ピラミッド

-盗頂GALLERY-




管理人が2000年4月に撮影した写真で、古橋君の足取りをたどってみました。
管理人は盗頂コースが頭に入っていたので、普通は撮らない写真を撮りました^_^。下の写真の崖を見た時は「これが盗頂コースの崖か...」と感慨深かったです。

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古橋君が「敷地内へと続く崖をよじ登る」と書いている崖(写真はメインゲート近くの崖。古橋君が登った崖は左奥方向です。写真に写っている木の左方向に「メナハウス・オベロイホテル」のゴルフ場があって、ゴルフ場を横切ってこの崖を登るコースも定番コースです)。崖は結構高くて20m位ありました。崖の上に見える建物が「盗頂の最大の難関」ポリスオフィスです。古代エジプトでは「太陽が沈む西に来世がある」と信じられていたので、80基あるという全てのピラミッドはナイル川の西、さらに洪水の被害に遭わない砂漠の丘陵の上に建っています。

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.ここが古橋君の盗頂ポイント接近ルート付近。ピラミッドの横に建っている白い建物が、この場所で発掘された太陽の船を展示している「クフ王の船博物館」。古橋君は写真の右側に写っている小さな王妃のピラミッドと左のクフ王の大ピラミッドの間を「クフ王の船博物館」に向かって来たようです。
「崖をよじ登ると、そこは無数に広がる墳墓群であった。地面が凸凹している上に深さ3mはあろうかという縦穴が点在。落ちたらただではすまない。慎重に歩を進めていく(中略)太陽の船博物館の裏を過ぎていく。ついに盗頂ポイントまであと5mというとこまで来た。人の気配はない。大丈夫だ、いける!」(古橋君の日記より)

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クフ王の大ピラミッドの北西の角です。古橋君の「盗頂ポイント」は写真の左方向です。傾斜角51度...。よくまあこれを登ったものです。手前に写っているのが警備のポリスさんです。ピラミッドは今は階段状ですが、建設当時は表面が白く磨き上げられた石灰岩の「表装石」で全面が覆わていたそうです(イスラム時代に入ってから全部はがされてモスクの建材に使われた)。ピラミッドに使われている岩の1個の重さは平均2.5トン。それが210段、260万個も積み上げられているのです。建てられたのは紀元前26世紀ですよ、驚異です。

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1段目の岩は高さが1.5m位ありましたが、3段目から頂上の210段目までは65〜90cmだそうです。

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これがピラミッドの岩に取り付けられている「登頂禁止」と書かれた金属板。なぜかこれを見た時、嬉しくて撮ってしまいました。新聞片面位の大きさで、良く見るとイタズラ書きが一杯書いてありました。



これが頂上(テレビ画面をデジカメで撮りました)。頂上の岩の一辺の長さを平均70cmとして。5m四方はありそうです。

下の写真の霧が晴れて日が昇った後の風景です。




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