OSTRACISM CO.
■ 日本語エディタ「褌・エディット」−作文職人−の開発日記 巻之五

 Control-Jに大文字、小文字変換を一応実装。もうUndoのことを考えるのはいやだから、このままにしよう。あと、ジャンプダイアログでCommand-TとCommand-B、クローズダイアログでCommand-DとCommand-Rを有効にした。これでStayHear!やjBASHINGがあってもキースクリプトに無関係にダイアログ操作ができる。ずいぶん前からやろうと思っていたのにとんと忘れていた。
 そろそろ印刷のことを考えねばなあ。

褌0.9b3 / 1993.10.08

 結城さんから、マルチモニタではウインドウを主モニタのサイズ以上の大きさにできないとメールされた。まあ、実装上さもあらんだなぁ。マルチモニタをもう少し考える必要があるようだ。
 奥山さんから、褌の綴れのCによるテンプレートを手掛け始めたとメールがきた。遂に私以外の手が褌に加わることになる。実に愉しみだ。

褌0.9b3 / 1993.10.09

 佐藤さんが「CommentMakerの褌の綴り」を作ってみるとDebugFolderで発言した。奥山さんのテンプレートを含め、褌の綴れを作ろうというヒトが現れたのは実に驚嘆すべきことだ。褌の綴れを作るヒトなんてないだろうと思っていたのに。嬉しいじゃないですか!!涙涙!!感激感激!!!
 新屋さんからSave関係の問題点が報告された。そうとう怪しいシステムで使っているようだが、褌でのみ頻繁に発生するようなら、何か問題があるのだろうと考えられる。ただ、いまのところ手がかりが少なすぎる。
 ハッチーさんからウインドウのアクティブに関しての不具合が報告された。詳しい状況が判らないので、これもなんとも言えない。ふうむ。
 Edit7に機能追加を希望するときに「褌Editの様に」と表現するのは、あまり得策とはいえないと思うよ。Edit7はコンセプトがかなり「壮大」なソフトだから褌みたいな庶民派ソフトと同列に扱っちゃ失礼だと(本気で)思うんだけどねえ。
 後輩に、新曲3本のテープを渡した。彼のバンドで可能なアレンジにしてもらうためだ。モロテクノなので、いわゆるバンドアレンジにするのは大変だとは思うが、彼の才能はその程度ではメゲないはずだ。「OSTRACISM CO. with OZIGISOH」のステージは、ブーイングの嵐のなか、最高の出来になると確信する。ははは。

褌0.9b3 / 1993.10.11

 シルビアン&フリップは実にクリムゾンの音がする。いいアルバムだ。
 ひろぽんさんが、ハッチーさん報告のウインドウアクティブ問題の追試をしてくれた。WindowShadeとぶつかっている可能性があるのでは?という感触だ。WindowShadeをインストールしても、私の環境ではまったく発生しないので、WindowShadeだけの問題とは思えない。他に何かINIT/cdev類はないのだろうか。
 ClassicIIにWindowShadeを入れて、しつこくクリックしたらなんと、発生してしまった。タイミングによって、ウインドウ移動の点線がでなくなることがあり、そうなると確実にトップウインドウにならない。ここはシステムのループの中だぞ。褌が何をしたっていうの?

褌0.9b3 / 1993.10.12

 おおたか静流のアルバムは期待はずれであった。結局のところ、彼女は単に素材であって、プロデューサなりアレンジャが「いいものを作ろう」という意思を持たないかぎり、どうにもならないようだ。彼女のソロアルバムは三流の音がする。「VOICE FROM ASIA」とは雲泥の差だ。
 どうやらウインドウアクティブ問題はドラッグ領域が画面より若干狭いための問題ではないかと思われる。まだはっきりとはいえないが。
 佐藤さんの「CommentMaker」関連チェーンにK仲川さんが現れた。「Cマガジン」の連載読みました。初心者にマックプログラミングを教える難しさがヒシヒシと伝わります。連載頑張ってください。
 上田さんから、SweetJAMでの動作が変わらない、とのメールが来た。どうしたんだろう。まさかPrefのSweetJAMをチェックしてないのかなあ。
 SONYのプロジェクトは最初の試験を無事に終了することができた。よかったよかった。もう少し厳しいと思ったんだが。
 どうも「おにぎり」ではResEdit2.1が安定しない。何とぶつかっているんだろう。
 SweetJAM7.1の説明を読むかぎり、リョウミンライトKLと中ゴシックBBBを使わないならば、フォント拡張機能Extentionを抜いていいようだ。資源有効利用のため、はずすことにしよう。

