新人サラリーマン、菊池君の
「親孝行バリ島リピーター日記」


まずは出発!
バリの「ングラライ空港」といえば悪徳ポーター!
でもひっかからないもんねー

1999年10月23日(土曜日)東京:晴 ジャカルタ:曇 バリ:晴?
(ツアー日程:10月23日/土曜日〜28日/木曜日、5泊6日)


さあ、今日からバリ!
と言いつつも、家族全員風邪気味の中、準備がはかどるはずもなく、当日の午前2時(東京)まで荷物のパッキング。朝は5時に目覚ましをセットしたんですが、鳴ったことにも気付かずに5時半に母にたたき起こされました。

朝食は食べず午前6時過ぎに出発。小田急で新宿まで出てあとは成田エクスプレスでひとっとび!8時半には成田空港第2ターミナル到着でした。
 JAL725便、ジャカルタ経由デンバサール行は10:55出発。早めに手続きをして出発ロビーでふらふらすることに。
ショッピングモール(?)をうろうろしていると特別待合室のさらに奥に証明写真の機械や名刺作成機(英語のみ)、プリクラが置いてあるじゃないですか。プリクラにはJALとかルフトハンザドイツとかマニアックななフレームもあるし、結構「へんてこ」で面白いかも。家族でプリクラを撮りました。
さて出国審査をすまそうと手荷物検査にいくと大行列!!ANAの一件以来やはり厳しくなっているようです。
何度も金属探知器を鳴らしているおじさんを横目に一発で通過!日頃の行いがいいのかな?さらにイミグレに進むとここも大行列。今までこんなことなかったのにぃ!やっと通過して気付いたんですが、第二ターミナルの出国審査の受付って南と北の2ヶ所あって、今回使った南は混んでるようですが、北は空いてるみたい。北側出国審査の前まできてあまりの違いにびっくり!こんどから北にしよう・・・
免税店はあいかわらず大盛況。女性陣は香水ゲット。旅行で使うらしい。あっという間に時間が迫ったので搭乗ゲートA61へ。
A61は出国審査ゲートを出てずっと右側に行ったところ。昨年も同じ時期に同じ飛行機でバリに行ったんですが、そのときはバスで空港のはずれまで行ったので、おや?と思いましたが、まあいいや。飛行機が見られなくてちょっと残念。

無事搭乗して45列ABCに着席。さあ、飛行機の旅だぁ!!本当は飛行機の中からメールを送りたかったんですが、さすがに圏外でした。これまた残念・・・
飛行機といえば機内食!今回は魚料理は鯛、肉料理はビーフシチュー。私は肉を頼んだんですが、あんまり美味しいとは・・・良く煮込んであって柔らかかったので、努力は認めます。妹の魚を分けてもらいましたが、こっちは美味。付け合わせで焼き飯のようなものがついており、日本人ならやっぱりご飯!と痛感しました。
そうそう、JALといえば「スカイタイム」というジュース(ビタミンC、ロイヤルゼリー入りキウイフルーツジュース)。これ結構気に入ってます。是非ともお試しあれ!(スカイタイムはインターネットモール「楽天市場」のJALサイト
「JAL WORLD SHOPPING CLUB」で通販で買えます。ここのサイトの「JALオリジナルフード」に載ってます)。
今日の映画は「ノッティングヒルの恋人たち」。日本語吹き替えがなぁ・・・でもまだ見てない映画だったのでちょっと得をした気分に。
途中から「バリ島行きたいところ一覧」を作成しだしたので声しか聞いてなかったりして・・・おいおい。で、行きたいところはほとんど寺院系ということが発覚。だったら時代ごとの建築傾向なんかをくらべたいなぁ、と思ったんですが、意外とガイドにはそういうこと書いてないんですよね。ホテルで相談してみることにしてしばし一休み。

なんだか揺れてきたぞ、と思って目を覚ますとそろそろ「ジャカルタ・スカルノハッタ空港」。ジャカルタは曇の予報だったので、高度を下げたら雲の中ってことらしい。窓の外も真っ白。しばらくすると雲が終わってインドネシアの景色が見えてきました。あの「朱色の屋根に白い壁」の家々が緑の中に点在する景色はいかにもインドネシア(と信じている)。にしても空港のそばまで家があって平気なのかな?などと心配をしつつスカルノハタ空港でトランジット。
機体は一緒ですが清掃とクルーの交代(ジャカルタから日本行きのクルーが乗ってきます)で小一時間止まります。
ここスカルノハタ空港はジャカルタの中心からかなり離れているようで、高速で小一時間かかるとか。成田みたい・・・。空港も建物もやけに大きく、緑もあふれんばかりに配置してあります。ただ、いつきても工事中で、今回は免税店の一部で冷房が故障したらしく扇風機が熱風をかき回していましたが店員さんは涼しい顔。さすが地元民! また、首都の空港の割に発着がすくないのか、いつ来ても閑散とした印象を受けます。ガルーダ・インドネシアの国内地方便や、タイ国際航空、マレーシア航空、大韓航空、シンガポール航空の飛行機にはいつもあうんですが、B747は我々のJALと大韓航空だけ。この辺のハブ空港はシンガポールのはずなので、やはり活気はないのかな。でも広くてきれいでいいところです。

