最終日 5月4日(木) ローマ:晴れ |
カラカラ浴場 |
![]() 部屋に戻って荷造りを済ませチェックアウト。旅行カバンが日を増す毎にヘヴィー級になっていて帰りが不安になるが荷物はホテルに預かっていてもらってはりきって出発。 今日は最終日にふさわしく晴天で気持ちが良い。まずはおととい行けなかったカラカラ浴場へ。 地下鉄に乗ってすっかり見慣れた駅に到着。同じ出口から出てここを左に行くとフォロ・ロマーノなのよねぇと言いながら右に右折。よく見ると「カラカラ浴場→」というような看板がしっかり出ていた。あれま。ずんずん歩いていくとカラカラ浴場競技場が見えさらに奥に目的のカラカラ浴場が見えてきた! 9時過ぎに順調過ぎるくらいに着いたのだけれど、またまた入口がわからずほぼ外周1周して入場料80,000リラ(約480円)を払って中へ。朝早いせいか観光客も私たちともう1組くらいしかいなかった。ここは1600人が一度に入浴できた場所で当時の床のタイルや井戸とかがあったがここで入浴していたと想像するにはちょっと難しかった。どこが脱衣所でどこが浴室なのかいまいちわからなかったし、男女一緒の混浴だったのだろうかといろいろ疑問に浮かんでしまった。中では工事をやっているところもあった。一瞬でも当時にタイムスリップできたらいいのになぁと思いながらここをあとにした。 入場券を一人で売っているお姉ちゃんが暇そうにゲームボーイみたいなのをしているのが妙に印象的だった。死ぬほど退屈だろうな、あんな小屋に一日中いたら。 |
名所12ヶ所目 |
![]() ここはカラカラ浴場から歩いていけるのでブラブラと30分くらい歩いていたら到着した。ガイドブックに載っている「ローマ観光名所ベスト15」の中の一つである。だから行ったということもあるが最後まで欲張りさんなのだ。 ローマに関してはこの名所15のうち12ヶ所を見てまわれたので私なりにすっかり満足。ここはモザイク壁画が必見という教会らしいが本当に美しかった。イタリアに来てこれで何度目の教会になるんだよくらいな気持ちで入ったが、午前中の人の少なさやお天気も良かったせいかとても神聖な感じがした。 しばらく中を見てまわった後きのうも訪れたスペイン広場へ行くためにサン・ジョヴァンニ駅へ。駅の前にコインというデパートがあったのでちょっと中に入ってみることに。ミラノで見たウピムみたいな感じで女の子向けの店内はとてもかわいい洋服がたくさん売っていた。なっちゃんはそこでかわいいワンピースを見つけ試着をしたらとてもよく似合っていたので私も買っちゃえ買っちゃえと薦めて迷っていたみたいだが買っていた。私は地下の食器売り場で見つけたかわいい花柄の紙ナフキンを母のお土産に買ってみた。たぶん日本でも探せばありそうだけどお金が余っているしまぁいいや。 |
ローマのプラダったら |
ようやくお店を出て地下鉄に乗りスペイン広場へ。 やはり何度見ても素晴らしい!つつじの花がスペイン広場にステキな彩りとなって美しく輝いていた。 さて本当の目的はきのうあまり見られなかったコンドッティ通りのブランド街へ。 まずはプラダから物色。ここのプラダは2階建てで2階へはガラス張りのエレベーターが店内の中央にあってとてもおもしろい造りになっている。ミラノやフィレンツェのプラダに比べて抜群の品揃えで、超プラダ大好き!っていう子にはたまらないと思う。サンダルの品揃えには驚かされるくらいたくさんあって迷いました。買えないけどね。 カバンに関しても色も種類も豊富でどれも見たことないものばっかりで思わず手にとってしまったらエラく気に入って買ってしまった。でもかーなーり迷って考えに考え抜いた末です。値段も驚くほど安かったし。言い訳がましいけど、念のため。なっちゃんも気に入ったカバンがあったらしく迷っていたので一度お店を出て向かいのグッチへ行き特に目を惹くようなものがなかったので再びプラダに戻った。考えているあいだに私も再度店内を見ていたら、すっごいかわいいプラダスポーツの財布を見つけ迷ってなっちゃんに相談したら財布は2つも必要ないでしょって止められたけど、でもでもかわいーんだもんって言って購入しちゃった。えへっ。 なっちゃんも気に入っていたカバンとお友達のプレゼントを買いホクホクしながらお店をあとにした。 こうして日記に書くと即買いみたいな2人に感じるかもしれないけどとっても迷って何度も手にとってみたし安い買い物じゃないからかなり慎重でした。とまたまた言い訳がましいかな。まぁいいさ、自分のお小遣いなんだしね。プラダで長居をしてしまったらすっかり13時を超えていた。13時過ぎにはホテルで荷物をピックアップして空港に向かう予定だったので、急いでホテルに戻ることに。 |
ス、スリの恐怖・・・。 |
昼間なのにエスパーニャ駅にはものすごい人がたくさんいて、ブランドの紙袋を提げた私たちは非常に浮いている感じがして居心地が悪く、いかにもっていう日本人になってしまっていてとても恥ずかしかった。 電車がホームに入ってきて、乗り込もうとしたら後からおばさんにグイッと押し込まれる形で乗り込んだ。なんかおかしいなぁと思って用心のために前にあるカバンをさらに抱きかかえようとするとカバンのチャックに手が伸びていてそーっとチャックを開けようとしていてびっくりした。慌ててカバンをグイッと引っ張って事無きをえたのだがあれで気づいていなかったら絶対やられていたに違いない。たぶんやったのは押し込んできたオレンジの服を着たばばぁと思うと無性に腹が立ち、前にあるカバンでもすろうとする神経が許せなかった。実際超恐かったけど狙われてもしょうがないかなぁという気もした。今まで何事もなくきたからどこが危険なんだろう、みんなが言うほどではないじゃんって思う時もあったが最後まで気を抜かずに用心しておいてよかった。一応未遂で済んでテルミニ駅に到着して私たちは駅前のバールで昼食をとることに。 ![]() |
帰国の途へ |
AZ404 ローマ 16:45発→→→フランクフルト 18:50着 空港には出発の2時間前に着こうとしていたのにすでに14時をまわっていた。ホテルに戻って荷物をピックアップして最終の荷造りをして急いでホテルをあとに。朝の荷物がさらに重たくなっていて駅まで近くても肩にくいこむほどずっしりする。アリタリアのオフィスで空港までの乗車券(16,000リラ=約960円)を買い20分ほどホームで待ち、14時50分発の列車に乗り込みたちまち曝睡していたら予定通り30分後に到着する。 |
あとがき |
おわり。 . |