2日目 10月24日(日曜日)バリ:晴一時雨いよいよ2日目

お祭り用の民族衣装を着た人で道がふさがっている中、定番の観光と買い物


やってもーた〜!!!全員寝坊です。
朝、ガイドさんの電話で起こされました・・・ごめんなさい。
10分で着替えてロビーに飛んでいきました。本当のごめんなさい。初めてですこんなこと・・・悪いのは私でした。PHSを目覚ましとしてセットしてあったんですが、ついついいつものクセで「平日のみ」にしてたんです。
今日は日曜だぁ!気付いたのは夜になってから。あ〜あ。

さて、今日はたのしいウブドです。まずバティックという臈纈(ろうけつ)染めで有名なトパティ( Tohpati)村に向かいます。
臈纈(ろうけつ)染め:溶けたろうを筆に含ませ、真っ白な布に文字や文様を書き、ろうが乾いたら布を手でもんでろうに亀裂を入れ、それから染料を溶かした熱湯に入れて染める方法。

バリ島は村と村の境に割れ門あるので、車で走っていても村の境がわかります。日本で言う「世田谷区」とかの看板みたいですね。バリの道路は基本的に良くありません。ヌサドゥア・エリア内の道路と、バイパス・ングラライというングラライ空港の横を通る道はまともですが、後は結構でこぼこの上、歩道もなく道幅も狭いです。
で、バイパスを含めてほとんど信号がありません!大きな交差点の真ん中にはヒンズーの神や神話をモチーフにした石像や噴水があって、その周りをサークル上にぐるっと回って曲がりたい方向にすすみます。いまだにどっちに曲がったか分からなくなる・・・ 
交通事情も日本と違います。制限速度はあるんでしょうがないようなもの。細い道でもやたら飛ばします。側方なんて全然見ない。バイクや人がいるとハラハラします。あと絶対に道は譲りません。強引に割り込むしかない。レンタカーを借りようとは間違っても思わないほうがよさそうです。
そうそう。面白い話を聞きました。オートバイの定員は大人2名。ただし子供の場合は大人以外に2名まで乗車可能。ということは合計4名!こんな状態の原付きがしょっちゅう走ってます。日本では考えられません。ヘルメットは当然着用義務があるんですが、「祭典用礼装(民族衣装)の場合はヘルメット着用免除」の特例があるそうです。神のご加護で守ってくれるということらしいんですが・・・おいおいおいおい〜。

今日はお祭りがあるそうで、結構ノーへルの民族衣装さんに出くわしました。
さて、30分ほどでトパティへ。ここでバティック(臈纈染め)を作っている作業場を見学てからお買い物。なんだ、去年とおんなじ所だ〜。ということでサッと一巡り。もう一組の方たちもすぐにお店から出てきました。やっぱり興味ないのかな? 
中国のツアー御一行様がいらしてて、はいてるズボンの裾に模様を書いてもらったりしてすごく楽しそうでした。次は銀細工の村、チュルク(Celuk)です。ここでは純度95%程度の銀を利用したアクセサリーを作っています。銀のヒモを作って小さく切り出し、熱して丸くしたものをビーズのように貼り付けていってアクセサリーの装飾にしています。細かい製品が多いんですが、お値段もお高い。イヤリングが$40〜とか、ネックレスが$100〜とか。もっとも値札はかなりふっかけてついているようで、いきなり「サービスプライス」とかいって半値を言ってきたりします。興味のある方は強気で値引きましょう! 

こういうツアーで来ると、だいたい取引のあるお店に連れていかれるので、いろいろなデザインを見比べることはできないんですよね。お店によって個性が違うようなので、本当に興味があるならツアーでは来ないほうが良いでしょう。
また。町中で物売りが売ってくるものは銀メッキだとガイドさんがいってました。本当だろうなぁ。
デンバサールからウブドに向かう道沿いには、トパティのバティックやチュルクの銀細工を始め、竹細工、石彫、木彫など、工芸の村が連なっていて「クラフト・ロード」とか言われています。車の窓からもそんな工芸品があちこちに見えて来ます。石彫なんかは買っちゃったら送るのにいくらかかるんだろう・・・

さて、チュルクから車で40分程行くとウブド(
Ubud)村です。ここは著名な画家が多く住んでおり、美術館や画廊がたくさんあります。また、民族舞踊も盛んで、夜になるとレゴンダンスやケチャダンなんかが至る所で行われるそうです。通称「芸術の村」とは良く行ったものです。