そうそう、ここの免税店は安いんですよ!
今回はコスメ20%OFFのセールをしてました。帰りは深夜に立ち寄るんですが、ちゃんと空けていてくれるので、行きの価格だけチェックしてバリと比較し、安ければ帰りにジャカルタで買うとよいでしょう。ただ、セールがいつまでかは要確認。帰りによったら終わってたじゃしゃれになりません。
さて、ジャカルタを出て2時間弱でバリです。もうすっかり日も暮れて、真っ暗な中を飛行機は進みます。
この間に出る軽食は昨年と全く同じでした。このパンの中にミートソースのようなものが入っているのがお気に入り。食いしん坊にはこれでは足りないんですが・・・。せっかくの夜間飛行ですが、バリ自体そんなに明かりが多いわけではないし、「ングラライ空港/Ngurah Rai International Airport」もアプローチ中に窓から見えるわけではないので、ちょっと光が見えてきたらもう着陸。
延々とタクシーウェイを走ってやっと止まります。飛行機の右側にターミナルがあるので、左側に座っていると着陸後も闇の中。つまらない〜 ここは欧州のエアラインもたくさん乗り入れていて、やたら大型機が多いのが特徴なんです。止まってるところが見たかったなぁ・・・
さて、バリのングラライ空港といえば悪徳ポーター!
係官みたいな顔して荷物受け取り場所?(ターンテーブル)にいて、こちらが手を出すと横からサッと持っていってくれちゃって、税関の外までくると返してくれるんですが「千円」なんて厚かましいことを言うんです。それで千円なんて日本でも稼げないぞ!
で、ちょっとコツをば伝授しますと、飛行機を最後の方に降りてモタモタしてると、荷物はそのポーターがみんなターンテーブルから引き上げて、並べて置いてくれるんです。そこにちょうどよく現れて、自分の荷物の取っ手をつかみ、一目散に税関へ。しつこくは追ってきません。ここで声をかけられなければオッケーです。ただ、あんまりもたもたしてると本当の最後になってしまい、自分の荷物しか残ってないからどうやっても自分で運べなくなってしまいます。タイミング気をつけましょう。
それから、インドネシアの税関では結構申告するものがあるんです。ガイドにも書いてありますが、コンピュータや携帯電話、PHSも申告品。今回はノートパソコン2台(私のPowerBookG3/266と妹の会社のWindows機)、あとはPHSがあったので、チェックをつけて申告しました。このチェック欄、パソコンは「250ドル以上の高額物品」だからいいんですが、PHSが「無線電話」として「麻薬」や「ポルノ」と同じ分類なんです〜なんだかやだなぁ。でも、ちゃんと申告書に書いてあれば、「見せてください」ともいわれずに通してもらえます、ご安心を。

