ちえこの「いまさらだけど グァム!!



みなさん、南の島グァムへタイムトリップしちゃってください!



はじめに

くるくる変わった目的地 フランス?→ベトナム?→グァム!

今回の旅のパートナーは、ほぼ毎年海外へ一緒に行っている短大からの大親友あみちゃんとだ(上の画像の左があみちゃん、右が私)。
当初、11月にフランスへ行こう!と予定を立てていたが、毎度のことながらお互いの日程があわず1月に延期となった。しかし、いざ本格的に決めようとすると、1月のヨーロッパって寒いよねぇ、やっぱり暖かいところにしない?とどちらからともなくそんな話しになり、再訪をかねてベトナムにしようと一端はベトナムに落ち着いた。
しかし、書けば長〜くなってしまういろいろな諸事情が重なり「短期間で思う存分楽しめ、のんびりできるところ」という条件になり、ベトナムは短期間ではもったいないということで、次にその条件を満たし、3時間半弱で行けるグァムに決定した。グァムへは行ったことがなかったので、21世紀初の海外はグァムか〜と考えただけでなんだかとても嬉しく思えた。

ツアー探し

行き先が決まったら、次はツアー探しである。
会社のヒトにグァム行きの話しをすると「ホテルはPIC(Pacific Island Club)がいいよ〜」と薦めてくれ、ガイドブックで見てもとてもステキなホテルだったので、迷わず
PICホテル/P.I.C Guamに泊るツアーを選択することにした。
4日間、JAL指定の午前発午後帰り、PICホテル宿泊という条件で探すとけっこう値段がはることに気付いた。一番安いツアーでも84,000円はしてしまう。
うーん、グァムで8万ってどうなんだろう?という疑問がわき、とりあえずグァムに行ったことのあるトモダチに訊いてみた。すると、
「うーん、高いねぇ。でも私なんかすっごい安いツアーで行ったから、ホテルが病院みたいだったよー。」
と彼女は言った。
え?ビョ、ビョーイン?
病院みたいなホテルって何?
そんなホテル絶対ヤだ〜
というわけで、条件の変更だけは無理だなと悟った。
そうだ!こんな時は台湾で知り合った旅行会社のトモダチだ!と思い、彼に参考になるツアーを見せ、そのツアーより少しでも値段が安くならないか相談をした。持つべきものはトモダチである。なんと78,000円で同じツアーを受け持ってくれることになった。
いつもいつもありがとう!大好きです★
そういうわけで、今回のグァムツアーは78,000円+2,040円(成田空港使用料)+1,600円(グァム空港使用料)の計81,640円で決定した。

=日程=
1/15(月):JO※941便 成田10:00発→グアム14:25着(時差+1時間、夏時間+2時間)
1/16(火):終日自由行動
1/17(水):終日自由行動
1/18(木):JO942便 グアム15:40発→成田18:20着

※管理人より一言:JOはJALの完全子会社
JAL ウェイズ/WAYSの事です。
JALは太平洋リゾート路線、東南アジア路線の運行を経費削減のためJALウェイズという子会社に移管中で、現在は札幌、仙台、新潟、広島、名古屋、福岡=ホノルル線、東京、名古屋、大阪=グアム線、東京、大阪=サイパン線を運航中です。
ところが、移管したといっても便によってはJALの機材・乗務員を使って運航するのでややこしいのです(タイムテーブルではJALの機材・乗務員を使うとなっている便なのに、JALウェイズの機材・乗務員を使う事があるので、さらにややこしい。今回ちえちゃんが乗ったグアム便もタイムテーブルではJALの機材・乗務員を使う事になっていたのです)。


