2000-4/27〜280
NARITA-MILANO

はじめに

イタリア旅行決定!!
2月の下旬に来年度の会社の休みが知らされ、今年もうちの会社のGWは大型連休になっていた。去年もそれを利用して会社の同期の奈津子さんと一週間台湾旅行をした。今年も大型連休とわかったと同時になっちゃんからGWの旅行のお誘いがきた。
2月の下旬にまさかGWの予定が入っているはずもなくいつものように快諾してしまった。お金のあては全然ないけどまぁなんとかなるかな?とこれまたいつものように楽天的に考えてGWに海外旅行をすることになった!
今回は9連休ということもあり、せっかくの長い休みだしどうせ行くならヨーロッパだねということになり、場所はイタリアにしよう!
となんとなくすぐに決まってしまった。しかしツアーのパンフレットを見てもどれもこれもバカ高くツアーだと行動も制限されてしまうこともあり、とりあえず航空券だけ手配しようということになった。


航空券・ホテルの手配、お金の準備
航空券を手配すべく、台湾で知り合った旅行会社のタメの友達に航空券の金額などを聞いてみたら、29日出発、6日帰りとなると手がでないほどの金額になり、2日前倒して会社を休むことにして航空券を手配してもらった。
それでもJAL往復¥150,000+出入国税¥3,960(成田:¥2,040 イタリア:¥1,920)かかってしまう。行きは4月27日出発の成田発ミラノ行き直行便、帰りは日本に5日帰りのローマ発フランクフルト経由成田行きだ。
3月の下旬には航空券も無事にゲットすることができ、わたしたちは着々とイタリアに向けて勉強をし始めた。当初ホテルは現地で適当にあたろうと考えていたが、アジアと違いホテルの予算も高く高額の現金を持っていくのはとても不安があったので、あらかじめ友達に場所と予算を言いホテルの予約もしておいてもらった。(ミラノ2泊、フィレンツェ3泊、ローマ2泊で計¥43,000)お金も40,000円(=630,000リラ)をリラに両替して、円のT/Cを20,000円分持っていくことにした。


イタリアに向けての心構え&スケジュール

イタリア行きを友人、知人に伝えるとイタリアに行ったことのある人は一様に、「用心しすぎるに、越したことはない」「とても危ないから本当に気をつけるように」「スリやひったくりに遭うかもしれないからカバンは前に抱えるように持つんだよ」と耳にたこができるくらいに言われ、旅行中常に神経を使うのかと思ったら一時ブルーになり、ツアーにした方が良かったのかもと思ったりもしたが、とにかく気をつけるようにしよう!とお互いに誓いあった。
なっちゃんとは会社帰りに定期的に打ち合わせをして私たちの行きたいところを決め、旅への気分を高めていった。会社にも無事お休みをいただきいよいよ旅行も目前になってきた!!

=日程=
4/27(木):JL417 成田 12:00発→ミラノ・マルペンサ 17:20着(ミラノ泊)
4/28(金):(ミラノ泊)
4/29(土):ミラノ→鉄道移動→フィレンツェ(フィレンツェ泊)
4/30(日):(フィレンツェ泊)
5/ 1(月):ピサ日帰り観光(フィレンツェ泊)
5/ 2(火):フィレンツェ→鉄道移動→ローマ(ローマ泊)
5/ 3(水):(ローマ泊)
5/ 4(木):AZ404 ローマ 16:45発→フランクフルト 18:50着、(乗り継ぎ)JL408 フランクフルト 20:50発→成田 14:55着(5/5)


第1日目:4月27日(木)  東京:くもり ミラノ:晴れ
成田空港へ
朝は7時に起き、いつものように朝ご飯を食べ、8時10分に我が家を出発した。荷物も最小限にしてスーツケースではなく大きな旅行用カバンに入れたのでまるでヨーロッパに行くふうではない感じだった。
待ち合わせの10時より15分ほど早く成田に着いてボケッと待っていると10時になっちゃんが来てスムーズに落ち合えた。よかったよかった。空港はGW直前ということもあり比較的混雑していた。
私たちは手荷物を預けずチェックインをして11時半の搭乗時刻まで時間があるのでいつものようにJCBラウンジでお茶をしてから出国審査場に向かった。チェックインカウンターに比べ、空いていてすぐに出国することができた。

長い長い空の旅
12時発のJAL417便は予定より40分ほど遅れてミラノのマルペンサ空港に向けて離陸した。
離陸後すぐにドリンクのサービス、機内食が運ばれ、私は和食を選択してビールと一緒にいただいた。ビールもすぐに飲み終わったのでせっかくだからジン・トニックも頼みそれも飲んだ。これから12時間の空の旅を思うと飲まずにはいられなかった。そうすれば機内でぐっすり眠れそうだしね。退屈な機内は寝ることと、食べること、雑誌や本を読むこと、映画を見ること以外することがなくひたすらその繰り返しをしていた。
私たちの隣のとってもキュートな外人さんが読み終わった雑誌を私たちに回してくれてそれを見たり、家にあった本で一番小さくて軽い遠藤周作の『沈黙』を読んだりしていた。
映画は『ギャラクシー・クエスト』とかいうシガニー・ウィーバーが出ているSFものをやっていたので仕方なく見ていたけど絶望的につまらなく、いつやめようかと思ったが結局最後まで見てしまった。もう1本は『アンナと王様』がやっていたけど映画館で見てしまっていたのでその時は寝ていた。途中軽食のサービスでパンが配られて、到着前にはくたくたに茹でられたミートソースが出てきた。それらを全部しっかり食べ、現地時間の17時45分にミラノのマルペンサ空港に着陸した。

文章にすると短いが、ほんとに長かった。帰りのことを考えると今から思いやられるよ、やれやれ。

空港からホテルへ
荷物を預けていないので入国後すぐにホテルに行くために鉄道乗り場へと向かった。ホテルの最寄駅までのチケット15,000リラ(約900円)を購入し、18時45分発の電車に乗り込んだ。切符売り場で働く日本人のお姉さんに駅に着いても特に何も言わないので気をつけるようにと言われた。
ボヴィーザ駅までは寝ずに車窓からミラノの景色を眺めていた。とてものどかな風景で19時を過ぎても非常に明るかった。ボヴィーザ駅から地下鉄のブルーのラインに乗り換え、目的地のリパブリカ駅に20時過ぎに到着した。
駅からホテルまでは目と鼻の先にあったにも関わらず、かなり迷ってしまいホテルにチェックインした時には20時45分くらいになってしまっていた。私たちの泊まったホテル『IBIS CENTRO』は小狭いながらもわりときれいだったがバスタブがなかったのがちょっぴり残念だった(左の写真は部屋で撮影。右が私、左がなっちゃん)。
ホテルでしばらく休息した後、せっかくだから町をブラブラすることにした。ホテルの近所は土日の日本のオフィス街みたく閑散としていて、少しずつ暗くなり始めたので小さなスーパーでジュース(18,00リラ=約108円)を買ってホテルに戻り、ホテルのロビーでダラダラと22時ころまでおしゃべりをして、部屋に戻ってシャワーを浴び、23時過ぎには消灯した。




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