褌0.9b3 / 1993.10.13

ハッチーさん報告のウインドウアクティブ問題はDragWindowに処理が渡る前にクリックを放すのが原因だと判明した。セレクト表示OFFの処理が意外なほど重いようだ。

褌0.9b3 / 1993.10.14

 今日はやたらと寒いなあ。
 インプットメソッドの変換ウインドウとの絡みで、表示が化ける問題に対処した。文字入力があった場合、複数文字入力が終了するまで、すなわち別のイベント(ヌルイベントを含む)が発生するまで、文字を溜め込む形にしているが、その別のイベントがアップデートだった場合、先にアップデートしてから文字(列)の流し込みをするようにした。
 いまのところInline++TSMでの問題の報告はないが、懸念される点ではあった。

褌0.9b3 / 1993.10.16

 奥山さんからC向け褌の綴れヘッダファイルとサンプルソースがメイルされた。ついにサードパーティ褌の綴れが現れたのである。多少のバグはまあ、ご愛敬。私の運用では半角カタカナは使わないので問題はない。次期リリース時には添付することとする。ごくろうさんでした。

褌0.9b3 / 1993.10.18

 新曲第4弾「時間軸」のオケが完成。ベースの音に苦労した。

褌0.9b3 / 1993.10.21

 無事に「時間軸」の録音も終了し、ついでに2年近くほったらかしにしていた「Turing Test」も完成させた。タイトルは「安全装置付き回路は別回路を破壊する」に変更。
 深谷しい坊さんから褌の転載希望のメールが来た。今回は用件のみで実に短い。良い傾向だ(笑)。過去の「褌・読まなくてもいいよ」も添付したいそうだが、ソフトそのものより付属のドキュメントに人気があるってのは複雑な気持ちだ。エッセイとしては三流のはずなんだがねえ(だってただの日記だもんなあ)。
 春はあけぼの、やうやう白く...やめとこ。無教養がばれる。

褌0.9b3 / 1993.10.24

 「重力圏」の録音終了。ま、ときには駄作もあるさ。これで作品集のA面分は完成した。あと3曲ほどをB面に作る事になる。
 しい坊さんからAGORA開設のメールがとどく。NIFTYのメンテまであと15分であったが、開設記念RTに参加した。
 この週末は誰の訪問もなく、静かに(音はうるさく?)創作に打ち込めた。が、駄作だなあ。そろそろ限界かなあ。音楽の女神はそうそう何度も微笑んでくれないのね。

褌0.9b3 / 1993.11.01

 ついに第17作品集「自由電子」のトラックダウンが終了。完成だ。おつかれー。全部で10曲。たった2カ月で完成なんて初期の作品集なみだ。特に手を抜いたわけではないんだけどねえ。よく考えたら、全てマックで作ったのは、今回が最初だった。やはり操作性がまったく違うということなんだろう。8ビットマシンでやってた打ち込みは、もはややる気にもならん。

