第2日目 1月16日(火) グァム:晴れ、時々スコール

◆エコアドヴェンチャーツアーへ

この日の朝は8時に起床。今日はオプショナルツアーの日だ。
きのうの帰りにアサヒマートで買ったパンとヨーグルトを食べ簡単な朝食を済ませる。

9時過ぎには部屋を出て、ロビーで外の景色を眺めながら待つことに。ホテル内にあるプールには既に遊んでいるヒトたちがいて、とても気持ち良さそう。
時間通り、9時25分に迎えにきた大柄の男性は、なんと迷彩服に迷彩柄のメットを被って「エコアドヴェンチャー」という看板を持っているではないか。ゲゲッと思って中型のバスに乗りこむと、けっこうヒトがいて総勢19人のツアーのようだ。
30分ほどのドライブで最初の見学処、祖母の滝、祖父の滝へと到着。
熱帯植物の葉で作られた冠をもらい、密林というほどでもないが、中に入っていき、滝の前で記念写真を撮ってもらったり、現地のヒトにパンをもらって、小さな魚にえさをあげたりした。
少し先に進むとちょっとした広場に出て、そこにはしゃがんでさきほどもらった冠やカゴを作っているおじさんがいた。隣の東屋ふうのところでみんなが集まって座り、ココナツを割ったり、実を削ったりする実演を楽しみ、それを飲んだり、削った実と砂糖とシナモンをからめて作ったキャンディーを私たちに食べさせてくれた。
そんなことに夢中になっていたら外では雨が降り始めていた。なのに、さきほどのおじさんは雨なんか気にせず、黙々とカゴを編んだりしている。雨なんて気にならないのだろうか?不思議な光景だった。それからさらに、バナナを食べたり、イグアナの肉を食べたりもした。イグアナの肉はとてもおいしかったが、バスへ戻る途中、檻に飼っているイグアナを見せられとてもゾッとしてしまった。その頃には雨も止んでいて、晴れ間もみえてきていた。



◆自然の中の植物園&海を見ながらのランチ

再びバスに乗り、今度は植物園へ。植物園といっても、自然の中に咲いている草木を見たりするもので、とても鮮やかできれいなものばかりだった。
雨上がりのせいか今までよりも蒸し暑く感じられ、一廻りして戻るころにはすっかり喉が渇いていた。そんな私たちを察してか、バスに乗りこむ前によく冷えたレモンティーが配られ、すごくおいしく感じられた。

次はやっとお昼ごはんだ。海の見えるレストランでのBBQ。ここでは、セルフサービスになっていて、ごはん、お肉(数種類)、サラダ、フルーツなど好きなものを自由にとった。
メニューはありきたりだけど、海を見ながら食べる昼食はサイコーにおいしかった。中でも最初に配られたパイナップルジュースは格別においしくかんじた。ごはんを見ながら隣に座っている年配のご夫婦とお話しをした。
ご夫婦は5泊6日で旅行に来ているらしくお金持ちな感じがした。だんなさんの方は、お仕事の関係でほとんど毎月のように海外に行っているらしい。とても品のある感じのいいご夫婦だった。
食べ終わってから、海まで散歩をする。ここは地図によるとイパン・ビーチのようだ。白砂の浜辺が広がっていてとても美しいビーチだった。何よりヒトが少なかったので、かなり居心地がいい。出発時間の13時半になったので、バスへと戻る。

◆横井ケイブ到着!

次はやっと、横井ケイブ見学である。
バスの中では台湾から来た家族ずれのお父さんに話しかけられ、お父さんは日本語、私は英語とちょっとワケが判らないかもしれないが、楽しく会話をしてみた。娘さんが2人とお母さん。他にも娘さんがいるが今はハワイに留学中だそうだ。家族でグァムに来られるくらいだから、相当お金持ちなのかな〜と思っていると、お父さんは台湾では一番有名な電話会社に勤めていると言っていた。日本のNTTみたいなものであろうか?
日本語も英語もとても上手で関心してしまった。そんなこんなで20分ほどのドライブで横井ケイブへ到着。到着といっても、さらにロープウェー、といってもスキー場の4人乗りのゴンドラみたいなのに乗って下のほうへ行く。タロフォフォ滝を見て、「GUAM HISTORY MUSEUM」という平屋の歴史博物館の中を見て廻る。

不勉強にもこの時初めて、グァムはアメリカに統治される前にはスペインの領であったということを知った。

意外と波瀾万丈なグアムの歴史
グアムに人が住み着いたのは紀元前2000年頃で、マレーシア、インドネシア、フィリッピンなどの東南アジアから海を渡ってきた人々が定住したと言われています。
1521年に世界一周航路を目指していたマゼランの発見により、その存在がヨーロッパ中に知られるようになりました。以後、グアムは1565年にスペイン領とされ、スペインによるグアム統治は333年間にわたり続きました。1898年の米西戦争の結果、スペインがアメリカに破れたためグアムは米国に譲渡、グアムは米国統治下になりました。しかし、1941年には太平洋戦争勃発とともに日本軍が侵攻し、米国統治から日本統治へと変り、グアムは大宮島と改名され大日本帝国の一部となりました。
第二次世界大戦終結後はグアムはアメリカの信託統治となり、1949年にグアムは自治権のあるアメリカ準州となり、再びグアムの名を取り戻し今日に至ります。 
グアム政府観光局のHPより


続いて、待ちかねていた横井さんの洞窟へ。ここまでもさらに歩いて10分かかる。こんなに奥深い場所にあるのだから、1973年に偶然に発見されるまで誰にも見つからなかったというのはうなずける気がする。横井さんの洞窟には誰でも入れることができるので、さっそく入ってみることに。通風孔から入って入口(右の画像は入り口)へと抜ける。
洞窟の中は立つどころか、四つん這いでなければいられず、とても真っ暗で怖かった。
出てきた時には変な煤みたいなのがついて洋服が汚れたが、入ってみるだけの価値はあった気がする。他のヒトたちは、汚れるのが嫌なのか、ほとんどのヒトが入っていなくてもったいない気がした。せっかくここまで来たのに!でも、台湾のお父さんは入っていた。さすが!!

