2000年10月22日(日)Yahoo! Weather - Barcelona

2日目 −バルセロナ− 
歩き過ぎて、足がパンパン

7:30ちょい過ぎに起床。今日はバルセロナ市街を1日かけてゆっくり観光する予定。
この時期、スペインの日の出は日本よりずっと遅く、辺りはまだ暗いのだが、そのせいばかりでもなく、空は曇っている。しかも、今にも雨が降り出しそうな雲行きだ。
風呂に入り、支度をして早速市街観光へ。
まずはやっぱり、
“サグラダ・ファミリア”でしょ?
ということで、1日パスを買って地下鉄に乗り、“サグラダ・ファミリア”の最寄り駅へ。
改札を抜け、
階段を上ると、
いきなり目の前に“サグラダ・ファミリア”が登場!

 
「うわっ。マジでっけー!!」
とは思ったが、街の景色と同化してしまっているので(それほど存在感が感じられない)、それほどの感動はなかった。
多分、ピラミッドを見た時の方が感動したと思う。
早速中に入り、エレベーターを使わず、階段で最上階へ。おかげで腿はパンパンに張ってしまったが、1番上から見下ろす景色はなかなかいいものだった。ただもう少し天気が良かったらと思うと、残念...

ゆっくりお茶でもしようと、下に降り、俺らが入る時はまだなかった、入場待ちの長蛇の列の横を抜けて目の前の公園に行くと、とうとう雨が降り出してしまった。しょうがないので、地下に潜り込み、地下鉄で次の目的地へ。


次の目的地はFCバルセロナの本拠地、約10万人収容可能なサッカー専用競技場“カンプ・ノウ”スタジアム。“カンプ・ノウ”は駅から結構離れており、かなり歩かなければならない。しかも、雨脚はどんどん強まってきていて、スタジアムに着いた時にはかなり濡れてしまっていた。
スタジアム内に入り、まずは博物館へ。これといったものはなかったので、そのままスタジアムの観客席へと移動する。
かなりでかい!
でも、観客席とピッチの距離が近いため、サポーターにとっては生の迫力をより身近に感じられる素晴らしいスタジアムだと思う。
昨日、ここで試合が行われていたのかと思うと、やはり見れなかったのは悔しい!
雨脚が弱まったところで、ちょうど昼飯時だったので、レストランを探しついでに、行きに降りた駅とは別の最寄り駅に向かった。

ガイドブックに載っていた駅前のレストランに入り、セルベッサ(ビール)とサラダと、メインで平田が鳥のロースト、俺が兎のローストをオーダー。味は値段と同じくそこそこ。最後にデザートで名物“
クレマ・カタラナ”(カスタード菓子)を注文。これがめっちゃ甘い。 口直しのためにコーヒーを注文。今度は逆にめっちゃ苦かった...
店を出ると雨も上がっており、ほっと一安心。さて次は“モンジュイックの丘”へ。



ふもとまでは地下鉄で行き、それからケーブルカーで丘の頂上付近まで登る。さらに上に展望台などがあるようなのだが、それはパスし、バルセロナオリンピックのメインスタジアムへ向かう。
ちょうど何かのフェスティバルが行われている最中で、スタジアム付近、スタジアム内ではいろんなアトラクションのブースができ、たくさんの人で賑わっていた。

「ここが有森が走った坂かな?」などと思いながら、坂を下り、ここでも催し物をやっていた“スペイン広場”をぐるっと迂回し、次はどこへ行こう?と平田と相談。
ほんとはかなり疲れていたので、ホテルに戻るつもりだったのだが、まだ時間はあるし、もったいないので、半ば強引に“グエル別邸”に向かうことにした。
“グエル別邸”も“サグラダ・ファミリア”と同じく、ガウディの作品の1つ。何が凄いんだか分からなかったが、結構広い庭があったりしたので、ゆっくりしてから、ホテルに戻ることにした。

