アスワンのファルーカ

アスワンダムと、アスワンハイダムができて、アスワンの街は、ダム湖をとなった、ナイル川を中心にリゾート地として、現在は栄えています。

ヨーロッパ方面から、観光にやってくる人が絶えないらしい。

ファルーカというのは、写真のような1本セイルの帆掛け舟のこと。

昔からこの手の舟がナイル川を行き来してたそうです。

現在は、動力併用で、観光客を乗せてナイルの川遊びというツアーが盛んです。

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フィラエ島のイシス神殿

アスワンダムができて、かつてフィラエ島にあったイシス神殿は、ダム湖に沈んでしまいました。

遺跡の保護のため、水没したこの神殿を、近くのアギルキア島に移築するという事業が、ユネスコを中心に行われたそうです。

現在は、アギルキア島の上に、写真のようにイシス神殿が建っています。

船で、のんびりと島に渡って観光します。

近くには、水没したフィラエ島の位置を示す鉄塔が、神殿の近くの水面から見えます。

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ハトホル神殿のハトホル列柱

イシス女神は、冥界の王オシリスの妻で、死者を守護するとされ、さかんに信仰されました。

フィラエ島のメインの神殿もイシス神に捧げられたものです。

イシス神殿の横に写真のハトホル女神に捧げられた神殿が建っています。

ハトホル女神は、愛の女神で、牛の角と耳をもつ女性の顔で現されます。

柱の上部に女神の顔をつけたハトホル柱をつけるのが、この神殿の特長とか。

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アスワンの石切り場

よくわからないかもしれませんが、これは、オベリスクです。

そう、パリやロンドンでも見ることの出来る、石の塔です。

それを、切り出していたのが、このあたり。

アスワンは、花崗岩の産地なんだそうです。

ピラミッドの中にあった、花崗岩の石棺もこの付近で切り出されて、船でナイルを下ったんだとか。

このオベリスクは、切り出している途中で、ひびが入ったため、途中で放棄されたらしいです。

これ、すんごくでかいんです。

写真じゃよくわかんないとは思いますが…。

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キッチナー島の植物園からナイル川と対岸を望む

キッチナー島という、アスワンダムの川下にある島には、熱帯植物園が島全体に広がっています。

イギリス統治時代に、キッチナー将軍って人が、住んでいた島で、趣味で集めた熱帯の植物が、元になってます。

ブーゲンビリアやハイビスカスなんかが咲き乱れています。

対岸は、砂漠。

このコントラストも、ここならではかもしれません。

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アブシン・ベル大神殿

アスワンから飛行機で約一時間。

アスワンハイダムによって出来たダム湖ナセル湖の南端にある神殿。(ナセル湖って、端から端まで飛行機で行くんですね)

作ったのは、たぶん、エジプト旅行をすると、一番名前が出てくる王、ラムセス2世です。

これは、大神殿の正面入り口。

そんなに大きく見えませんが、超でかいです。

まぁ、ピラミッドほどではありませんが…。

4体の像はラムセス2世の像です。微妙に違うのは、モデルにしている年齢が違うんだとか…。

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アブシン・ベル大神殿入り口のあおり(笑)

ちょっと、像の大きさを感じていただけるかなと…。

普通に立って撮影してるんですよ。

足元に立っているのは、ラムセス2世のお気に入りのお后さまのネフェルタリだそうです。

ネフェルトで美しい人というような意味なんだそうで、きっとおきれいだったんでしょう。

たいそうお気に入りだったようで、このお后さんのために、横にもう一つ神殿を建てちゃったんですよね。(小神殿)

王様って…。

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大神殿の大列柱室のオシリス列柱

大神殿に入ると、まず目に入る、広い部屋。

冥界の王様オシリス神の格好をした、自己顕示欲エジプトNO1(笑)のラムセス2世です。

これが、柱になっているという、なんだか、あんまり見たくない、自画自賛のお部屋(笑)

ここまで、自分を誇示する気持ちって、庶民にゃわかりません。

まぁ、オシリス神の格好してるんで、普段とは、ちょっと違うラムセス様です。

神様のコスプレしてるんだよね、考えたら…。

罰当たりじゃないんだ…。

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大神殿至聖所

至聖所というのは、神殿の中でもっとも神聖な場所。

神様を祭ってる場所です。

右から、ラー・ハクティ神、ラムセス2世、アメン・ラー神、プタハ神だそうで。

神様の中にとうとう自分も入れちゃったわけで…。

さすが、ファラオは神の化身だけありますね。

ここには、春分と秋分の日にだけ、太陽の光が差し込むようになってるそうです。ただし、プタハ神は太陽の光を嫌うらしくて、日が入らないように設計されてるそうです。

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アブシンベル遺跡全景

左が大神殿、右が小神殿。

大きさ変わらないように見えますが、大神殿はかなり向こうにあるので、実際は、大神殿のほうがはるかに大きい建物です。

神殿の左手には、アスワンハイダムのダム湖である、ナセル湖が広がっています。

この神殿は、一つの大きな小山の湖がわに作られたものです。

ただし、実際にあった場所は、ダム湖の下に沈んでいます。

ここも、ユネスコが中心になって、移築された遺跡の一つ。

教科書なんかで習った方もいるのでは?

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アブシンベル遺跡ドーム内面

ユネスコによって移築された神殿は、コンクリートのドームに遺跡を組み込んで、上に土を載せたって感じのものです。

で、大神殿と小神殿の間に、このドームの裏に出る近道があって(入場ゲートが、神殿の背面にあるんです)、ドームの中を突っ切ることが出来るわけで、ここが、その張りぼてドームの内部です。

古代遺跡と、現代の建築技術の合体ですね。

こういう、裏まで見せてくれるのって、日本じゃないことだと思いますが、興味深いですね。

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