん読みやすい。もっとも、一番読みやすく訳が日本語として素直なのは大久保訳なのだが。

延原(マスグレーヴ家の儀式)
 日常の起居出入、その他やることが、同宿者でもあればほとほと持てあますだろうほど、だらしのないことである。とはいっても、私もだらしがあるほうでは決してない。
阿部(マズグレーヴ家の儀式書)
 個人的な習癖ということになると、彼くらい、同宿人の気を変にしてしまうほどだらしのない男はなかったということである。もっとも、その点についていえば、私にしても、礼儀正しい男だというわけでもない。
大久保(マスグレーヴ家の儀典書)
 日常の習慣に関しては、いっしょに住む人間の頭がおかしくなるほどだらしがないのだ。もっとも、この点では、私だってあまり礼儀正しいとはいえないだろう。

 「だらしがある」ってのははたして日本語の表現にあるのだろうか。「起居出入」という漢語表現も翻訳当時は使ったのかも知れないが、古臭い表現であることは間違いなく、読んだ当時高校生だった私にはウンザリさせられる点であった。

2002.11.15

 OpenGL版で再開した無印Quake、エピソード4を終えたがラスボスにはまだ遭えない。エピソード1を終わってないからだ。DOS版でエピソード1は終えてたんだが、イージーではなくノーマルでやってたからエピソード2のときにイージーで新規ゲームとして始めたんだろう(自分のことなのに記憶が曖昧なので推測)。イントロダクションに戻ればエピソード単位では難易度を変えられるなんて知らなかったからだが。
 とはいえ、一度ノーマルでクリアしたエピソードなので、イージーでサクッと終わらせ、ようやくラスボス、長いこと放置されてたQuakeをようやくクリア。そういえば私は電車に忘れ物したおかげでPC版Quakeを2度買ったんだよな。
 で、その勢いで、次はQuake IIである。1024x768ではグラフィックチップ(nVIDIA RIVA TNT)の能力に余るらしく、多少滑らかさがない。640x480で快適に遊べる。もちろんコントローラはスマートジョイパッド3に初期型PSパッドを接続している。
 Quake IIはQuakeに比べ、ある程度ちゃんと敵を狙わないといけない。バイオレンスキラーに近いが、マウスを前提とした作りということだろうか(バイオレンスキラーは3Dスティックを使う)。Quake程度の大雑把さが好きなんだけど。雰囲気もQuakeの方が良いなぁ。
 OpenGL版Quakeプレイでの注意点。Windows2000での「電源オプション-モニタの電源を切る」を有効にしたままOpenGL版Quakeを動作させ、モニタの電源が切れるまで放置すると、回復できなくなる。2〜3度これでブッチンした。
 Quakeを起動したままトイレに行ってる間に、パパのゲームに興味津々の娘がテキトーにガチャガチャして「ねぇねぇ、壁にペンキ塗ってるよぉ」とのこと。壁に向かって血まみれの斧を振ってるわけだが、情操教育には悪いわな。

2002.11.18

 ディックといえば気違いな小説を書いているおかげで、ウチのママなんかはかなりマイナーな作家だと認識していた。作品が何本も映画(大作映画もある)になり、早川や創元の文庫が置いてある程度の規模の書店に複数冊必ず作品が並んでいる作家だというのにである。いやいや、ディックは気違い小説を書くけど、立派にメジャーだよ、本人が望んだ状態とは思えないけど。
 とはいえ、マイナーな作家と思われる原因もあるのである。サンリオ文庫がディックをたくさん翻訳してたおかげで、サンリオ撤退以降あまりにも長いこと幻の作家になってしまっていた。高校生の頃、書店でたくさんディックを見掛けたにもかわらず、その後消え去ってしまい、古本屋で高値で取引されている始末。ディックがいまひとつメジャーと認識されにくいのは、この日本の特殊事情が関わっている。
 ある時期以降、早川と創元がどんどんディックを出してくれるのでようやく本来の姿になっていってるのではないだろうか。いやまぁ、それでも気違いな小説には違いない。むしろ、あんな気違いな小説をあれだけ大量に店頭に並べてるという事実が驚愕に値する。
 そんなわけで、私はキティちゃんが嫌いなのである。