地下鉄でホテルに戻り少し休憩。ちょっと仮眠した後にホテルのフロントで聞いた地元でお勧めのレストランに向かった。
港に近いこのレストランは、観光客にも有名なのだろうか?結構、地元以外の人も多く、中には日本人も何組か混ざっていた。
ちょうど混雑の時間帯にぶつかってしまったらしく、長蛇の列ができているが、せっかくなので待つことにした。40分ほど待ち、ようやく中へ。取りあえず、セルベッサとサングリアを頼む。このサングリアがめちゃめちゃうまくて、ついつい飲み過ぎてしまう。なんだか簡単に酔ってしまいそうだ...
料理はこの旅の目的の1つパエージャ(魚介のパエージャ)を注文(パエージャの他にガスパッチョ/アンダルシアの冷野菜スープ、トルティーヤ/スペイン風オムレツの3つを食べるのがこの旅の目的)。それから、魚介の網焼きを頼む。両方とも結構量があり、味の方もさすが人気の店だけあって美味しかった。まあ、その分値段も高めだったが...
最後にケーキとコーヒーを注文。ちょっとカロリー高過ぎ?と思ったりもしたのだが、今日は相当歩いたので、まあちょうどいいだろう。
ゆっくりしてから、ホテルへと戻る。途中、郵便局の前でTV?映画?の撮影をしていた。
ホテルに戻った後は風呂も入らず、即就寝。今日は歩き過ぎて、足がパンパンだった。





2000年10月23日(月)

     3日目 −バルセロナ− ガウディの建築物巡り

今日はバルセロナ最終日。16:30の飛行機でグラナダに移動するため、14:00ぐらいまでは昨日廻れなかったところを見て廻れる。
早速、8:30過ぎにホテルをチェックアウトし、フロントで荷物を預かってもらって、まずは“グエル公園”に向かう。

バルセロナの街の北部に位置するこの公園は、ガウディ作のモニュメントがとっても興味深く、しかも広くて、静かで非常にいい感じ。できることならゆっくりしていたいのだが、時間がないので、次の目的地へ...
“グエル公園”から南下してくると、その途中途中にガウディ作の建築物がいくつかある。奥まった所にある建築物は、いくつか見逃したけど、“カサ・ミラ”、“カサ・バトリョ”と見て、気付くと街の中心のカタルーニャ広場まで戻って来ていた。
この時点でちょうど昼時。腹も減ってきていたので、レストランを探しながら、“ランブラス通り”をさらに南下することにした。
“ランブラス通り”はバルセロナで最も有名な通りだし、ホテルからも道1本挟んで向こう側という近さなのに、何と歩くのはこの時が初めて。写真では何度か見てたけど、実際歩いてみるといい感じ。特に花屋がたくさんあって、すごく華やかな感じがした。
結局、気に入ったレストランを見付けられず、“コロンブスの像”まで歩いてきてしまった。何と最北端の“グエル公園”から最南端の“コロンブスの像”までノンストップで歩いてきたことになる。一体何kmあるんだろう?こんな旅行者、滅多にいないと思う(感覚的には10kmぐらいかな?と思ってたんですけど。ちなみに地下鉄の駅では10区間だった)

これ以上、レストランを探す気になれず、昨晩行ったレストランに行くことにした。ランチだというのに、俺らの後からぞろぞろ客が入ってきて、ほんと有名な店なんだと改めて思った。時間が迫ってきていたのだが、取りあえずセルベッサとサングリアを。それからカネルネ(ラザニアみたいのもの)とイカ墨のパエージャを注文。両方とも美味しかった。
食べ終わるともうすでに時間ギリギリだったため、急いでホテルに戻り(俺は急いでカテドラルに行き、写真だけを撮り)、荷物を持って空港に向かった。
急いだ割にはかなり余裕を持って、空港に到着。チェックインを済ませ、グラナダ行きの飛行機に搭乗。バルセロナからグラナダまでは約1時間である。

1時間後グラナダに到着。グラナダもバルセロナと同じく天気は悪い。取りあえずバスに乗り、街の中心へ。
バスを降り、多少迷いつつも、無事ホテル(
ナバス・ホテル/Navas Hotel Granada)に到着。キーをもらい、部屋に移動する。
午前中に歩き過ぎ、相当疲れが溜まっていたため、19:00ぐらいに起きるようにして、仮眠をとったのだが、あえなくそのまま爆睡。起きると0:00近くだったため、夕飯も食わず、そのまま寝ることにした。

あぁ〜もったいない...



NEXT DAY