◆ 旅行準備 
グアムビジターズバイブル:グアムの得する総合情報サイト」グアム政府観光局」

11月の半ばには決定していたのに、旅行はまだまだ先の来年だし〜と思っていたら、あっという間に新世紀の幕開けとなっていた。暮れはお互いに忙しく、旅行の打ち合わせなど全くできない状態だったのだ。
とりあえず、新年に「旅行の打ち合わせ」という名目で会い、会ったはいいが映画なんかを観てしまい、違う話題で盛り上がっていたらあっという間に時間が経ってしまっていた。「ま、グァムだしどうにかなるっしょ。各自行きたいとこ選んでおいて、機内でサックリ決めようねー」ということでその“会”は終わった。その時点で私はガイドブックすら購入していなかったのだ。
旅行は月曜日からだしと思い土日は両日とも遊んでいたらまたまたあっという間に旅行前夜になっていた。
渋々小さいスーツケースを出し夏服、サンダル、水着をひっぱりだし、なんとか準備を終わらせたら既に24時をまわっていた。明日の朝は早いから寝なきゃーと慌てて消灯。



第1日目 1月15日(月) グァム:晴れ Yahoo Weather Guam

◆成田空港へ

今朝は6時半過ぎの電車に乗りたかったので、朝は余裕をもって5時40分には起きたかったのに目覚めたら6時だった...。急いで最後の荷物の確認をして、身支度をして、ノーメークのまま駅へと急いだ。
上着は着ていたが中は薄着だったせいか、乗り換えの電車待ちの数分でも肌を刺すような寒さだった。8時の待ち合わせに10分程遅れてしまったが、無事に合流。
チェックインを済ませ、荷物を預けてから、あみちゃんがロイホ系列の飲食店で使える1,500円分の券を持っていたので、そこで何か食べることにした。
朝からクソがつくくらい寒かったので、コーヒーや紅茶で温まろうという考えは浮かばず、とりあえずビール!ビール!と思い、バイキング形式のカフェテリア・ロイヤルでビールとカレーパンを取り、あみちゃんは無難に紅茶とヨーグルトサンデーみたいなのを取っていた。お腹も満たされ、時間になったので出国手続きをしに店を出た。
出国を済ませ、免税店で姉から頼まれたシャネルの口紅を捜しつついろいろ見て廻った。結局完売してしまっていてどこにも売っていなかったので諦めて搭乗ゲートへ。
のんびりしていたせいか気付いたら、離陸予定時刻の10分前になっていて、最後のバスに乗って飛行場の奥に待機しているグアム行き
リゾッチャ便へと向かった。

◆機内での事件!?

機内に入った最初の印象は
「うわっ、せまっ!JALってこんなに狭かったっけ?」だった。
ほぼ満席で、私たちが一番遅かったせいか、みんな席に座っており「おーい、早く乗らなきゃ離陸できないだろぉ」という痛い視線を感じつつ、自分たちの席へと着いた。席は65−A,Bの窓際で、隣には男性が一人座っていた。後の家族3人の父親らしい。
定刻15分過ぎたくらいに離陸し、空の旅が始まった。

まずは、お飲み物のサービス。さっきビールを飲んだので、今回はJAL特製のウォッカとフルーツジュース割の「ヒカル・デ・リゾッチャ」を飲む。あみちゃんはビール。
その後、クロワッサンサンドとサラダ、フルーツ、アイスなどの機内食が配られる。食事中は白ワインを飲むことに。酔っ払ってきたのか、とにかく食事中もずっとしゃべり倒していた。
機内食が片付けられ、しばらくするとビンゴゲーム/リゾッチャビンゴが始まった。中央のスクリーンにビデオが流されどんどん番号が読み上げられてゆく。けっこう穴があいたのに結局どこもビンゴにならずに終わってしまった。ビンゴになっていたヒトたちはオリジナルTシャツをもらっているみたいだった。別にいらないからいいや。(←ちょっと負け惜しみ?。左の画像はリゾッチャビンゴのカードや景品)

