上のムービーは初号機が中島飛行機小泉製作所で完成し、その進空式(船の進水式相当)が群馬県太田の飛行場(現在は富士重工の大泉工場となっている)で挙行され、その後初飛行が行われた。 その一連が16ミリムービーに納められ現存しており、富士重工の群馬製作所よりお借りした。 風雲急を告げる中でも、式は粛々と行われており、神主によるお払いや当時の中島飛行機幹部の榊の奉納など「連山」にかけた期待が伺える。
進空式で無事を祈る若い技師(とくに長く祈っている方)が松村健一技師である。 また式典の最後に挨拶をされているのが吉田孝雄・中島飛行機小泉製作所所長(後の2代目富士重工業社長)と思われる。 画面を良く見ていただきたいが、進空式での連山の隣には「深山」がカモフラージュをかけられて駐機している。 またエプロンには、よくみると背後に銀河や多くの零戦、そして一式陸攻らしき機体を見ることが出来る。 |