褌0.9b3 / 1993.11.10

 BNNからMACLIFE DATA-ROMが届いた。住所の記録してあるハードディスクが壊れたので、再度住所をメールして欲しい旨通知があったのが10日で、届いたのが12日だから、ものすごく対応が速い。また、DATA-ROMに入っている褌も、予想に反して最新版の0.9b3である(記事は0.9b2だが)。う〜ん、さすがに老舗のMACLIFEだ。編集ご苦労様でした。でもやっぱり1万円てのは高いんじゃないのかなあ。
 あれ?Niigata Fontが入っていない。何故だろう。何か問題があったのだろうか。Monaco改造フォントだからヤバかったのかなぁ。まあいいや。
 DATA-ROM VOL.2が、マウント時5回に3回はコケる。階調を256からモノクロにすると落ちにくくなるが、完全に安定するわけでない。困ったなあ。ロジテックのドライバの問題だろうか? でもVOL.2だけなんだよなあ。1ボリュームのファイル数が多いからかなあ。まあいいか。頻繁に参照するわけではないから。
 Freeware200のReadMeに『特定のワープロなどで作成されたドキュメントも,YooEditや褌・エディットなどのエディタでOptionキーを押しながらファイルメニューの「開く...」コマンドを選択すると,テキストのみですがオープンすることができる場合があります。』と、さりげなく(?)褌の宣伝が入っていた。少なくともこのドキュメントを書いた人は褌を使い込んでいるということだ。でもこれは制作側の予期しない使い方だ。試しにMS-WORDの文書を開いてみたが、ここからテキストだけを自力で抽出するのは地獄だ。やはりMS-WORDやMacWriteのテキスト抽出ツールを付加すべきであろう。
 あ、YooEditにもOption-Openがあったんだね。知らなかった。
 ソフト添付のドキュメント(MS-WORD)のうち、いくつかがWriteNow2.2で開けなかった。コンバート時に「絵が大きすぎるんですが」と(モチロン英語で)怒られる。まいったなあ。MS-WORD→RTFとRTF→WriteNowのどちらでダメなのかのメッセージくらい欲しいなあ。もし前者でダメなら、自社で共通フォーマットを決めておいて、自社ワープロの変換はさせないというマイクロソフトのエゴの問題なんだが。まあ、WriteNowが古すぎるということだろう。このバージョンは32Bit Modeでは動かないしね。
 VJE-γで矢印記号を「や」で登録したが、マシンのリセットをするまで変換してくれなかった。変なバグだなあ。
 DATA-ROMなどという格好の玩具が手に入ったため、久々にシステムが不安定だ。ま、しばらくして飽きたら元に戻そう。Virtual Demoの30秒シフトキーを押すというプロテクトは笑った。ReadMeに速いと書いてあったが、確かにAplle純正より速いようだ。
 空きメモリ8MByteを要求するLAST CALL(QT Movie)を動作させてテストしてみた(まさか作者はベンチマークに使われるとは思わなかったろうに)。秒数はムービーのタイトルが表示されるまでの時間である。
純正 24Bit 13M 210秒
純正 32Bit 13M 142秒
Virtual 24Bit 13M 48秒
Virtual 32Bit 13M 146秒
 ともかく24Bit Modeが異様に速い。ただ、32Bit Modeだとどっこいどっこいなところが釈然としないなぁ。結論としては、やはり「実メモリを積もう」だな。なんにせよ8MByteメモリのマシンではつらい時代になってしまった。メモリを買いに走ろう。

褌0.9b3 / 1993.11.15

 久しぶりに褌に若干手を入れた。最近は仕事が忙しいため、プログラミング欲求が満たされているので、趣味のプログラミングまで手が回らない。まあ、いい傾向なのだが。
 Case Machしない検索がとんでもなく重いのでTransliterate周りで高速化できないかと実験していたら、大文字に変換するつもりのパラメタでカタカナを通すと、ローマ字に変換されていることに気がついた。Transliterateの使い方の問題だろうが、そもそもTransliterateにはあまり詳しい説明がない上に、もともと変換を「努力」するToolBoxなので、余計な変換までしているようだ。これでTransliterateの使用をやめる踏ん切りがついた。自作の小文字から大文字への変換ルーチンを使うことにした。ようやく検索が真面目なスピードに戻った。
 Saveダイアログボックスがでても、テキストの選択による反転が消えてないと気がついた。これもとりあえず修正。ま、たいしたことではないな。
 褌は月間アスキー1月号のフリーソフト紹介コーナーに掲載されるそうだ。ようやくメジャーソフトの仲間入りだね(どこが?)。
 システムソフトから、Symantec C++へのアップグレード案内が来た。判ってはいたが、THINK Pascalのヴァージョンアップはもう予定がないと公式に提示されてかなりショックだ。あらかじめ予測したとおり、褌は、私にとってPascalで書く最後のプログラムとなる。はあ、仕事と趣味は違う言語を使いたかったのだが、もはやそれも許されないことになった。え?、他にも言語は色々あるって? ふーん。それらの言語で褌のようなプログラムが書けるならいいんだけどね。システムの機能を100パーセント発揮させられるのは、所詮システム記述言語なんだよね。しかたがない。C++へ移行するか。

