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さとこの沖縄料理紹介 

一、最近では沖縄そばがカップラーメンとなり、ゴーヤもスーパーで売られるようになり、すっかり二つとも沖縄料理の代表となりました。
 しかし、「この二つ以外の料理を知ってますか?」の問いに対してはかろうじてラフテー(豚の角煮)があがるぐらいで、ほとんど知らないに等しいでしょう。
そこで今回は主に伝統料理ではなく、家庭でよく食べられている料理や変わった食材・調理法の料理その他もろもろの料理について紹介したいと思います。
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二、1まず知ってほしい伝統料理

<フーチーバージューシー>
この料理は炊き込み御飯なのですが時にはおじやとして食べられています。フーチーバとはよもぎ科の一種で見ため、味ともに春菊ににています。昔から薬草として食べられていたものなので、子供の大半は嫌いだと思います。しかし、大人になると不思議なことに自然と食べられるようになります。

<クーブイリチー>
イリチーとは方言で炒めもののことをいい、クーブとは昆布のことを言います。従って文字どおり昆布の炒めものになります。
沖縄で昆布は採れませんが、昆布の消費量は全国でも上位に入ると思います。この後紹介するソーキ汁にももちろん入っております。
材料としては人参や豚肉(主にバラ肉)、こんにゃく、かんぴょうを入れます。味付けは醤油、みりん、酒(本当は泡盛をいれます)、塩です。
  
家庭料理について

<トウフチャンプルー>
チャンプルーとはいくつかの材料をいっしょにごちゃまぜに炒めることを言います。豆腐を炒めるということはあまり想像が出来ないと思いますが、沖縄の木綿豆腐は島豆腐といって本土の豆腐より水分が少なく、豆の味が濃厚なので炒めても大丈夫なのです。
 その他の材料はもやし、ニラだけで味付けは塩・こしょうといたってシンプルな料理であります。
ここでもう一つ豆腐の紹介をしましょう。
ここ3・4年前から寄せ豆腐というものがスーパーで売られるようになりましたが、沖縄ではこれに似たようなもので豆腐として固めるまえのものを“ゆしどうふ”と言う名前で売っています。
この豆腐は非常にやわらかくお味噌汁の具としていただきます。
寄せ豆腐でも作れるので一度試してみて下さい。

<ソーキ汁>
 ソーキとは豚の骨付きカルビみたいなものです。これと冬瓜(方言でしぶいといいます)結び昆布を具とした汁物です。だしは鰹節にソーキを煮たスープを加えます。味は味噌、醤油どちらでもOKです。この料理はおもに祝い事の時に作られ、一度に30食以上を作ったりします。私の家庭では帰郷したときなどによく作られます。

変わった食材について

皆さんの意識ではへちまは化粧水、もしくは体を洗うたわしに使うものとお思いでしょうが、沖縄ではこれを食べます。食べると言ってもへちまの大きさはきゅうりの2.5倍の太さのものです。豆腐と一緒に味噌煮にしたり、味噌汁の具とします。
また熟する前のパパイヤを千切りの要に細くして、シーチキンと一緒に炒めてたべます。これぞまさに南国という感じでしょうか?
南国といったらタロイモも沖縄では頻繁に食べると思います。
その他山羊の肉、ハリセンボンも食べます。しかし、なまこは海にたくさんいるにも係わらす絶対食べません。

三、では最後に夏本番の夏ばて帽子料理としてゴーヤーチャンプルーの作り方を紹介したいと思います。
1材料(3人分)
ニガウリ2本、木綿豆腐一丁、豚バラ肉180グラム(好みの量)、卵中2個
油、塩、醤油は適量
2作り方
まず豆腐は水切りをします。(20分程度)
ニガウリはたて半分にきり中にあるわたと種を、スプーンで取り
除きます。その後1.2ミリの太さに切ってゆきます。ここで塩を  
ふり多少揉んでから洗うと苦みが少なくなると思います。もしこ
の方法を取る場合はしっかりと水気をとって下さい。
豚肉は食べやすい大きさに切ります。
3調理方法
ニガウリを油で炒めある程度火が通ってきたら皿に取り出してお
く。
次に、肉を炒め完全に火が通ったら豆腐を手で粗めにちぎって
割入れる。豆腐の表面が狐色に変わってきたら先ほどのニガウリをフライパンに戻し入れ、塩、胡椒、醤油で味を調え最後にとき卵を回し入れ、これらを混ぜ合わせて半熟もしくは完全に火を通してできあがり。
とても簡単でしょう!是非つくって下さい。

四、まとめ

ごく簡単に沖縄料理を紹介してきましたが、少しでも興味持ちまた身近に感じらたでしょうか。
中野に沖縄料理店がたくさんありますし、銀座に沖縄物産展がありますので気軽に足を運んでみて下さい。
これを機会に沖縄へ旅行に行ってみたくなった方是非沖縄の風土を肌で感じてきて下さい。
ではこのへんで・・・・・