さて、空港を出ると旅行会社の現地係員さんがお出迎え。今回は私たちのほかにもう一組カップルがいただけ。あれあれ?満席でとれなくて追加してもらったのに?まあいいか。きっと追加申込の分だけなんでしょう・・・腑に落ちない。
ガイドさんは片言の日本語で空港税(1人Rp50,000)のことや相場(1円=約62ルピア)のこと、水や治安(夜10時以降の外出は避ける)のことを話してくれました。もう知ってるよ〜。にしても、始めてきたときは1円=25ルピアくらいだったので、相場は変わったものです。
3年前にマタハリデパート(クタ店)で食料やお土産をたんまり買い込んだことがありました。精算の時に一万円札を出したところ、店員さんがレジを売って「Rp250,000だけど、本気か?」ってきいてきたんですけどねぇ。たしか買い物はRp50,000弱(当時で約2,000円)だったので、おつりでキャッシャーが空になってました。わるいことをしたなぁ。これが今だとRp600,000。インフレはおこってるはずだけど、おつりあるかなぁ。バリ島ではルピアじゃなくても、円とドルは流通してて、どんなお店でも使えます。レートはそれぞれ設定しているよなので、おつりなどはごまかされないよう注意が必要でしょうが、ルピアにかえてしまうよりは個人的には円で買ったほうが、相場が安定してて安心かな?と思ってます。免税店などではおつりがドルできたりすることもあります。確認しましょう。
ただし、チップはルピアであげましょう。本来はチップはいらないんですが、ポーターやボーイに特別なことをしてもらったら、相場はRp500〜1,000をあげるようです。日本円だと10円から20円ですよね。ところが現地では日本の硬貨は両替できません。チップとしてたとえ100円をあげても、バリ人にはただの金属塊です。気をつけてあげてください。
あと最終日の空港税(1人Rp50,000=約830円)。こればっかりはルピアです。条件のいいところで変えておくとよいでしょう。さて車はヌサドゥア入り口の割れ門をはいってすすみます。
ヌサ(島)ドゥア(2つ)はバリ本島の南端に飛び出している小さな半島?なんですが、もともと島だったのが大昔の火山の噴火でくっついてしまったようです。
(バリ島の地図/BALI Maps&Insider Guides to Baliはこちら)。
ここは政府が開発した観光地で、5つ星のホテルが並ぶほか、すべての道の出入り口に「割れ門」(画像下。家と家の境界や村と村の境界を示し、ここを通ることで人は浄められ悪霊等が 侵入できないとされている)があって、その中には観光客と関係者しか入れないことになっています。でも去年あたりは全然関係ないナンパ目的の現地男性がオートバイでいっぱい走り回ってました。さすがに道は整備されてきれいです。

下の画像が「割れ門」。本来は門が左右に割れてるんですが、この写真だと、くっついてますよね。バリの建築様式だと、一番外側の門が完全に左右に割れてて、その一つ内側が写真みたいにくっついちゃってるんです。


下の画像が「割れてる」”ヌサドゥアエリアの北門”。
今年も泊まった”ベノアビーチ”方面にぬけるために必ず通る道なんです。このゲートから中(写真奥側)は観光関係者以外立ち入り禁止になっています。割れてますよね、門が

今回泊まる「グランドミラージュ」(Grand Mirage & Thalasso Bali J1. Pratama 72-74 Nusa Dua, Bali, Indonesia)は、ヌサドゥアのさらに北のベノア。
ヌサドゥアは通過するだけでした〜。出口の割れ門を出た途端に道が悪路に変わり、歩道も無くなりました。去年とまったメリアベノアはこのあたり。その前をとおりこしてどんどん北に行くと今回のグランドミラージュです。パット見はバリ風建築ではなくて、洋風ですね。ロビーの吹き抜けは高いんですが、中庭のすぐ向かいにも当て物があってちょっとがっかり。いままでのホテルはロビーから中庭を見ると海まで見渡せたんですが・・・そうそう、バリのホテルはどこもロビーはオープンエアです。そこに竹細工の椅子なんかが置いてあって、宿泊手続きをするんですが、湿度が高いうえに暑いので(午後9時:バリで27度!)、この手続きのあいだが長いこと〜 まあ明日には慣れるんですが。

ボーイさんに部屋まで案内してもらって、1階の1151へ。お、テラスつきでビーチに部屋から歩いていけるんだ!
でも外から鍵がかけられないや・・・残念。シャワーがガラス張りの個室になってて、おまけにお風呂の横はベットルームが見える窓によろい戸があるだけ。建て付けがちょっとよくないのですき間だらけ。要するに見ようと思えば見えちゃうんです。カップルならいい感じですね?!妹は「問題だよ」と大騒ぎですが、私がのぞくとでも思ってるのかぁ!!
部屋にはドライヤー、金庫、電気ポット!(はじめて見た)、サービスの水・紅茶、ウェルカムフルーツ、冷蔵庫(中には別料金の飲み物)があって、AC変換器もかしてくれるらしい。今回はちゃんと変換器持参だし、Macintoshははじめから全世界の電圧対応のACアダプタなので、コネクタ変換さえできればオッケー。ここもコンセントはB typeでした。

明日は最初からついてきたツアーでウブド見学。午前8時半(バリ)に迎えに来るそうなので早起きしなきゃ。今回のツアーは全朝食、昼食1回(ウブドでインドネシア料理)、夕食1回(ホテルのディナーチケット1回分)がついてるので、朝は安心して食べられます! 7時半から開店だそうなので、そのくらいに行かなくちゃ。ということで、今日はここまで。機内でチェックした「行きたい所」は明日検討するとします。さあ寝るぞ〜


バリ島関連リンクのご紹介

「バリ島情報-南半球の神秘の楽園」
日本インドネシア情報クラブとインドネシア政府観光局の公式サイトです。