10月25日(水) ミュンヘンは晴

ノイシュバンシュタイン城へ


古城ツアーの集合地点へ朝8時に行くが、バスはもうほとんど満員状態。結構奧の席へ着席。ガイドのおじさんが面白い人でよく喋ること。(英語なので私には助かった)眠いので寝ていたら「This is sight seeing tour, not sleeping tour ! 」と言われてしまった。そしてどこの国から来たのかをめいめい聞かれた。
実に多くの国から参加者がいる。中国、台湾、南アフリカ、ポルトガル、スペイン、オーストラリア、アメリカ、日本人も数組。結構遠くであったがおじさんの楽しいおしゃべりで退屈しなかった。途中休憩を兼ねてショッピングの楽園というオーバーアマガウというところへ。ここは小さな村なのだが、建物が童話のような作りで、窓の周りに描き絵がしてある。木彫りとかを数点お土産に買った。最初の城はリンダーホフ城。ここはごく小さな城だがとても上品でよかった。連れが以前来たときは雪だらけでお庭が見えなかったのだそうだが、今回は見渡せた。入城料は次に行く城も含めて二人でDM34。
次のお城のふもとに到着した時間がちょうど昼時で、レストラン前に横付け。昼食時間を含めて3時間くらいの観光時間。城へは(あ、目指すはノイシュバンシュタイン城です)徒歩か馬車があるが、食後の腹ごなしも兼ねて徒歩で。結構長く続く坂道で疲れたが、段々と城が迫ってくるのはなかなか楽しい。到着したが結構混んでいてなかなか中へ入れない状態。行列に並んでいたのだが、どっかのツアコンらしいお姉さんが日本語解説テープを案内所から借りてくれて、団体扱いのような感じで先に入場。(便乗しました)城は実は1/3しか完成していないのだそうだ。中世の城にあこがれたルードヴィヒ2世が巨費を費やして日本の明治時代頃に作ったもの。城の中には鍾乳洞を再現した部屋とかもあり、狂気を感じる。城の窓から眺める風景がのどかな田園で、遠くに川と村が点在し、とてもロマンチックな感じである。城を出て連れが前に行ったことのあるという城を見おろす釣り橋へと向かう。どえらい急坂を汗をかきかき昇って到着。なるほど城が見おろせとても景色がいい。

周りの人に頼んで城をバックに写真を撮ってもらった。(これが「結婚しました葉書」になりました)下は峡谷でかなり深い。しばらくそこにいてから下山。下りは楽だ。途中連れがアイスを買って食べた。下りの馬車の値段は昇りよりも安いと言うことが分かった。帰りのバスは皆疲れており寝始める。ここでガイドのおじさんは「これからはSleeping tour だ。おやすみ!」と言う。文字通り寝ているうちにミュンヘンへ戻る。解散の時にガイドのおじさんが各国語でドライバーにチップをと言った(日本語では「ドライバーへ心付けを」)。一日で300キロを運転したドライバーにチップをあげた。夕食は新宿にも支店のあるホフブロイハウスへ。店内はにぎわっており、いい雰囲気。毎晩似たようなものだが食べて飲んだ。(DM56.50)明日は買い物にあてるつもり。


10月26日(木)ミュンヘンは晴

最終日は観光とお買いもの少々

朝起きたらやはり足が痛かった。昨日夜お風呂でマッサージしたのだが..(2人とも痛い状態)昨日は急坂も含めて結構歩いたから。すこし寝坊をして朝食をとる。
今日はまず市庁舎の飾り時計が動くのを見ることにする。第一回は午前11時。これに間に合うように出かけた。15分くらい前に着いて、待つ。時間が近づくに連れ人が増えてきた。そして11時。古いものだけあって動きは素朴なのだが、馬上の騎士同士の槍を使っての決闘シーンでは片方がやられてガクッとなる動きがあり、最初壊れたのかと思ってしまったりした。そしてMarktへ行き昼食その1を食べる。(DM15)青空のもとビールとWurst(ソーセージ)。しらないおじさん同士が話をしたりしている。我々もビールの注ぎかたとかを習った。そのあと私の「どうしてもアイスバイン(豚の塩ゆで)を食べたい」という希望を入れて、セルフサービスのカフェテリアで昼食その2(DM20.19)。次にAMEXの支店を電話帳で探して住所を調べて行った。ここではT/Cを両替した。今日はお土産を念頭に置いて買い物。三越があるので行ってみたが、とても小さく単なるお土産屋程度の規模。店内のものはやたら高い。そこへ日本人のおじさま達が大挙して来ていて、ぼんぼん買っていた。私らは早々に退散。ヘンケル(有名な刃物のメーカー)のお店に行って、ペーパーナイフやスイスで有名なアーミーナイフ(でもヘンケルだからドイツ製)を買った。

次に行ったのはレジデンツ宮殿と博物館。ここはバイエルン王家の居城とそれ関連の博物館。かなり広いのだが一番すごいと思ったのは、圧倒的な量の食器類。金銀の食器が山ほど並べられていた。勿論絵画や彫刻類も数多くあった。出口だと思った方向ではなにやらパーティの準備中。今宵やんごとなき方々でもが招かれるのだろうか。ホテルへ戻ってひと休み。今日の夕食はさすがにドイツ料理もあきたので、大都市ミュンヘンでもあることだし寿司でも食べようと言うことになった。ガイドブックで調べてあまり遠くない店に電話して客単価などを聞いてみた。そのうちのひとつ「雅」という店に予約を入れた。市電に乗ってその店へ行った。久しぶりの日本料理店でやはり落ちつく。ビールと寿司を楽しんだ。(酢飯がややしょっぱかったが)となりのテーブルでは日本人のビジネスマンが3人。オウム事件の話などしている。驚いたのはドイツ人だけのお客もいたこと。連れに聞けばこの店は3年半前に語学研修でミュンヘンに来ていたから知っていたのだそうだが、高いので来店できなかったそうだ。今回は念願かなったことになる。懐かしい味を楽しんでホテルへ戻った。(DM110) Sバーンの駅で明日使う回数券を買った。(DM26)これを買った方が別々にチケットを買うより安く空港まで行ける。ホテルで荷造りをしたが、とてつもなくスーツケースが重くなった。明日は帰国だ。


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