2002.11.20

 だいぶ以前からSONY RM-VL700U(学習リモコン)の調子がおかしい。ときどき反応しなくなるのでパンパンと叩くのだが、きっとそれが更なる調子がおかしい原因となって・・・。
 ビデオデッキのにコマンドを送れなくなっていたんだが、取説を探し再設定した。たぶん娘が消したんじゃないかな。
 1年半程前に、ママミニコンポを廃棄して、AVアンプとスピーカーとDVDプレーヤーを導入した。それまではミニコンポの音が死んでたので、音声出力はテレビに直結。基本的にテレビとケーブルテレビチューナーのリモコンがあれば足りてた(地上波なら1個で済む)。しかし今度はアンプを常用するようになり、さすがにリモコン3個は常用しにくい。
 そこで導入されたのがSONY RM-VL700Uであった。その後地上波でなくケーブルのチャンネルも良く見るようになった。リモコンの利便性が上がるってのは重要なことだ。
 半年ほど前からときどきAVシステムの音声の定位が怪しくなっていた。ケーブルテレビチューナーが死んだのかと思ったがさにあらず、AVアンプのスピーカー切り替えを何度かしたら定位が戻った。もう接触不良である。困った。
 オーディオシステム側のアンプもいいかげんガリがひどいしなぁ。接点復活剤を使ってもせいぜい3ヶ月ってとこか。

2002.11.25

 数年ぶりにQuakeを再開し、エンディングを迎えた勢いでQuake IIを攻略。イージーモードは老人子供向けと取説にあるものの気にしない。Quake IIのラスボスを倒し、id Softwareの開発陣のギャラリーを見物。
 さすがに、FPSは飽きた。今回のFPS強化月間はUnrealで始まったはずだが、Unrealの方はさほど進んでいない。

2002.11.25

 PDAとして考えると、SONY PCG-U3(VAIO U)とかSHARP SL-C700(Linux Zaurus)は非常に魅力的に映る。最近のPDAはPalmタイプがほとんどだが、両機種ともキーボードがあるのが嬉しい。VAIO UはPCなんだからあたりまえだが。VAIO Uは次期機種はTablet PCになるんだろうか。
 ところがスペックを調べると致命的な欠陥にぶち当たる。連続稼動公称4時間ではPDAとしてはバッテリーがもたなすぎである。結局これらの製品はPDAとして最低限必須の要求を満たしていない。
 Palmシリーズの長所は、PalmPilot Proの頃は1ヶ月に1回程度の電池交換で動作する点だったわけだし、Palm Vxでは週末に1回クレードルに置く程度でバッテリーのことなんて忘れて良い点だ。HP-200LXもバッテリーのことを忘れて良い機種だったそうだし(どこでも買える単3電池てところも利点)、良いPDAってのはバッテリーがもつ機種なのである。
 でも、現在のPalmの運用(日に数分)だとVAIO UやLinux Zaurusでどの程度バッテリーがもつんだろう。1週間は無理だろうか。バッテリーを食う最大の原因は液晶(バックライト)に違いない。Palmのモノクロ液晶はいかにもバッテリーを食わない。
 そもそもPDAとして使いやすいのかどうかという問題は残るな、特にVAIO UはモロPCだし。

2002.11.25

 例えば SONY MPD-AP20Uである。バッテリー駆動のコンボドライブだが、ポータブルCDプレーヤーとして持ち運ぶことを想定した製品だ。オーディオ装置としてはCD-DA、MP3、WAVに対応している。で、この製品でSME(SonyMusic)のレーベルゲートCDは聴けるんだろうか。普通に考えると聴けないと判断するのが妥当だが、新製品なので再生できる可能性はある(最近はCD-ROM/R/RW系ドライブでも対応している製品がある)。
 もし聴けないとすると、かなりアンビバレントな状況といえる。再生装置とメディアのどちらかが間違っているということだからだ。SONYの行動の影響力はエイベックスの比じゃない。

2002.11.26

 PS2初期の奇作、Ring of Red。ずっと再開希望はあり、娘があんまり怖がらない年齢になってきたので再開。本当はまだ恐いそうだが。
 石巻で時間をかけてじっくり攻略したので進路は石越へ。で、石越でついに惨敗。自分で動きを決められない駒があるとは、困った面だ。2時間の攻略がパー。しかし、そもそも時間かかりすぎ。
 攻略サイト(http://www.nava21.ne.jp/~popon/map/map01.htm)を参考に随伴兵の調整からやり直しだ。「皆さん頑張りましょう」。