ウブドでは昼食の前に自由時間が1時間ありました。なんだ、先に言ってよ〜歩ける靴で来ればよかった、と草履を履いてきてしまったことを悔やんでしまいました。
モンキーフォレスト通りで1時間ほど時間があったんですが、女性陣の買い物であっという間に過ぎてしまいました。ここでは木彫りの像とかがかなり安いです。ガルーダの小さな像がRp50,000(約807円)!ヌサドゥアの半額程度!お買い得です。
ただしここのお店はほとんどがルピアのみの取り扱い。通り沿いに何件かうさんくさい両替商があるので、そこで1円=Rp62で両替してもらい、しっかりお札を数えてから受け取りました。けっこうごまかされる場合があるそうなので気をつけてください。不思議だったのは「今日は休日だから看板(1円=Rp63)よりレートがわるくなる」っていわれたこと。そんなバカな・・・でもレートは悪くないのでOKしました。

ウブドでは結構日本人を見かけました。レンタサイクルなんかもあるみたいで、1日いても飽きないんだろうなぁ。ただ坂が多いから自転車はちょっと辛いかな?
で、あっという間に時間が来て、昼食場所に移動。車で10分弱のところ、「INDUS」というレストランです。「ライステラスを眺めながら食事」って言われてたんですが、眺めなんて全然期待してませんでした。
ところが、ここの眺めは絶景かな!素晴らしい!! 
ライステラスなんてのはちょっとしか見えないんですが、アユン川対岸の景色が一望できます。谷を渡ってくる風邪も気持ちが良くて、かなりお勧めです。飲み物だけ自腹で後はツアーに含まれており、マンゴ・ラッシー(Rp7000=約102円)を頼みました。
スープは鶏、メインはナシ・ゴレン(チャーハン)をオーダー。デザートが「ブラックビーンズのプリン」「グリーンココナツのパンケーキ」「バニラアイス」から選べるんですが、家族で全品試食。
おすすめは「ブラックビーンズ」。すごく甘くて、小豆を堅くしたような感じ。食後のお茶と良くあいますが、かなり甘いので御覚悟を。ナシゴレンは薄味でさっぱりめ。個人的にはもう少し濃いほうが好きですが、でも誰にでも食べられそうな味つけです。ミー・ゴレン(焼きぞば)も同じ味付けでした。お昼を食べておなかがいっぱいになると、次は
ネカ美術館
ここはHPもあるような大きな所なんですが、バリ絵画に理解のあったオランダ人のネカさん所蔵の作品を展示しています。
第一展示場でバリ絵画の歴史を勉強。もともとワヤン・クリ(影絵)に人形がベースとなっていた絵が、だんだんと近代バリ絵画になっていく様子がわかります。日本語の解説もついていて(訳がヘンですが)、ガイドなしで楽しめます。
あとは第五展示場に有名な絵がありますので、チェックしましょう。(何かは行った人のお楽しみということで)。

