アルファ | 西の岬でコーヒー屋『カフェアルファ』を営んでいる。 実は「A7M2型機」のロボットであるがその行動は人間そのもので、彼女の周囲にいる人たちも彼女がロボットであることをあまり意識はしていないようだ。 アルファのオーナーは数年前から旅にでてしまっており、彼女はその帰りを待っている。 フルネームは「初瀬野アルファ」。アルファという名前は、最初の頃彼女のような「アルファ型」のロボットが珍しかったため周りの人から「アルファさん」と呼ばれ、そのまま名前になってしまったらしい。 趣味は魚のアクセサリーを作ることと月琴(中国の民俗楽器)を弾くこと。 普通の人間のように食べたり飲んだりできるが、動物性タンパク質は消化できず、体調が悪くなってしまう。後述のココネは大丈夫のようなので、これはアルファだけのクセらしい。 ちなみに「A7M2」は「A7」の量産試作機で、アルファの他に2体いる。 |
おじさん | 『カフェアルファ』の近所でガソリンスタンドを営んでいるおじさんで、知り合いになる前はアルファのファン(?)だった。 現在は家族同様の付き合いをしている。 本名は不明。 なかなかいい味を醸し出してるおやじである。 |
タカヒロ | 『カフェアルファ』の常連の男の子。 アルファは彼を弟のような存在だと感じている。 『おじさん』の孫らしいが定かではない。 |
ココネ | 女性型ロボットで『ムサシノ運送』に勤めている。 アルファにオーナーからの宅配便を届けに来て知り合いになった。 特に意識することもなしに自然に人間のように振舞うアルファを見て、『ロボットである自分』ということについていろいろと考えるようになった。 現在は『私達はいったいどれほどのものなんだろう』という興味を持ち、ロボットの開発史等をいろいろと調べているようである。 ロボットとしての型番は「A7M3」。普及型でアルファの後に作られた。 フルネームは鷹津ココネ |
先生 | 落雷を受けたアルファを治療してくれたお医者さん。 かつては「A7型」の開発にも携わっており、本来のスペックを越えて自分の道を歩いているアルファを暖かい目で見守っている 『おじさん』の学生時代の先輩で、バイク仲間だった。名字は子海石、名前は不明。 |
アヤセ | 旅をしている青年。けっこう若く見えるのだが年齢不詳。 アルファやタカヒロとは偶然知り合うが、アルファのオーナーとは以前からの知り合いのようだ。 『カマス』という名の、サングラスをかけた空飛ぶ魚を飼っている。 |
ミサゴ | 小網代の入り江で魚を捕って暮らしている、いつまでも歳をとらない不思議な女性。 気に入った子供の前にしか姿を現わさないらしい。 |
マッキ | タカヒロの幼馴染みの7〜8歳くらいの女の子。 タカヒロに好意を持っていて、タカヒロがアルファのところへ行ったりアルファの話をするのをおもしろく思っていなかった。 その後アルファとも知り合いになり、アルファを気に入ったようである。 |
オーナー | アルファのオーナーだが、いまだに一度も登場していない謎の人。 『初瀬野先生』と呼ばれているところをみると、どうやら知識人のようでもある。 |
アルファー 室長 |
地上に降りられなくなった巨大な飛行機『ターポン』にいる女性型ロボット。 おそらく「A7M1型機」でアルファやココネたちの姉にあたる。 余談だがターポンに乗っている掃除のおばさん(?)が「新茶があるんだけど…」と話しかけていることから、どうやらターポン内では自給自足ができるようである。 |