2002.11.26

 ウォーシミュレーションの最大の問題点は、攻略にやたらに時間を食うことだ。PSの戦闘国家は戦闘ムービーを任意にすることでスピードアップをプレイヤーに提示しており、これは嬉しい態度だった。しかし、これはムービーに全く意味がないからできたことであり、ハドソンのネクタリスシリーズはいくつユニットが残るのかということをきっちりアニメーションで見せてくれたわけで、意味のある部分は削ってはいけないのである(ネクタリスシリーズのアニメは軽快で良かったってのはある)。
 Ring of Redはとんでもなく時間食いである。一般的なウォーシムにおいてユニットレベルの戦闘は数秒程度の時間なのだが、Ring of Redはそこに相当する部分の比重が非常に重い。60秒間気を緩めることなくリアルタイムで戦闘を指揮するのである。ユニットとユニットのぶつかりで単純に決まるウォーシムと違い、リアルタイムでの指揮如何によりいくらでも不利な状況に追い込まれてしまう。
 そのかわりRing of Redは一般的なウォーシムに比べマップは狭く、複雑さは低い。ウォーシムで難易度の最も高い生産という概念もないので、本質的にはネクタリスタイプの詰め将棋だ(全てのSRPGは詰め将棋だろうけどね)。とはいえ、時間を食うのは事実で、作戦途中でセーブしたところから再開するとそのセーブデータが消えてしまうというシステムはかなり手厳しい(SFCオウガという作戦中セーブなしという悪例があり、セーブできるだけマシとは思うが)。凡ミスで失敗してリセットするにはあまりにも時間を食っているのである。
 もうちょっと、戦闘に時間を食わないシステムにできなかったもんだろうか。アニメーションで食ってる時間がかなり多いとは思う。ぼやぼやしてたら手番を失うってことの表現をどうするかだよなぁ。
 そんなわけで、PS2メモリをもう一枚導入した。比較的最近、やっと黒以外の純正メモリが手に入るようになったんだね。もちろんこのメモリでズルをするのである。

2002.11.28

 SCEがPS2のTVCMで「もうRPGで行列を作ることもなくなっちゃったね」とでもいいたげなメッセージを発信しているさなか、任天堂のゼルダの伝説は予約で秋葉原や新宿で相変わらず長蛇の列を作らせた。根本的な人気の違いというか、風格の違いを感じたトコロ。
 もちろん私も裏ゼルダ開始。

2002.11.29

 やっと、Linuxにmgをインストールし、ついでにtcshも日本語が通るようにmakeし、メールを日本語検索できるようになった。いままでどうやってたんだというと、日本語での検索はあきらめてたのであった。
mg -R -j jis 米木 Mail/*
とかすると大量にヒットした。ああ、嬉しい。

2002.12.06

 たぶん、大学生活最初の年にテレビのない生活をおくったせいでテレビ視聴とは縁が切れてしまった。働くようになったら尚のこと、ニュースステーション以外のテレビ番組は連続して見ていない。あ、正宗と信玄と信長は結構見たな、NHKの大河ドラマを見るのはオヤジな証拠。ま、日曜日は仕事ないし。
 数回実験で民放のドラマを無理やりビデオ録画して連続視聴してみたことがある。まだ解散前の、いや、ヒット曲が出る前のフェアチャイルドがテーマ曲をやってたドラマがあったから80年代末から90年代初頭、バブル真っ盛りから崩壊の頃。トレンディードラマという言葉が作られ、「部屋の広さ以外は現代の若者をある種リアルに描いている」とか意味不明な論評を読んだ記憶がある。ま、そういうトボけたこと書く莫迦はその後生き残っていないと思いたいが。
 私にとって、テレビ放送は明らかにゲームに負けたのだ。

娘「ポピーするぅ」
父「えぇ〜、リンクにしない?」
娘「リンクでもいいよ」
父、無事にゼルダの伝説を始める。
娘、GCのコントローラを奪う。

 「ポピーする」とはポピー・ザ・ぱふぉーまーのDVDを見る事。「教育にご熱心な親御さん」が見たら卒倒する内容。とはいえ、死をエンタテインメントにするという意味では、温泉探偵ドラマとの差はない。ウルトラマンだって怪獣を殺してたのである。

 いや、別に娘のせいでゼルダ攻略が進まないとか泣き言は言いません。
 リンクがエポナ(馬)に乗ると娘が「にんじ〜ん」と喜ぶのだが「どうしてお馬さん叩くとにんじん減るのぉ?」と訊かれても返答に窮する。宮本さん、なぜ?

2002.12.09

 11/28からゼルダモードに入っているのだが、12/13に裏ゼルダが終わらないまま風のタクトに移行。
 裏ゼルダは砂漠の神殿で詰まった状態でスタックにプッシュ。ポップされるかは不明。
 64版のゼルダは結構バグが多いとは聞いているが、今まで「これは!」といったような事態には遭遇したことがなかった。ゲームデザイナーの掌中にきっちり納まっている優等生プレイしかしないからだろう。ところが、今回裏ゼルダで水の神殿の鍵が1本余ってしまった。任天堂公式サイトにある攻略情報を見て、攻略に抜けがないことは確認したし、もうマップで見える宝箱も入ってない部屋もないので、どう考えても変である。この鍵を使える場所を探して結構ウロウロしてしまったが、当然何も見つからない。ピエールの先の部屋に入るのに鍵を使ったかどうか覚えてない(攻略情報ではここで1本使う)。問題はそのへんにありそう。
 風のタクトは相変わらずの3Dゼルダである。いろんな部分で毒が効いてて嬉しい。ただ、海が広い。広すぎるかもしれない。グラフィック的にも気に入っている。昔のマンガ映画のような感触がくすぐったい。