ところで、このウブドの近郊は田圃になっていて、ライステラス(段々畑)がたくさんあります。バリではどこも二期作だそうで、刈り取り中の田圃の横で田植えをしていたりするのは、日本ではまず見られませんねぇ。
ただ、どことなく”昔の日本の風景”みたいなものがあります。ウブドの帰りの車内からも、そんな景色があちこちに見えました。結構絵になる風景だと思うんですが、ネカ美術館にはそういう風景画はあんまりなかったなぁ。
それと、今日はお祭りだそうで、あちこちで民族衣装の人たちに会いました。寺院の横を通ると、民族衣装を着た人で道がふさがっていて、車が大渋滞。バリは年がら年中お祭りをやっているそうなんですが、これだけたくさんのひと集まっているのは始めて見ました。
衣装自体にはいろいろなカラーバリエーションがあるんですが、その寺院に集まる人たちはみんなおんなじ色の組み合わせ。地域や宗派(バリはヒンズー教が9割)でそろえてるんでしょうかね? お世辞にも広いとは言えない寺院に百人以上が集まると壮観です。次は「プラザ・バリ」という免税店に送ってもらいました。
ここは日本人がよ〜く知ってるお店ですし、日本語も完全に使えます。どんなガイドにも出ているはずですから説明は割愛。ただ、品ぞろえは多くはないです。無料送迎バスが充実しているので便利。おもしろいのは、ライバル店の「DFSギャレリア・クタ店」という免税店にも無料で送ってくれるところ。タクシーを呼んでくれて、タクシー代はお店が持ってくれるらしいです。
で、その無料タクシーを使ってギャレリアへ。途中運転手さんが
「帰りはどうするのか? グランドミラージュなら1時間まってやるから2千円!」とか商談してきます。
「いらないよ」というと
「じゃあ千円」
お!安くなった! 
と応じてはいけません。ここも無料送迎バスがあります。といってもベノアエリアには出してくれません。ここDFSは、”ギャレリアヌサドゥア”というショッピングセンター内にも支店があり、そこの”ギャレリアヌサドゥア”かからベノアエリアに無料送迎バスが出てるんです。乗り継ぎは大変ですが、お金をかけるよりはいいでしょう。ただ、この”ギャレリアヌサドゥア”行きのバス、満席になることがあるようで、そうなると1時間待ちです。いつ出発するか計画して、早めに予約しておきましょう(送迎バスは予約する必要アリ)。
DFSクタ店は、バリの免税品店の中でおそらく最大です。ブランド物、香水、チョコレートやお茶、コーヒー、衣料品なんでもあります。また女性陣は香水コーナー、化粧品コーナーで大はしゃぎ。シャネルの化粧品を3点買って「5千円しないんだよ〜」とかはしゃいでます。やれやれ。
きょうは午後3時45分ごろ着いたんですが、店内のステージではウェルカムダンスを踊っていました。「歓迎の踊り」と「レゴンダンス」。
ちびっ子ダンサーがなんだかかわいらしく踊ってくれて、終わってから記念撮影なんかをしてくれました。大人のダンスには到底及ばないんでしょうが、子供の踊りもなかなか本格的。ホテルなんかでもロビーでやってくれることがあります。遭遇したらラッキー!
さて、バスが満席だったので、1時間時間をつぶす必要が。
ここの2階にある中華料理店で去年食べた飲茶(というか胡麻団子)が美味しかったので、そこで食事をすることに。
ところが〜、飲茶は午後4時まで!残念! 
結局、ワンタンヌードル、海鮮焼きそば、焼きうどん(海鮮風)、豆腐の皮で包んだ野菜炒めを頼むことに。ワンタン〜はさっぱりして薄味。焼き〜は醤油?ベース(もしかするとナンプラー?)の濃い口系。どっちも美味しかったです。ただ、ここのトマトジュースはそれこそ「食べてはいけない!」。
なんていうか、マクワウリの皮に近いごろごろのところろだけをわざわざ絞ってジュースにした、ような味。げて物好きの方、是非挑戦してください。ちなみに見た目は、上が半分がピンク、下半分が黄緑という異様な色のトマトジュースでした。
これだけ食べてRp89,000(約1436円)。お安い。
くつろいで食べていたら時間が迫ってしまいました!あと10分!でも豆腐〜がまだ来ない! しょうがないのでボーイさんに時間が内旨話すと、
「あと5分でもってきます!」とのこと。
でも時間がないので
「お金は払うので食べちゃってください」
と伝えると、なんと
「包みましょうか?」。
おや、それはありがたい。たまたま気が利くボーイさんだったのかな?結局精算中に包みを持て来てくれて、めでたくバスに間に合いました。チップでもあげるんだったかな。また行くからね、ボーイさん!

ギャレリア・ヌサドゥア行きのバスは大型バス!でも乗客は私たちの家族だけ!このまえは満席だったのに〜。ということでリッチな気分でバイパス・ングラライをヌサドゥアに向かいます。
この道、バリでいちばん大きい道なんです街灯がない!なんででしょう・・・ やっぱりレンタカーはやめたほうがよさそうだ。
ギャレリアヌサドゥアまでは30分弱。DFSヌサドゥア店の裏で降ろされます。後で気付いたんですが、ここからすぐにシャトルバス乗り場(ギャレリアヌサドゥアの正面側)に行くと、ちょうどベノア方面行きのバスに乗れるんです!考えてあるのか偶然か。またしても女性陣が免税店をのぞきにいきます。お店が一緒だからおんなじだって、と思ったら結構品ぞろえが違ってます。
こちらの方がクタ店より品ぞろえはわるいんですが、どうも1品あたりの在庫は多いらしい。そのほか、お土産品もこちらにしかないものもありました。
でも、1日に3件も免税品店回るなんて、いったい・・・そのあと「トラギアデパート・ヌサドゥア店」でお買い物。トラギアは地元住民の方向けのスーパー。ここヌサドゥア店は観光客向けなのかちょっと高め。でもパックもジュースがRp3,500(約58円)だったり、お土産用のバリコーヒーがRp14,000(約226円)だったりと、免税店に比べれば全然安い! 日本人観光客もたくさん来てました。
とりあえずホテルで飲むジュースを買って、お土産はまた今度ということに。
午後8:45発のシャトルバスでベノア方面に。バスの最終は午後9:45なので、それまで遊んでいることもできるようです。ベノア方面のバスは”アマヌサ””バリ・ミラージュ”と止まって”グランドミラージュ”は終点。そのほかのベノアのホテルのは来てくれないし止まらない、という可能性が高いので、気をつけてください。結局午後9:20ごろホテル着。やたら動き回った割には買い物三昧だった1日でした。明日の予定も立てずに家族は寝てしまったようです。

あしたはビーチを堪能して、午後どこかに行けるといいな。


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(未工事)