15時前には出発して、バスの中では爆睡してしまう。1時間もしないで市内に戻ってきて、みんなを各ホテルまで送り届け、私たちもホテルへ到着した。タロフォフォ滝と横井ケイブの入場料だけでも30$なので、このオプショナルツアーは非常に満足度も高いし、いろいろな体験ができてとても楽しかった。

◆アウトレット&Kマート

部屋に戻ると、私たちはせっかく持ってきたおしゃれ着というかワンピースに着替え、ちょっとだけおめかしをした。別にどこかすごいおしゃれな場所へ行くわけでもないが、毎回ワンピースなどを持ってきても、着ないで旅行が終わってしまうことが多々あるからだ。
16時過ぎにはホテルを出発して、グァム・プレミアム・アウトレットへと行く。バスに乗り15分ほどで到着。ここは、ハワイのワイケレやNYのウッドベリー・コモンなどの姉妹店であり、レディスファッション、スポーツウェア、時計、サングラス、皮革製品・・・となんでも揃っている。ザーッと店内を見廻しながら、一番奥のフードコートでひとまず休憩する。
私たちはフードコート好きでもあって、食事はしないのに、端から端までどんな店があって、どんなメニューがあるかくまなく見て廻った。それだけでもすごい楽しい!
sbarro、TACO BELL、パンダEXPRESSなどなど。海外でしか見られないファーストフード店がたくさんあった。
結局私たちは、31(サーティワン)のアイスを食べながら、今まで海外で食べたファーストフードの話しをして時間が過ぎていった。休憩も充分したことだし、今度は本格的にお店を見て廻ることに。行きに目をつけておいた、何軒かの洋服やさんを見た。
BCBGでお互いに気に入ったものがあって、あれこれ悩んだが、最後には安いしかわいい!ということにいきついて買ってしまった。他にもいろいろお店を見ていたら18時をすでにまわっていて、次はバスでKマートへと向かった。

市内を巡回しているバスには、最初に現地ガイドさんからもらったパスを見せれば無料で乗せてもらえる。しかし、パスによって乗れないバスもあって、そんな時は2$を払えばどれにでも乗れるのだ。私たちの持っているパスは最強のパスではなかったが、次のバスを待っている時間があるのなら、2$支払ったほうがいいよねということで、けっこうお金を払って乗った機会が多かった。次のバスといっても、次に乗れるバスが来るかという保証は全くなく、何台も見送っているヒトたちを見て、2$くらいなんだから払って乗っちゃえばいいのに、と何度も思った。まぁ、それはそのヒトの価値観というかそういうものに起因するが、旅行中はお金よりも時間のほうが大切だと、私なんかは思ってしまうのだ。
そんなわけで、2$払ってバスに乗りKマートに到着して、ここではお菓子を買い、店内を隅々まで見て廻って楽しんだ。外に出ると一気に暗くなっていて、一端荷物を置きにホテルへと戻った。

◆かわいい夜遊び

ホテルに帰って荷物を置くと、タクシーでDFSへと向かう。夕飯を食べるために向かいにあるサムチョイに入ろうとするが、店の前に出ているメニューを見ると、どれも高いしそんなにお腹が空いているわけではないので、DFSの上にあるプラネット・ハリウッドに変更することに。19時半という時間だったので、多少待たされたがすぐに店内に案内された。

まず、映画の名前のついたカクテルを注文して、料理は北京ダッグピザとシュリンプステーキを頼んだ。北京ダッグピザはピザ生地の上に北京ダッグがのっていて、今まで食べたことのないタイプのピザでとてもおいしく、シュリンプステーキもとてもおいしかった。プラネット・ハリウッドということだけあり、私たちは終始映画の話しで盛り上がった。お腹がいっぱいになったところで、お会計を済ませ、入口に展示してある衣装やポスターの前で写真を撮ったりしてお店を出た。(41.73$/2人)
次は、向かいにあるゲームワークスへ。ここはお台場にあるジオポリスみたいなところで、お金を払ってポイントをもらい、そのポイントがなくなるまで遊べるという仕組みだ。2人で20$を払い、115ポイントをもらう。最初にグルッと見渡してから、イスが上下動するゲームをしてみる。その後はダンレボやスキーやスノーボード、レーシングゲーム等、1人10$のわりにけっこう楽しめてよかった。22時過ぎには出て、隣にあるセブンイレブンで明日の朝食を買い、DFSからバスに乗ってホテルへ向かった。Kマートを経由するルートだったので、けっこう長い時間のドライブになってしまった。しかし、夜のドライブも夜風が気持ちよく快適だった。23時前にはホテルに着き、お風呂に入って、明日の予定を立てて00時過ぎには寝た。



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