Seoul 4日目:
出張の合間の半日観光ツアーと本場の冷麺&温麺

咳は止まらないものの、だいぶ具合が良くなった。

今日はけっこう寒い。会議後、ツアーに。Englishツアーの外国人2人とバン同乗で、日本人夫婦2人と私の3人が日本語ツアーだった。ツアーガイドは、我々はこの道20年のおばあちゃんで、Englishがお姉ちゃん。お姉ちゃんは、簡単な日本語がちょっとしゃべれた。
ツアーはまず、仁寺洞へ。ここで外国人2人は昌徳宮のEnglishガイドの時間なので、そちらに。私たち日本語ガイドの時間はその後なので、それまでこの骨董&アート街をうろつく。幸か不幸か、ビビッとくるものには出会えずに終わる。 バンを待ってると、凄い雨。確かに今にもふりそうな空だったが、傘を持ってきてない。傘を買わなければと思うが、小降りになった。昌徳宮についたら止んだので、雲はあやしいが傘を買うのを晴れ男の自分を信じて止める。おばあさんは、出口で待ってると言って、あとは昌徳宮の日本語ツアー任せ。日本人夫婦の旦那さんが私に「このツアー単なるタクシー代やなぁ。全然ガイドしてへんやん。」と私に話しかける。「そうですね。」(上の画像は凍り付いた昌徳宮の池)。
 この夫婦、20年もドイツのシュツットガルトに在住してて、日本に帰る途中に韓国にキムチを食べにきたそうだ。次は東南アジア赴任だそうだ。1時間半程度でガイドをはさみながら、この韓国のラストエンペラーの宮殿を見学していく。

中国に行った事はないが、その趣や風景に中国を感じさせる。中では、寒い中、KBSの時代劇の撮影をやっていた。出番待ちのチョゴリを来たお姉ちゃん達が寒そうにしている。あれって暖かくないのだろうか? 突然の大雨で撮影中止、籠の王様も担がれたまま移動して雨宿り。傘のない私も、と言いたいところだが、ツアーは関係なく進む。雨は直ぐ止んでくれて助かった。李政子が10年前になくなるまで生活したところなど、色々見たが、京都、奈良の寺社仏閣を見た時の感動とまではいかない。だが、オンドルの暖房システムには感心させられる。公園としてもあの趣は素晴らしい。

見学を終わり、次は南大門市場(写真右)へ。
外国人ツアーをピックアップに行く途中、南北統一の話しとなり、統一されたドイツの現状の話をいろいろ聞いた。戦争前にいた/東西時代に亡命した/現在と、3者が所有権を主張している問題や、戦争責任を認め、謝罪している事による賠償責任、賠償できないから、第二次世界大戦が起きたとか、頭が良くない首相(コールさん)だったからこそ、統一ができたという話など、こっちの話のほうが、ツアーより面白い。
 外国人をPick Upすると、何と彼らはポーランド人でドイツ語。ドイツ語、英語、日本語、韓国語がバン内を飛び交う。
 南大門では、お土産用の海苔を買う。養殖ではなく自然の高いほうを購入。(18パックでW20,000) 確かに軽いが、かなりかさばる。これじゃ、バックに入らなくなるかも。これでツアーは終わり。

今日のご飯は、ガイドブックを見てこれまた韓国名物の冷麺を選択。市庁近くの南浦麺屋に行く。冷麺はW5,000と安かったので、晩御飯として量が心配になり、同じ値段のカルビ湯とビールを頼む。ここは先払い制との事で、W14,000を先に払う。
肉鍋も名物との事で他の客のほとんどがこれを食べていたが、どう見ても2人前から。私はしがない一人旅、一人であの鍋は辛い。OBドラフトビールが運ばれて直ぐ、料理が運ばれて来た。
初日のホテルの韓国料理屋以外、料理は迅速に運ばれてくる。喜ばしい限りである。 店員さんが冷麺をちょきちょきはさみで切ってくれて、からし、コチュジャン、酢を入れて戦闘開始。
やっぱり美味い。4年前に盛岡出張でカルビと冷麺を食べたのを思い出す。寒さとしては似ていたが、なぜ盛岡で韓国料理が名物となったのだろう? カルビタンもあったかいうちに食べなければとご飯を入れて食べる。こちらも麺が入っていて温麺となっていて、これもまた美味い。つけあわせのキムチもあいも変わらず美味い。そして忘れてはいけないのは、冷麺、肉鍋と同じく名物のつけあわせ水漬け大根。いい味でてます。
食べてると、お姉ちゃんが、料理の説明が載っているとパンフをくれた。 しかし、冷麺もカルビタンも量が多い。単品で良かったかもしれない。おなか一杯で店を後にした。帰りにロッテ百貨店の地下で牛乳、いちご牛乳、ミネラルウォーター2本を購入(W1,500位)。韓国のTVドラマを見てると、聞きなれた音楽が。キムタクと松たか子のドラマの挿入歌がカバーされて、同じような悲しい場面で挿入されている。。。


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