 ようやく、私のIIcxも20MByteメモリ環境になった。これでしばらくは、メモリが足りないという問題には遭遇しないであろう。でも、WriteNow2.2は32Bitモードでは動かない。海外モノのソフトのドキュメントを読むには24Bitモードにする必要がある。困ったもんだね。輸入品のアップグレードは、案内が来たためしがない。
 ついでに入力デバイスも新調した。MacwayのTP-888KBIIとELECOMのPOGIC TRACK BALLだ。Macwayのキーボードは非常にキータッチが良い。ま、標準キーボードIIに比べての話だ。昔の標準キーボードに近い(いくらか軽め)。ただ、使い始めると、Commandキーの位置が若干ずれているため、キー操作のミスが発生してしまう。これは慣れの問題ではあろう。あと、ESCの位置は論外だ。昔の標準キーボード配列に慣れた手にはとんでもなく違和感がある。ま、全体的にコンパクトで、非常に印象の良いキーボードであることは確かだ。現在の標準キーボードのキータッチが嫌いな人は試してみる価値があろう。
 で、トラックボールだ。ついふらふらと買ってしまったが、マウスに慣れ切った手にはとにかく馴染まない。トラックボールを使うことで、あらためて、マウスが手の拡張になっていたことに気がついた。マウスではアイコンやボタンを直接触っている感触が発生していたのである。トラックボールにはまだ(慣れていないせいであろうが)手の拡張という感覚はない。マックオペレーションの全てがもどかしい。まさに遠隔操作的になってしまうのだ。特に「掴んで動かす」という操作がやりにくい。たいがいの操作がキーボードでできるエディタを開発しおいて良かった。もうしばらく我慢して使ってみよう。
 MacwayキーボードのCommandキーが小さいと思っていたら、Optionキーと同じ大きさであると気がついた。ここは異論があるなぁ。CommandキーオペレーションはMac操作の命だから、新旧両方の標準キーボードは全く同じ位置にあるんだよねえ。ま、そのうちIIcxでなくClassicIIに繋ぎかえよう。IIcxは旧標準キーボードが似合っている。

褌0.9b3 / 1993.11.27

 さて、ついに大台に乗ってしまった。人生30年生きてしまった。困ったこまった。
 この週末にカラーモニタが導入された。複数モニタの環境がはじまる、はずなのだが、まだビデオボードがない。インタウエアではバージョンアップをしているらしく、発売が年末だそうだ。別に古いボードでもいいと思うんだが、ま、新しい方が何かといいのかなぁ? どうも外付けディスクの調子がイマイチだ。この家は電源が妙に不安定な気がする。CD-ROMもそれが原因で問題になっているのでは?
 フルカラーがこんなに凄いもんだとは思わなかった。今まではグレイスケールでQT Movieを見ていたが、全然説得力が違うとわかった。で、ようやく褌のアイコンもカラー化した。ユーザのみなさん、適宜デスクトップの作りなおしをしてくださいな。
 ELECOMのPOGIC TRACK BALLは、モディファイアキーを押しているとクリックが認識されないという、致命的な欠陥が発見されたため、返品した。こんな欠陥商品を作ってんじゃないよELECOMさん。もう、フロッピーケース以外のELECOM製品を買うことはないだろうね。
 MacwayのTP-888KBIIでは特に問題は発生していない。よくよく観察すると、配列がPlusキーボードに近いとわかった。Plusキーボードのタッチではないが、前から夢見てたADBのPlusキーボードという概念に遠からずの製品なんだなぁ。しかし、まだ打ち間違いが結構発生する。ちょっとだけ全体に小さいんだよね。

褌0.9b3 / 1993.12.07

 翔泳社から、あ、一発で変換した、登録なんてしたっけなあ? から、「Macの宝箱」という単行本に褌の掲載を希望するとのメールがきた。いよいよ褌も、その存在が比較的知られるようになってきた。あんまり変わってないが、現在のヴァージョンをアップするなりして、最新版をFDに入れてもらおう。できれば、それまでにマルチモニタ対応にしたいんだが、ビデオボードが年末だから間に合わないかもねえ。
 毎日コミニュケーションズのMacFanにEdit7とその仲間(敵?)達といった形の紹介記事に褌も掲載されていた(当然立ち読みだが)。これは全く連絡がなかった。根本的にMacFanという雑誌のスタンスの問題であろう。まあ、Edit7最高!という記事だからしかたがないけどね。