2002.12.16

時のオカリナは、こんな幸せなゲームはあんまりない、と感じた。
ゼルダのダンジョンパズルを3D化するという課題に対する回答は、
期待以上のものがあった。
丁寧に作っても評価されずに忘れ去られるゲームが増えた時代に、
有名タイトルがきっちりタイトルに負けない内容を提示できて、
プレイできたことが幸せなゲームだった。

まぁ、時のオカリナは初の3D作品なので、初代ゼルダと立場は
一緒で、特別なことは事実。

当面新しいゲーム性はあまり提示できないんだろうから、風の
タクトのシステムを流用して、短いスパンで何作かリリースして
くれると嬉しい。
ただ、ダンジョンのマンネリ化は避けられないんだろうな。

TombRaiderは同じシステムの微妙な改造で5作も作られたんだしね。

2002.12.20

 年末年始、娘が泣いても妻が呆れてもゲームを続ける私。嘘。実際は娘に「リンクしてぇ」とか「マリオしてぇ」とねだられる日々であった。逆にゼルダやマリオ以外のゲームは娘が寝てからでないとできない。妻は、主に風のタクトは2ちゃんや攻略サイトなども見て楽しんでたようだ。

ゼルダの伝説 時のオカリナ裏(GC)
 11月末にこのオマケでゼルダモードに入り、途中風のタクトで中断、12月末に戻ってきて一応クリア。鍵が余った件は書いたな。ラストのダンジョンで一ヶ所だけ自力では解けなかった。【ネタバレ】バック宙なんていままで一度もクリアに要求されたことはなかったはずだ。さすが裏。
ゼルダの伝説 風のタクト(GC)
 12月中旬に時のオカリナ裏を放置したまま突入。何ヶ所か妻の指摘でクリアした謎もある。うち1ヶ所は数時間のダメージを私に与えた。
 ボリュームが足りないとかヌルいとか色々いわれているが、違和感なく世界に入り込めるところがさすが一流の仕事だと思う。良いゲームだ、あんなにマンガ映画なのにきっちりゲームだ。
ゼルダの伝説(GC、FC)
 どうぶつの森+のあいことばがネットで流れてたので温故知新、初代を始めてみた。いきなりレベル2のダンジョンが見つからないので、大昔の手書きマップを引っ張り出してきて攻略中。娘が「このリンクつまんなぁい」とうるさいので前途多難。
スーパーマリオサンシャイン(GC)
 初代ゼルダでは娘が許さないのでマリオでごまかす。現在シャインは20個程。64マリオ程には入り込めないのは味付けがお子様すぎるからか。きっちりアクションゲームとして作っているが、新味に欠けるといわれている。実際やっててそう思う。なんだろう、この燃えなさ加減は。
スーパーマリオブラザーズ(GC、FC)
 どうぶつの森+のあいことばがネットで流れてたので温故知新、初代を起動。なんだかんだいってもこのへんからあんまり変わっていない。そういえば私は64マリオ以外はFCの初代しかしたことない。プリンス・オブ・ペルシャからトゥームレイダースの気分。
カルドセプト2(DC)
 夫婦喧嘩の原因にもなるという噂のゲーム。様子見に一人モードを1面だけ見てみる。ようはモノポリーなのね。モノポリーをコンピューターゲームにするときの最大の問題点である土地の競売をカードバトルですっきりまとめたわけだ。どの程度作戦が生きるのか不明だけど、乱数が強すぎるかもなぁと思う。
エヴァーグレース2(PS2)
 リリースされてから1年半程、最近中古で導入。1は結構楽しんだ記憶があるが、2は楽しめなかった。キャラクタの走り方が時のオカリナのオカマ大工と同じに見えるのが第1の問題点。1とモーションは同じなんだろうが、3体動かすために端折ったのだろうか。敵の出現場所が近すぎて、フロムのゲームの戦闘の楽しみである、ヒット&アウェイがないことが第2の問題点。加え一発死が第3の問題点。キングスフィールドに比べてさえ、死にやすいゲームだ。
 創世の塔でのコマンドの入りにくさ(もちろん魔法は合っている)は、そこでゲームを放棄する立派な理由になる。
 そんなわけで、私もこのゲームは放棄する。
グランディア(SS)
 昔にやって、大イカに負けて放棄したのを再度やってみる。大イカは頑張って倒したが、どうもやはり馴染めない。戦闘後のリザルト表示もタルい。【ネタバレ】パンツで進行がストップしてしまったのは勘弁。
 ドラクエ7と似たようなゲームだとは思うが、何が違うんだろう。1.戦闘が楽しくない。2.謎解きがない。ううむ、致命的かもな。放棄。

2003.01.06

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「読まなくてもいいよ36」
OSTRACISM CO.
OSTRA / Takeshi Yoneki