特に映画が始まるでもなく何もすることがなくなったので、ちょっと眠ることに。正味30分近く寝てからフト目が覚める。あれ?もしかして、すごーーーく気持ち悪い。あーやばい、これはいつもの貧血だ。と思い、フラフラとトイレへと向かう通路を歩き始めるが、途中で意識がもうろうとしてバタンと倒れてしまった。
「だ、大丈夫ですか?」というお客さんの声が遠くで聞こえるけどそれには答えられず、「大丈夫なんだけど、すごく気持ち悪いのよ...」と心の中ではいちおう言ってみた。すぐにスチュワーデスさんが来て、私を助けてくれる。と言っても特に何もしないのだが、勧められるままにトイレへと入る。貧血時のあまりにも蒼ざめた自分の顔を初めて見てさらに気分が悪くなり、トイレでもダウン。
「あと5分で着きますから。とにかく席に着いてください」
という声でトイレから出て、一番後ろに2つ席が空いていたので安全ベルトだけ締めて横になっていた。5分もしないで、飛行機は?無事着陸。(私だけが命からがらの到着)
気分はというとだいぶ良くなってきたので「み、水をください」とスチュワーデスさんに甘え、ごくごく飲み、「あー、あみちゃんきっと心配してんだろうなぁ」思っていたら、すぐに来てくれた。
「ごめんねーなんか貧血起こしちゃったー」
「うん、トイレに立つ時すごい顔色悪かったからすぐ判った。隣のお父さんがお友達大丈夫なの?って心配してたよー」「あーやっぱりぃ。あとでご挨拶しなきゃねー」
というような会話を交わし、スチュワーデスさんにお礼を言い、機内をあとにした。まだちょっとフラフラしていたけど、あみちゃんが荷物を持ってくれたり心配してくれたのがとても嬉しかった。ありがとう。

◆南の島グァム!

入国審査場で、隣に座っていたお父さんとすぐに会え
「ご心配おかけしちゃってすみませんでしたー」
「あっ大丈夫だったー?」
などと笑顔で挨拶をした。順番がきて入国審査官にパスポートを見せると
「Hi , how are you?」と訊かれ、
「Yeah , I'm fine !!」
などと即答している自分がいた。あー間違えたぁ、Not fine だ〜とつぶやきながら、お決まりの会話を始めた。最後に「そのリングかわいいね〜、中に星が入ってるんだぁ」と私の今一番お気に入りの指輪を褒めてくれた。男のヒトってなかなかそういうところに目がいかないのに、自然に言ってくれたのがとても胸に響いた。男のヒトにそういうコトを言われても、「げっ、どこ見てんだよ!」と思うヒトと「すげぇ、嬉しい♪」と思うヒトというふうに必ず女性には2パターンあって、彼はもちろんその後者だったので、あやうく惚れそうになってしまった。えへっ。
空港では現地係員が出迎えに来てくれていて、そこからバスで各ホテルへと巡回してくれる。お父さんたち家族とツアーもホテルもいっしょである。
バスはとても大型なバスで、タイやベトナムといったアジアの時の、ツアーなのに貸し切り状態のバンとは違い、「おぉーこれこそがツアーというものだね」などとワケも判らぬ喜びを分かち合い、車窓からのグァムの景色を眺めていた。本日は快晴。日本のクソ寒さが信じられないほど暑い!!車内では注意事項を説明するビデオが流れていて、30分ほどのドライブで私たちの泊るホテルPICへ到着。


◆PICホテル到着

PICはとても開放的なホテルになっていて、天井がうんと高く、正面入口前方には大きく開かれた窓から、プール、その先にはキレイな海が一望できた。ロビーのソファに座って、現地係員から注意事項や帰りの集合時刻などの説明があり、部屋のカードキーや市内の簡単なパンフが渡されて解散になった。
私たちは、オプショナルツアーで「エコアドベンチャーツアー」という横井庄一さんが隠れていた洞窟やその近くの滝を見学するツアーを申し込もうと思っていた。そのまま隣にあるインフォメーションの部屋に入り明日の予約をする。9時25分集合(←微妙!)だと言われ、80$を払い部屋へと向かった。