褌0.9b4 / 1993.12.08

 非常にこまかい話だが、階調モード変更時に、最左端のキャレットが残りやすい問題に対処。これで本当に画面表示関連に影響がないかどうかは、イマイチ不安ではある。まあいいや。画面サイズ変更等での動作もようやく自然になった。もう、あまりキャレット制御には頭を使いたくないね。まあ、ともかく画面表示の、特に再表示関連が多少すっきりしたといえる。一応マルチモニタ問題の一部は対処したんだが、早く確認したいなあ。

褌0.9b4 / 1993.12.17

 なんだか、最左端のキャレットが、よく残るようだ。追っ掛けてみると、アップデート領域の判定にあまい部分が見つかった。BeginUpdate前はvisRgnでなくupdateRgnでチェックしなければならなかったと気づいた。懸念された再表示関連に問題がでてたわけだ。修正によって元通り、特に問題はなくなった。再表示関連が更にすっきりした。

褌0.9b4 / 1993.12.20

 ついに勢い余って、サンプラーに手を出してしまった。サンプラーはシンセサイザーとしては邪道だと決めつけてから幾余年、ローランドのS-760を衝動買いした。多分都内でもっとも安価に手に入る、ジャンクションミュージックに行ってきた。SY77やD4を買った頃は高円寺にあったんだが、儲かっているのか、比較的最近渋谷に引っ越したようだ。楽器買うならやっぱココだね。マックも安い。
 で、何をやってるかというと、10年前のリズムボックスのサンプリングをしているのであった。どうしてもアナログ機材のデジタル化に走ってしまうんだねえ。
 ようやくマイルストーンからビデオボードが入荷したとの電話が入った。やっとマルチモニタになれる。随分時間がかかったもんだ。いつもタイミングが悪いんだよねえ。なんでこうなんだろ。もひとつ、ロジテックからCD-ROMドライブが返ってきたとのことだ。現象が確認されたそうで、全面交換になったそうだ。なんでこうなのかねえ。最近買った機材は5台に3台は修理に出している。はあ。#タメイキ
 もうじき1993年もおしまいだね。

褌0.9b4 / 1993.12.28

 ビデオカードの装着も終了。確かに、Vimage IIに比べると、Grand Vimageは速い。Grand Vimageでの8Bitモードの速度がVimage IIの1Bitモードでの速度と同じになった。普段から8Bitモードで使う気にさせる。
 モニタを2台ならべると、新しい方のモニタがやたら干渉される。古いモニタには干渉はでない。新しい方が造りが安いと言うことなのかなあ、それとも古い方が電磁波の遮断をしてないってことかなあ。どっちが原因なんだろうね。ともかく離して使うことにしたけど、使いにくいなあ。
 やっとartWORKSが届いた。店頭での価格は既に1万8千円になっているから、トレードアップの意義はない。しかも随分と待たされた(年内は諦めていたくらいだ)。根本的にUltraPaintそのものだが、いくらかバグが解消している。ただし、新たなバグはある。アイコンがとにかく格好悪い。形が云々ではなく、アプリとドキュメントの違いが明確ではないのだ。明らかにユーザインタフェイスガイドラインに反したアイコンだ。また、アイコンにむりやり日本語を入れるのは最悪だ。はっきりいって読めない。
 artWORKSのペイントの概念はUltraPaintやSuperPaintとは違う。ペイントのための枠を用意する形となる。モードを切り替えるのではなく、ペイントというオブジェクトを選択する格好となる。慣れが必要だ。
 artWORKSのマニュアルのリファレンスを読んで思ったのだが、翻訳はされているが、ローカライズはされていない。リファレンスがアルファベット順なのだ。しかも順番の指針となっているアルファベットの表記は全くない。引くなってことだよね。
 Photoshop向けプラグインのうち、スキャナ等のデバイスからの入力用のものがartWORKSでも使える。これでやっとEzerGrayのプラグインが有効に使える。
 マルチモニタでの褌の動作に問題はないと確認。久しぶりにアップしようと思う。その前に掃除しなくちゃだなあ。

褌0.9b4 / 1993.12.30

「ホーム」へ戻る
「読まなくてもいいよ6」
OSTRACISM CO.
OSTRA / Takeshi Yoneki