2007/7/28〜8/1日 寒立馬に会いに(その1)

今年の夏は忙しいぞ〜っ!。仕事に追われてなかなかまとまって休みが取れない状態が続き、走りたいのに走れない不満が溜まりに溜まっていた。休めたら走りに走りたい。なんとか北海道に行けないかと、仕事のやりくりをしたものの、結局ちょっと無理ということで、昨年行き損ねた下北半島尻屋崎を目指す事にした。
尻屋崎には 寒立馬がいて、吹雪ので立ち尽す気丈なイメージとは違って、この季節はとてもひょうきんに迎えてくれると、昨年大間で知り合ったZZR氏から情報を得て、動物好きの管理人としてはいても立ってもいられなくなったのだ。

7月28日


田子倉ダム

昨夜は、富山で昔懐かしいメンバーとの飲み会が催され、すこしフラフラするものの彼らの見送りを受けながら、8時30分頃宿を出る。
北陸道有磯海SAで、今回の相棒しょういちと合流し、上越ICからR253、R252を経て会津若松を目指す。 魚沼でラーメンを食べ、店を出たところで空模様が怪しくなってきたと思ったらすぐにかっぱを着るハメになり、いきなり雨中ツーリングになってしまった。
特にR252の 新潟福島県境は、道が細い上にぐねぐねと曲がりくねった難所だ。なんとか田子倉ダム湖畔のJPower展示館で一息入れる。
雨は少し小振りになり、このまま磐梯山あたりでキャンプしようと思っていたら、しょういちはどうやら新潟からフェリーに乗るつもりだったようで、まぁその方が楽かと北方まで足を伸ばし、またもやラーメンを食べた後49号線を新潟に向かう。
それにしても大変な遠回りだ。


新潟港のターミナルにて

新潟港へは20時過ぎに到着。フェリーの出発までにはまだだいぶ時間があるので、乗船の手続きを済ませた後、例によってターミナルのレストランで宴会に・・・。
ほろ酔い気分でバイクの乗船待ち駐車場へ戻ってみるとかなりの台数が集まっている。そして珍しい事にF650GSが4台も いるではないか!。
マイナー車種が偶然これだけいっぺんに集まる事は結構珍しいのではないか?
この季節バイク乗りは北海道を目指す習性があるので、ほぼ全台がロングツーリング装備である。やはりロングには650GSがいろんな意味で使いやすいので人気があるのだろう。
行き先ではほとんどが直接北海道を目指すようだ。23時30分発のこの船は、苫小牧東港に翌日17時過ぎの到着となるので、管理人は利用した事が無い。
なぜか船を降りるのは朝一番が好きなのである。

本日の走行距離517km

7月29日

公衆電話BOXが卵形
フェリーは予定通り5時30分に秋田港に到着。天候は曇り空でまずまず。
港付近のコンビニでパンとコーヒーで朝食を済ませ、R7を北上し途中でR285へと進み大館を目指す。途中地鶏で有名な比内町で、親子丼を食べようとするがまだ店が開いていなくて渋々引き上げる。ここでは公衆電話Boxが卵形なのにびっくり。

七段の滝
大館から、県道2号線で十和田湖へ。
しょういちはこの日十和田湖周辺を巡るという事で、七段の滝前で別れ小川原湖畔のキャンプ場で落ち合う事にして、あとは単独行動。
一路尻屋崎を目指す。

十和田湖畔にて
発荷峠を超えて十和田湖畔に到着した頃には、天候が怪しくなり奥入瀬渓流でついに雨が降り出した。
またしてもかっぱを着る羽目になったが、昨日会津から新潟に至るR49でトレーラーを追い抜いた直後に、リアバッグのレインカバーが外れて後輪に巻き込み再起不能(ようはただのボロキレに)になったので、激しい降りにならぬよう祈るばかり。
本来なら八甲田山を眺めて走りたかったが、平地に抜けた方が天候は良いだろうと、十和田市から三沢を経て太平洋側を北上する。

尻屋崎灯台

寒立馬のいる海岸

六ヶ所村に入る頃には雨も上がり、時々青空も見えるほど天候が回復してきた。
それにしても久しぶりに訪れた六ヶ所村の変わり様にはただただびっくり。再処理工場などの原子力関連施設だけでなく、風車が立ち並び石油備蓄基地までが設けられている。
以前は本当になにもないところだったのに、時間の流れを感じずにはいられない。
途中、R338沿いのレストラン「松葉」でいくら丼で昼食。美味しい!。

尻屋崎は、ただでさえ行きにくい下北半島のなかでも東端の岬であり、訪れる人は少ないだろうが、岬の景色の美しさと言う点では管理人の知る範囲では一番だと思う。
岬全体が放牧場になっているので、入口でゲートを自分で開けて(電動)入って行くと、寒立馬が迎えてくれるハズ・・だったのに、道路上に散らばったう○ちだけが出迎えてくれた。
とりあえず灯台まで行ってみるが、数匹がぽつぽつと草を食んでいるだけだ。ZZRさんが言っていたような、観光客と戯れている様子も無い。仕方なく灯台から少し進んだ海岸でようやく親子の寒立馬を発見。おそるおそる近づいてみると、これが結構大きくて逞しい。
サラブレッドのような繊細な感じではなく、力持ちに見える。雪原の冬を乗り越えるにはこれくらいの逞しさが必要なのだろう。
さらに進むと、出口ゲート付近の海岸に寒立馬が沢山集まっている。 この日は風が強く気温も低いので、みんなが集まっておしくらまんじゅうをしているように見えたのだが?


小川原湖ふれあい村

なんとか寒立馬に会えて、今回の度の目標は一応達成出来たと、一路南へ今度は下北半島を横断し、陸奥湾沿いを南下し小川原湖畔キャンプ場へ。
しょういちはまだ到着していないようだったが、今日はとにかく風が強く湖畔ではとてもテントが張れそうも無い。
もっと良いところは無いかとウロウロしていると、小川原湖ふれあい村というオートキャンプ場を発見。料金を聞いてみると1サイト1500円で、AC電源付き(我々にはメリットは無いけれど)だという。この料金オートキャンプ場としては破格の安さで、設備もなかなか整っている。
受付を済ませたところへしょういちから連絡があり、無事落ち合う事が出来た。
近くの町には天然温泉や、ショッピングセンターもありなかなか快適なキャンプ場だ。
ワンコもOKのようで、今度まるこも連れてきてやりたいな。

本日の走行距離463km

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