私たちの部屋はタワー1というロビーが本館になるのなら、いちおう別館のところにある。ロビーからは、一度エレベーターで1フロア下り、通路を歩いてタワー1に入り、私たちの部屋がある9階へ行くという一度では憶えられない順路である。さらにその奥にはタワー2があり、そっちのほうがもっと道のりが長そうだった。
私たちの部屋は見晴らしの良いオーシャンビューで眺めはサイコーだった。部屋の造りは超豪華!というワケではないが、そこそこに統一感があり落ち着く感じの部屋だった。少し部屋でのんびりしてから、グァムの街へ繰り出した。


◆お得!ハッピーアワー

なんだかんだで結局17時になってしまっていたが、夜が訪れるのはまだまだ先だと思われるほど外は明るかった。とりあえず今日はあまり時間がないのでDFSに行こうとしていたが、その前にあみちゃんのトモダチに薦められたヒルトンのバーで一杯飲んでからということにした。
ヒルトンはPICの隣にあるが、隣といってもずーっと向こうの隣なのでタクシーで向かった。(TAXI:6$)
各ホテルのバーはハッピーアワーといって、だいたい17時から19時くらいまでの時間、通常料金の25%〜50%引きでドリンクを提供している。私たちももちろんそれが狙いであり、ヒルトンのツリーバーはその時間帯25%引きであった。
私が頼んだ飲み物はCoco Shellというココナツベースで上に生クリームがのっかてるとにかくあっま〜い飲み物だった。ビーチを眺めながら、
「今日は朝からずーっと飲んでるねぇ、機内で起こった貧血はさぁ、もしかしたらエコノミークラス症候群の一種だったりしてねー、あははー」
などと言ったら、
「うーん、それはないと思う。きっとチャンポンしちゃったせいだよー」
とすかさず言ってくれた。
「やっぱりねー。絶対飲み過ぎのせいに決まってるよねー」
と言いながら、甘いアルコールをすすっていた。さすがに全部は飲みきれなかったが、いい気分になったのでここを後にした。(約12$/2人)

◆品揃え豊富!DFS

DFSには各ホテルからタクシーで無料で連れていってくれる仕組みになっている。「DFSギャラリアグアム」はタモン地区の中心街といっても過言ではなく日本人がたくさんいた。
店内に入るとすぐ左隣にレスポが入っており、品揃えと種類の多さにまず驚かされてしまった。他にもアナスイ、ジル、バーバリー、ポールスミス、シマロン、エルベ等々私の好きな系統のお店がたくさん入っていて、すごい楽しくてその都度
「超ーかわいいー、超ー安いー!」
を連発して、キャーキャー言いながら店内を見廻した。ここにはまた来よう!と言って今日は目星だけをだいたいつけておくことに留めておいた。その他の高級ブランドたちは今回無縁としていたので、冷やかし程度に見ておいた。気付いたら19時半をまわっていたので、夕食を食べにDFSを出た。

◆チャモロ料理の夜

今日はせっかくだからグアム島の先住民族チャモロ族(グアムは今でも15万人の住民の半数はチャモロ族)の料理を食べようということで、ガイドブックに載っていたサンルートホテル内にある『チャモロ亭』へと向かった。
DFSからは歩いて10分くらいで到着。店内はやはり日本人が多かった。とりあえずビールを頼んで、料理はガイドブックに載っている代表的なチャモロ料理を頼んでみた。
鮮魚のエスカベッチ(グァムの海でとれた新鮮な白身魚を唐揚げにして、野菜をアチョーテの汁で煮込んだソースをかけたもの)とタコのキラグエン(タコのみじん切りのタマネギ、レモンジュース、唐辛子で和えたもの。トウモロコシの粉を焼いた薄いパン、トルティージャといっしょに食べる)と焼きそばにした。お互い、ココナツミルクベースの食べ物は苦手でそれは外して注文したので、どれもとってもおいしかった。
のんびり食べて、ゆっくり話しをしていたら、21時半になってしまっていたので、お会計をして店を出ることに。(55$/2人)
帰りは通りにある店に入ったりしながら、DFSまで歩きバスに乗ってホテルへ帰宅。向かいのABCマートとアサヒストアーとampmをひやかしてから、部屋に到着した。お風呂に入ってなんだかんだしていたら遅くなり、00時半に消灯。




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